特別級魔法とオウギュルストについて
少し補足説明です。変な部分もありますが多めに見てください
自分は馬鹿なことに国の設定とか全く考えていなかったのが過ちでした、マジすいませんorz
『オウギュルスト・レイジング』
炎属性の特別級魔法
使われている陣は八角形
刻まれているルーンは『圧縮』『整形』『複製』『円環』『集約』『超過』『高温』の七つ
炎属性最強の魔法であり、本来存在してはならない筈の特別級魔法の一つ。初登場した時に炎熱線として放射する『バースト』がメインのように思われるが、実際には派生技の一つに過ぎず、本来は魔力を高密度圧縮した円環を六つ作り出すだけの魔法。
これ単体のみでは攻撃にはならず様々な派生技が存在するが、これを編み出した張本人は『バースト』の発動と同時に息絶えてしまったので他の派生が今のところ存在しない。『バースト』は威力が高く、破壊力もあるがその分消費魔力が莫大且つ継続して消費されるため使用者は命の危険を感じる必要があるが、精神力が付けば連射することも可能。未完成で記録されているため魔力を消費するというより魔法が魔力を吸収しているという方が正しい
現在のところ派生技として『ブラスト』『バースト』『ブレイク』の三つが存在する。しかし、これはディスのイメージで作られるものなので態々別の魔法として創るというのではない
備考だがオウギュルストは未完成ゆえに魔力を吸収してしまう性質上、極稀に属性が変わる事もある
『オウギュルスト・レイジングブラスト』
オウギュルストの円環を制御し、宙に浮かせる。これを一個だけ使用し、小型の『バースト』を打ち出す。威力と消費魔力量を最低限に抑えながらも威力を半分程度までしか減らしていないのが特徴。バーストの威力と魔力剥離症の危険性を排除するためにディスが考案した使い方
単発での魔力量を挙げる事によって、威力を抑えすぎず剥離症の危険性が少ない。一度円環に魔力を注ぎ込む事で六つ合わせる集約の効果をなくしている。さらにバーストは一度発動後、しばらく連射できないがこちらは六連射可能である。
『ブラスト』の掛け声で発射される
『オウギュルスト・レイジングブレイク』
オウギュルスト・レイジングの円環のパワーを手に集約させ、高密度のエネルギーを敵に叩き込む超近接攻撃魔法。レイエルの教えを再現したディスのイメージと必殺技のイメージによって創造された。
放射するのではなく一点に集中させたそのパワーは計り知れなく強力で、相手の如何なる防御魔法・防御兵器を全て貫き、敵に致命的なダメージを与える事が可能。基本的には相手の胸を抉って心臓を握りつぶす攻撃だが、相手の体内でオウギュルストの全エネルギーを開放する事で相手の身体を一片も残さず消滅させる効果もある。
明らかに人間を殺すにはオーバーな力であり、創造したディス自身もレイエルの教えを受ける前には対魔族用の魔法として考案した物だった。現にディスの中の境界線を守護するイメージ上の魔獣を一瞬で消滅させている
また『ブレイク』は『ブラスト』の後継にあたるもので、本来は円環を1消費するだけで十分な威力を持つ。全部使ったほうが威力も高いが、わざわざ6ヒットさせなくても普通に死ぬので、よっぽど強力な魔法か巨大な敵を破る時以外は一個で十分
しかし強力すぎるこの魔法は心臓を潰す程度なら問題ないが、体内でエネルギーを開放すると自身の腕が消滅するデメリットが存在する。簡単に言うと『ブレイク』は相手の体内に手榴弾(爆弾)を突っ込んで爆発させるような物なので、当然腕が消滅するし、もし魔法防御がなければ自身の肉体にも損害が出るのだ。
それゆえにこの魔法は相手を確実に殺す必殺技であると同時に諸刃の剣であり、失敗作である(自信を傷つける魔法は未完成または失敗と見なされる)。全ての魔導書を管理するライブラからも失敗作と揶揄され、レイエルからも危険な魔法と呼ばれた
だがオウギュルストの派生技としては威力・効果共に十分な成果を発揮する物であるから、優秀ではある
『特別級魔法』
その名前のとおり、上級・中級・初級のどのクラスにも存在しない異端の魔法。
普通の魔法と大きく違う点は一つ、魔力制限が一切存在しないこと。通常では中級だろうと上級だろうと込められる魔力量には限界が存在し、それは魔法によって千差万別であるが特級魔法はそういった制限がなく、いわば無限の攻撃力を持つといえるほどの破壊力を持つ事が可能だ。その力はたった一人で敵軍を壊滅させた事も、大地を粉々にしたこともあるという
しかしあくまで使用者の魔力残量分での話。また中級魔法以上では魔力を溜める時間が必要なのに対し、こちらは原則必要としない。ただし一度使用すると内在する魔力全てを放出してしまうので使用後、すぐに魔法を発動できない
破壊力や戦力などを考慮しツェーリル、キュレス大陸を除く三つの大陸では合意の下で『特級魔法を所有する魔導書の契約は各大陸に一人』と法を設けている。三つの大陸では特級魔法は核よりも危険という意識があり、戦争において特級魔法は最後の切り札ともいえるほどの破壊力を持つ。
オウギュルスト以外には『古代』『海神』『鳥獣』の三つが存在し、古代をクラミュスが、海神をコカークが、鳥獣をケルスが、所有し、魔導書は大魔法図書館で厳重に保管されている。なおオウギュルストは『破壊』の称号を持つ。これは敵味方、さらに自分さえも破壊する魔法だからだ。なお特級魔法所持者は大陸を収めるそれぞれの国の監視下に置かれる