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とばっちりは嫌だ!

物語を上手く進むことが出来ない…。なんか細かいことに固執するんですよ。でもその割には重要なことをいくつか説明してなかったり、矛盾したりと…たまに最初っから書き直そうとしたりしちゃうんですよね


そして誰か上手く書ける方法を教えてください!(T人T)

side ディス


服がボロボロになったので俺は服屋で適当なシャツとジーンズ、新品のローブの会計をして店を出た。…払ってみた初めて知ったが服はそこそこ値の張るものだと認識した


「さて、買うものも買ったし向かうとするか」


「…さっきから気になっていたんだが、その箱は何だ?」


「これか?これはディスに渡そうと思ってたものだ」


そういって箱を手渡された。箱にはずっしりとした重みがある


「何が入ってるんだ?」


「私が小さい頃使ってた魔銃だ。結構古い型だし少し傷だらけだが、整備はちゃんとされている」


箱の中身にはリボルバー型の銃が一つ入っていた。銃の表面には傷を直した箇所が幾つもあり、使い込まれていた事を物語っている


「…いいのか?こういうのって大事なものだろ?」


「いいさ。確かに大事なものだが道具は使ってこそ、その価値が発揮される。ましてや使われず棚の上で埃を被っているよりはずっといい」


「…なら大事に使う」


「ああ、そうしてやってくれ」


箱の中から銃を取り出し持ってみるとずっしりとした重さがあった


「今度こそ、列車に乗るぞ。付いて来い」


「ああ」


銃をカバンのサイドポケットの中に入れ、駅の中へ入る

駅のエントランスはなかなか広く、沢山の人もいた


「迷いそうだな」


「最初だと迷うかもな。少し待ってろ、乗車券買ってくるから」


「わかった。金はこれくらいで足りるか?」


適当に銀貨一枚を出してレイエルに渡す


「少し多いかな。お釣りが少し出る」


「じゃあそれでいいや。あんまり細かいの持ってないし、出すの面倒だ」


「わかった」


レイエルは駅員らしき人達がいる場所へ行き、少し喋ってから戻ってきた


「これが乗車券だ。なくすなよ」


「わかってるよ」


渡された乗車券には『都市学区・大魔法図書館前』と書かれている


「じゃあホームに行こうか」


「ああ」


「乗車券を確認しますので提示をお願いします」


改札と思われる場所に行くと駅員に乗車券の提示を求められた

レイエルは先程の乗車券を見せ、俺も見せる


「確認しました。ではこれを…」


「これは?」


駅員から鎖のようなものを渡された。数はレイエルが二個、俺は三個


「これは魔力を封じる鎖、『マジックキャンセラー』だ。これを魔法媒体に巻きつけて魔力を遮断する。そうしないと武器を持った人間が列車に乗れないだろ?」


「なるほど」


俺はアイギスとレイエルに貰った銃と初心者用の杖にチェーンを巻きつける


「ディスの魔法媒体はその三つだけか?」


「ああ」


「ちゃんと確認しておけよ。そこのゲートを通った時にチェーンの巻いていない魔法媒体を付けていると治安部隊が来るぞ」


「それは面倒だ」


レイエルはゲートをくぐる。するとゲートの上に付いているランプが青色に点滅した


「青色に点滅したら問題は無い。ただ魔法媒体を持っていると赤く点滅するからな」


「大丈夫大丈夫。問題は「ビービー!」あれ?」


ゲートをくぐろうとした時異常を知らせる赤いランプが点滅した。周りの駅員らしき人達も身構えてる


「そこの子供!今すぐ武装を解除して投降しなさい!」


そして武装をした人、たぶん治安部隊が俺に投降勧告をしてくる


「…それって子供に言うセリフじゃないと思うんだが」


「ディス!お前まだ魔法媒体持ってたのか!?」


「いや、もうないはずだけど」


「なら他に強力な魔力を発するものは?」


「他に?…あ!」


「あるのか!?」


「さっき婆さんの家で貰ったこれ」


俺は腕に巻いてあるブレスレットとペンダントを見せる


「これが…?まぁ、あそこに置いてある骨董品はよくわからないものが多いからな」


「何をやっている!早く武装を解除しなさい!」


治安部隊から催促を受ける


「待ってくれ!チェーンをつけ忘れただけだ。この子に攻撃の意志は無い!」


「む、そうか…次からは気をつけるんだぞ!」


子供だからだろうか治安部隊はあっさりと引き下がってくれた


「ふぅ、助かった」


「まったくだ。もし解放されなかったら丸一日は牢屋行きなんだぞ。気をつけろ」


「…すまん」


「過ぎたことを悔やんでも仕方がない。それより早く行くぞ」


「ちょっと待ちたまえ」


レイエルと先に進もうとした時突然誰かに止められる。振り返るとそこには騎士甲冑を着た金髪の男がいた


「…なにか?」


何故か機嫌悪そうに答えるレイエル


「一応身分の確認をしておこうかと思いまして。この少女とは知り合いですか?」


「知り合いだが?」


そういうと金髪は一瞬だけ驚いた顔になったが、普通の顔にすぐ戻った


「そうですか。ではこの子の身分を証明するものは?」


「一応この国では私が保護者代理をしている」


「代理?この子は捨て子か何かですか?」


ずいぶん失礼なことを聞いてくる金髪。普通そこは聞いたらだめな事だろう


「おい、いい加減にしろ」


「な、何をする!?」


レイエルは金髪の胸ぐらを掴み、一気に威圧感を開放する


「お、おい、レイエル。それ以上やると面倒なことになるんじゃないのか?」


「別に構わん。だってこいつは…!」


「うぉ!ちょっ!」


レイエルはそいつの胸倉を掴んだまま一気に放り投げようとする。だがその射線上には…


「えっ?うわっ!!」


〔ギュ!!〕


俺とクーがいた。俺は投げられた金髪の男の下敷きになりクー共々気を失う。梟は当たる直前に俺の肩から飛び立っていった。流石危機と付くだけに危機察知能力はいいらしい




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