扉は目の前にあるのに...
どうすればいい...。
くそ...なんでこんな事に!
そういえば、今日の占いでは俺の牡牛座が最下位だったな...。
俺はこの部屋に入らざるを得なかったのだ。だから、入ったのだ。
だが、その部屋には誰も意図していない罠があったのだ。
その部屋は高さは2mほどで、幅と奥行きはそれほどない。目の前には俺が入ってきた扉がある。今は鍵がかかっている。壁の色は白色でこれといって目立った柄はない。その結果、若干の居心地の悪さは感じるが、信号待ち中のバス内の雰囲気が好きな俺にとってはどうって事はない。
問題はこの部屋から「出られない」という事だ。
幸いな事に、水は確保できる。これで7日は持つだろう...。
まぁ、7日もこの部屋に居てやるつもりはないが。
俺はこの部屋を出て、俺を閉じ込めた奴に文句を言ってやる。
ずっと座りっぱなしで、腰と尻が痛くなってきた。だが立つ事は許されない。誰が見ているわけではないが、俺の感情が、その行為は危険だと俺にブレーキをかける。
そろそろ尻が新たな裂け目を作り出そうかというそのときだった。扉の向こうから、玄関の開く音がした。
「〇〇いないの?」よく知っているその声は!母さんだ!やった!助かったぞ!
俺は全力で声を絞り出した。
「母さん!トイレットペーパー持ってきて!」
俺はこうして、なんとかトイレからの脱出に成功したのである。
そして今俺は、玄関で部活から帰る妹を待ち構えている。
今日の占いで妹の双子座は一位だったんだが
きっと昨日の運勢は『後の人のことも考えて行動しましょう』とかだったのだろう。
俺はゲンコツをした際に中指を骨折した。
本当についていない一日だった。
ここまで読んで頂き誠にありがとうございます。
二作目です。二作とも題名に『...』を付けていますね。
ところで、短編ものにあらすじをつけるのって、難しいですね。
どうでもいいことを書いてしまいました。
よろしければ、感想、レビューいただけたらと思います。
こんな拙い文章を読んでくださり本当にありがとうございました。




