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7月4日


 七月四日。

 クーラーは快適だが、身体を冷やしやすい。


「……へくちっ」

「おや」

「あら、寒かった?」


 身体の冷えに併せて、メアリーが可愛らしいくしゃみを鳴らす。

 彼女の小さな身体では、直に当たり続けるのは厳しいだろう。


「しゃぶいっ」

「あら」


 そんな彼女は、直ぐ様夢見へ体当たりをかます。

 冷えきった全身を擦りつけ、夢見で暖を取ろうとしていた。


「あったかー……」

「ふふ、つめたいわねー」

「ブランケット、持ってきます」


 そんな愛らしい光景に過度に見惚れず、町田青年はブランケットを取りに二階へ上がる。

 風邪を引いては元も子もない。

 メアリー達の健康が、何より大事な町田青年であった。


 ■メアリーの にっき■


 きょうも エアコンさん きもちいー!

 でもでも エアコンさん ひえひえすぎて さむくなっちゃう!

 だから エアコンさん つけてるときは おふとん ちゃんと かけとこーね!


 おみずも ちゃんと とっとけば あんしん!

 けんこーさんで ねごこち いーね!


 あしたもいいこと ありますように!


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