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良いとこ取りだ・・・!

え~と新キャラだします!

考えてくれたのは紅さんです。まぁ少しぐらい変えてますけど・・・・。


後、新能力出します!滅茶厨二なんすけどね・・・(^^;)

side ディス

俺は洞窟の中を猛スピードで進みながらさっきの事について考える


(・・・なぜあそこまで切れた?ドラゴンなんて俺には関係ない。ましてや人生を滅茶苦茶にしたのは俺なのに・・・わからないな。)


さっき切れる必要なんかなかった。現に俺は成体のドラゴンを殺し、うち一匹は母親。しかも母親が呼んだ仲間ならおそらく番のドラゴン。つまり俺は両親をこの手に掛けたわけだ。


(・・・まぁいい。今は騎士くずれのボスを殺るのが先だ。)


胸の中のモヤモヤした気持ちを振り切るように俺はスピードを上げた








「見つけた。」


「っ!?もう追いついたのか!?」


ボスは洞窟の奥で何かの準備をしていたようだ。


「諦めたらどうだ?」


「誰がっ!」


「・・・こんなもの。」


ボスは何かを投げてきて俺はそれを振り払う


「もう鬼ごっこは終わりだ・・・ぐっ!?」


周りに粉塵が舞っているのに気づいた瞬間、俺の身体を激しい痛みが駆け抜ける


(なんだ・・・これはっ!?)


「ははは!引っ掛かりやがったな!!」


「な・・・なにを・・したっ!?」


「そいつはマレシスから採取した麻痺袋を粉末状にした痺れ薬だ!!」


マレシスは草型の魔物で形は食虫植物のハエトリグサみたいな感じ。

根っこの様な足があり、地面を引きずって進む。口の中には相手の行動を完全に封じる程強力な麻痺効果のある毒が入った麻痺袋がついている。

この毒は普通は液体で口から吐き出され、地面につくと気体になりガスが発生する。毒本体とガスを吸ったり触れたりすると、身体を激痛が走り身体が動かなくなる効果がある。

余談だがマレシスの痺れ薬は割と簡単に手に入る


「ちっ!・・・厄介なものを!」


俺の身体は半分魔族の血が混じっていて病気には掛からず小さな怪我は一瞬で癒えるし、大怪我でも一分ぐらいで治る。だが毒は体に抗体またはワクチンのように予防してないと解毒に時間が掛かってしまう。


「はは!いくら魔法が複数使えてもその激痛なら集中できねぇだろ!」


(やばいな・・・。回復系の水魔法は使えない。かといってヒールじゃ役に立たないな・・・。)


「さて、まずはお前の顔を拝ませてもらうぜ!」


ボスは俺のフード部分を掴む


(やるしかないか・・・)


{ウインド「やらせるかよ!」っ!?」


俺は激痛を無視して魔法を発動させようとするが、杖を蹴られ発動に失敗した


「あぶねぇあぶねぇ、油断のならない奴だぜ!」


杖は飛ばされ魔法が使用できない


(絶体絶命か・・・だが切り札はある!)


俺の右目の周りに返り血のようい赤いタトゥが発生し、赤色の右目がさらに赤く怪しい色合いになる


「しn「ちょっとしつれ〜い!」っ!?」


「誰だてめぇは!!」


洞窟の入り口側から謎の少年が歩いてくる。少年の顔は暗くてよく見えないが、なかなかイケメンだと思う。髪の毛の色はわからないが、アニメの主人公のように若干後ろ向きにはねている


(・・・一般人ではないな。しばらく様子を見るか。)


俺は右目を普通の状態に戻す。


「名乗るきはさらさらないんだよ。それより二・三質問に答えてくれない?あっ言っとくけど強制的だからね。」


「っ!?」


謎の少年はいつの間にかボスの喉元に刃物を当てている


「じゃあまず質問一!ここら辺で暴れていたドラゴンを狩ったのはお前?」


「ち、違う!俺じゃねえ!!」


「ふ〜ん。よし次だ、質問二!ドラゴンが暴れていた原因に心当たりはある?」


「なんでそんなこといw「そんなことは聞きたくないんだよね。」ひっ!」


刃物はいつの間にか首に軽く刺さっている


「俺はイエスかノーか聞いてるんだよ。それ以外を喋るなら舌切り落とすよ?」


「わ、わかった!」


「よろしい・・・さてさっきの質問の答えは?」


「ノーだ!俺は一連のドラゴン騒ぎとは関係ない!!」


「・・・そっかならいっていいよ。」


「お、おう。」


ボスは刃物から解放され、入り口に向かって走っていく


(くっ!逃げられてたまるか!)


だが俺の身体はまだ動かない


「・・・な〜んてな。」


「へっ?ぎゃあああああああ!!」


少年はいきなりボスの両足に刃物を投擲し、動きを封じる。


「馬鹿だな〜お前のうそなんてバレバレに決まってるじゃん!」


「て、てめぇ!」


「恨み言なんか聞きたくねぇよ。」


「ガフッ!・・・。」


ボスの頭にナイフが投擲され深く刺さる


「さぁ〜て!次はそこのちっこいのだ!」


「誰が・・・ちっこいだ!」


まだ声帯が若干麻痺しているみたいだ


「なんだよ、喋れるじゃん。」


「それがどうし・・た。」


「喋れなかったらどうしようかと思ってたけど、喋れるなら質問に答えてもらうだけだよ。まっ嘘ついたらそこのゴミみたいになるけどね〜。」


少年は死体となったボスを指差し高らかに言う


「・・・・・・。」


「じゃあさっきと同じことを簡潔にまとめて聞くぞ。お前は最近暴れていたドラゴンに関わったか?」


「・・・暴れていた番のドラゴンは俺が殺した。」


この言葉で奴が持っているナイフがピクリと動いた


「なぜ殺した?」


少年は目を細め、さっきの軽い空気を消して殺気だっている


「それが依頼だったからだ。」


「依頼?・・・その年で冒険者気取りか?」


少年は嘲り笑うように語りかけてくる


「・・・何か問題があるのか?」


「別に、ただ命を大事にしない奴だなって思っただけさ。」


分からなくもない。冒険者は死ぬ確率が高いからな。


「・・・聞きたいことはそれだけか?」


「ああ。ゴミの仲間って訳でもないだろうしな。」


「なぜわかる?」


「お前が魔法使ってゴミ共を倒すとこから見てたし。」


「そうか・・・。」


「・・・ところで手を貸したほうがいいか?」


「必要ないが?」


「強がるなよ。お前麻痺毒食らって動けねぇだろ?」


「問題ない。・・・解毒は既に終わっている。」


俺はうずくまる形からしっかりと立ちあがる


「・・・マジかよ。」


「俺は外へ行く。お前は?」


「あ、ああ。俺も外へ行くよ。」


俺達は出口に向かってあるいていく



『魔法説明』

{ビリーバーインベイション}

光系統の中級魔法。

使われている陣は五角形

刻まれているルーンは『無効』『防御』『拡散』『分身』『操作』の五つ。限界数は六つ。

相手の攻撃を一度だけ確実に防ぐことができる光系統高ランク防御魔法の一つ。

自身が攻撃の対象となったとき目の前に自分の魔力でできた分身を作り出し、特殊効果を無効化し魔力を拡散させ威力を無くす。当たった魔法が上級だとしても威力は1/5程度までダウンする。



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