4月15日
四月十五日。
「……先輩?」
「申し訳ありませんでした……」
バレた。
何がと言えば、昨日の「ナイショ」が、である。
夢見に黙って飲んだレモンスカッシュの件が、メアリーの日記にしっかりと書いてあった様だ。
「言いましたよね? あんまり飲むと太るって」
「はい」
「メアリーちゃん、あんまり運動させてあげられないんですから」
「はい」
「気を遣ってあげたいって言ったのは誰でしたっけ?」
「自分です……」
しっかりじっくり詰られながら、町田青年は項垂れる。
今日はもう、メアリーは寝静まっている。
助けは期待できなかった。
「……ナイショにするくらいなら、言ってくれればいいのに」
「何か言いましたか」
「別に何も! 反省はしたんですか!?」
「申し訳ありませんでした……」
聞き逃してしまった言葉を、反芻することも出来ず。
町田青年は、ただただ謝るのであった。
■メアリーの にっき■
きょうは いーっぱい おてつだいして サイダーを のんだよ!
おしごと おわりの サイダーは おいしい!
でも せんせーが こわーいえがおで おじちゃんを じーっとしてたのは どーしてかな?
よくわかんない!
あしたもいいこと ありますように!




