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平穏が欲しい近頃

……すいませんかなり短いです。そして今更ですがこの話矛盾が多すぎる!それで大きく改変しよう!……と思ったのですが時間がまったく無いので改変なんていうのは無理そうです。これからも矛盾が沢山あると思いますがどうかご容赦ください

side レイエル


ハレスは四つの大きなエリアに区分けされる国。それぞれ『都市学区』『商業区』『居住区』『軍事区』に分けられる。『商業区』は私達が先程までいた場所でその名のとおり商業が盛んな地区で国の南側に位置する。商業と一言で言っても色々なものがあり大抵の物はあの地区で全て揃うというほどの物資が集中している。東側には居住区がある。増えすぎた人口を管理するためにここに集めたらしいが実際にはどういった理由でこの地区を決めたのかはわからない。この地区には沢山の人間が住んでいる。北側には『軍事区』がある。ここは軍隊の大きな演習場や基地がある地区だ。軍とはいっても隣のコカーク大陸にあるような軍事兵器は少ないので、魔法を練習するために大きな練習場がある場所なので基地とは言いづらいかもしれない。西側には『都市学区』があり私達がいるのがここだ。ここはこの国の学校などの勉強施設が集中した場所で、他の施設も学業に関連する施設が多い。


「此処も久々に来たな…相変わらず学生が多い」


『都市学区』にある建物は学院とそれに関連する施設と多少の娯楽施設にしかなく、歩いている人も殆どが学生、または学校関連の人間だ


「俺は毎日此処に来るけどな~」


「お前はここで働いているからだろ!」


「痛いっ!一々殴るなっつーの!」


アホな発言をするライブラの頭をしばく。こいつは何時までたっても馬鹿さが治らん


「ったく、そんな乱暴だからいつまでたっても…」


「…何か言ったか?」


「い、いつまでもお美しいですね!アハハハ!そ、そんなことよりレイエルさん?」


「二回目だぞ、その言い方…で、なんだ?」


「背中の子背負ってやろうか?」


「大丈夫だ、そんなに重くないから」


「じゃなくて、荷物だよ。そんなにデカい鞄だし背負いづらいだろ?」


「それが無理なんだ。どうやってもはずせなくてな」


さっき取ろうとしたが何かで固定されているようで外そうにもはずせない


「はぁ?ちょっと引っ張るな」


ライブラは鞄を力一杯引っ張るが鞄はディスの背中から離れない


「ああ!?何でだ?なんか引っ掛かってんのか?」


「だから言ったろ。」


「いったいなにが入ってるんだ?」


「あ、おいお前!他人のカバンを漁るんじゃない!!」


「いいじゃん別に……え?」


「……?どうした?」


鞄の中に手を突っ込んだまま停止しているライブラ。どうやら鞄の中にはかなり驚くものがあるらしい……駄目だとは思うがちょっと気になる


「……はっ!」


停止していた意識が帰ってきたようだ


「あービックリした!こりゃ見ない方がよかったわ」


「なにが入ってるんだ?」


「……それは言えねぇ。この子にとって一番知られたくないことだろうからな」


「そういわれると余計に気になるんだが……あえて詮索はしない」


「そうしとけ。この子と今の関係を続けたいのならな」


「?どういう意味だ?」


「深く考えてやるな……それがこの子のためだ」


この会話の後から妙に重くるしい空気になり私達は無言で大魔法図書館に向かった
















side ディス


「……ぅ……ここは?」


身体にだるさを感じながら目が覚めた

周りを見渡してみると此処はどこかの書斎のようだ。仕事机に、対面している二つのソファーと本が沢山収納されている本棚だけある生活感の無い部屋。俺はソファーの上にクーと一緒に寝かされていて、仕事机には大量の書類が積まれており仕事が溜まっているのがわかる。どうやら此処の部屋の主は仕事にはだらしないようだ


(何でこんな場所にいるんだ?俺は魔法図書館に向かっていて……あっ!)


「……巻き込まれて気絶してたのか」


ポツリと俺の口から悔しさの混じった独り言が漏れた


「此処はどこだ?」


なぜここにいるかより、此処がどこなのかわからない事の方が気になる。幸いにして危なさは感じないが知らない部屋に連れ込まれるのはいい思い出がないので思わず警戒してしまう


「此処は魔法図書館の司書長室だぜ」


「っ!?誰だ!どこにいる!?」


どこからか男性の声が聞こえる。だが周りを見渡してみるがどこにも人影らしきものは見当たらない。しかし声が聞こえたということは近くにいるのだろう、いったいどこに?


「どこにいるか……それは誰にもわからn「遊ぶな!」あべしっ!」


「へ?」


またさっきの声が聞こえてきた時、入り口から突然入ってきたレイエルが天井に向かって何かを投げつけた。すると天井と同じ色の布を身にまとった変質者が墜ちてくる。この布で天井の色と同化して隠れていたのか?


(前世でみたパチモンの忍者みたいだ)


変質者は髪がオレンジ色で、良く言えばすらっとした体系、悪く言えば貧弱そうな体系をしている。顔だけを見ると頭がよさそうだが今の行動を見る限り性格は活発で軽い感じのようだ……悪い表現をすればチャライだ


「痛つつ〜、俺は今日だけで何回痛い目にあうんだ?」


変質者?は落ちた際に頭をぶつけたのか自分の頭を痛そうにさすっている。まぁ結構いい音していたので当然といえば当然だが……


「お前がふざけるからだ!!」


「ちょっとしたユーモアだろ!お前は頭が堅すぎるんだよ!!」


「真面目のどこが悪い!!」


「堅物過ぎなところが駄目なんだよ!もっと柔軟な思考をもちやがれ、この暴力女!!」


「なんだと!!」


口喧嘩を始める変質者とレイエル。ていうか変質者の名前はなんだろう、この調子だと二人は俺の声がとどか無そうなので聞くに聞けない


「…俺空気だな」


当然だが俺の呟きは二人に聞こえるわけもなく、しばらく言い争っていた。俺はというと自分の世界に浸りながら寝ているクーの頭を撫でて一時の安らぎを得ようとしていた







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