表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
262/326

9月19日


 九月十九日。

 今日のメアリーは、朝から興奮が醒めない様だ。


「それでねっ、それでねっ」

「はい」

「めーちゃんは、さんにんのさっかせんせと、セッションをしたのです!」

「それは凄い」

「でしょー!」


 メアリーの取り留めのない話に相槌を打ちながら、町田青年は仕事を続ける。

 昨日、メアリーは六天縁の家へ赴き、TRPGを遊んできたのだ。

 送り迎えは町田青年が行ったものの、昨日は疲れて寝てしまった為、何があったかは今日はじめて聞くことになる。


「めあちゃんと、たぬきさんと、きつねさんと、あとかめ!」

「亀」

「めあちゃんは、みんなとなかよくしてー……いっぱいおともだち、つくれたんだ!」

「良かったです」


 得意げに語る内容は嘘ではないだろう。

 このメアリーという少女は、そういったところで嘘はつかない。


「楽しかったですか」

「うんっ!!」


 そして、こういった感想も、だ。

 その大きな頷き一つで、特に何も問題はなかったと、町田青年は判断するのであった。


 ■メアリーの にっき■


 きのうは おねんね しちゃって にっき かきわすれちゃった!

 えっとね きょうは いっぱい おてつだいしたの!


 きのうはね おじーちゃんちで さっかせんせたちと セッションをしたよ!

 めーちゃん がんばりました! いっぱい ほめてもらえたよ!


 セッション すっごく たのしかった!

 つかれちゃうけど また やりたいな。


 あしたもいいこと ありますように!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ