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10月21日


 十月二十一日。

 今日のメアリーは、とても甘やかされている。


「あーん」

「あー……んっ!」


 餌付け、あーん、からのナデナデ。

 町田青年、夢見、そして常連客。

 コンボの如く展開される怒涛の甘やかしは留まる事を知らないが、それを甘受するメアリーもメアリーである。

 伊達に甘やかされている訳ではないと言わんばかりにその全てを捌ききり、自然体で媚び、甘え尽くしている。

 彼女こそ甘え上級生、否。甘えのプロであった。

 勿論この総評も六天縁によるもの。つまり甘やかしである。


「おいしー!」

「良かった」


 注射の補填としては過剰だが、あの診断はそれ程安心感を与えてくれたのだ。

 まだまだ足りぬとばかりに、思う存分甘やかしであった。

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