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なんの選択肢を間違えた・・・? オマケ2!

暇があったので書いてみました!

うけたらいいなぁ~!

side クイラ

今日私は不思議な子に出会いました。

名前はディスちゃん。なんで家名を言わないのか気になったけど気にしないことにした。

第一印象は怪しい人。でも話してみると怪しいから不思議になった。

だって女の子なのに男の子様な話し方するんだもん。一人称は俺だったし・・・

でも、名ばかりの人だったけどランクAのラムスさんをあっという間に倒すほど強かった。


そして私は今ディスちゃんと部屋で遊んでいる


「ねぇディスちゃん。」


「なんだ?」


私はずっと気になっていた事があったので聞いてみた


「なんでローブ着てるの?」


「・・・寒いからだ。」


「それはありえないよ。此処は年中暖かい土地なんだよ?」


此処、クラミュスは年中温帯気候の土地で基本的に快適なところ。


「・・・実は顔に大きな傷があって。」


私はしまったと思ってしまう。女の子にとって顔の傷は死活問題並みに重大なことだし・・・


「・・・ごめんね。嫌なこと言って。」


私が本気で落ち込んでいると頭に手のひらの感触がして、見上げてみるとディスちゃんが頭を撫でていた


「気にしてない。だから落ち込むな。」


頭を撫でられたのは小さい頃お母さんが死ぬまでだった。だから私はお母さんを思い出してしまい、気持ちよくて頬が紅潮してしまった


「う、うん//」


「?大丈夫か?顔が赤いぞ?」


「えっ!あ、えと、その、なんていうか人に頭撫でられたのが久しぶりで嬉しくて・・//」


(ど、どうしよ!?お母さんを思い出しちゃったなんていえないよ~!!//)


「なら今日は撫でといてやる。」


「・・・ありがとう!」


「気にするな。俺はクイラちゃんの友達だからな。」


「友達?・・・なってくれるの!?」


その言葉は私が小さい頃からあこがれていた言葉。欲しくてもできなかった・・・でもその言葉をディスちゃんは言ってくれた。友達になってくれる。


「ああ、クイラちゃんはいい子だしな。」


「・・・本当にありがとう。」


生まれて始めての友達・・・。この時私が少し泣いてしまったのは内緒だよ。






「ディスちゃん。」


「何だ?」


「やっぱりローブとって。友達なら隠し事は無しだよ!」


お母さんが生きてた頃の口癖は大事な人には「隠し事はしちゃ駄目」だ。だから私はディスちゃんのことが知りたい!


「断る。見せるものじゃないしな。」


(それほど大きな傷なのかな?)


「大丈夫。顔に傷なんて気にしないから。」


これは本当。顔に傷ならお父さんにもあるし、私は友達になった人を傷つける言動なんか言わないもん!!


「俺が気にするんだが・・・。なぜこっちに来る!?」


「実力行使!」


私はディスちゃんを押し倒してローブのフード部分を捲ろうとする


「な、なにをする!」


「だから実力行使だよ!」


「離せ!」


「嫌だよ!友達同士で隠し事なんて嫌だもん!!」


「クイラ、どいてくれ。」


ディスちゃんは優しく諭すように言ってくる


「素顔を見せてくれたらね。」


私だって曲げられないことがある。


「友達の嫌がることを無理強いするのは良くないと思うが?」


「うぅ!・・・でもやっぱり隠し事は嫌だよ!」


今の言葉は一瞬胸に刺さったけど私は怯まない!!


「そもそもなぜそんなに素顔にこだわる?」


「だって・・・」


「だって?」


「ディスちゃん可愛いと思うから!」


「・・・・は?」


ディスちゃんは少し停止したけど復活したみたい。


「・・・・・意味わからん。」


「いいから見せて!」


ばっ


「お、おい!それはっ!」


私はローブのフード部分を首元まで捲る。ディスちゃんの素顔が見れた。

淡い薄紫の綺麗で艶のある髪。人形のように儚く美しい芸術品を思わせる端正な顔。両目は色が違ってて、右目はルビーの様に綺麗な赤色。それと対になるように左目はサファイアの様な綺麗な青色だった。だがそんな綺麗な顔つきよりもビックリな物が頭の上についていた。


「えっ!」


(な、なんで狐みたいな耳がついてるの!?)


私は気になって無意識にその狐?耳みたいなのを両手で掴む


「っ!?」


「きゃっ!」


私は驚いたディスちゃんに突き飛ばされ悲鳴をあげてしまう


「い、いきなりなにを!?」


「ご、ごめん!本物か確かめたくて・・・・。」


「・・・・結果は?」


「え〜と、すごく触り心地が良かったです・・・・。」


本物そっくりな感触で、出来ればもう一回触りたい・・・


「いや、そうじゃなくて、・・・俺が怖くないのか?」


「?なんで?」


こんなに可愛い女の子のどこが怖いのか全くわからない


「・・・俺はハーフだぞ?」


(ハーフ?・・・ああ、そういうこと。)


「そんなの気にしないよ!外見で判断するなっていつもお父さんが言ってるし!!」


お父さんの口癖の一つだ。お父さんの顔は大きな傷があるし初対面の人は吃驚するしね。


「・・・変わってるな。」

「そんなことよりも重要なことがあるよ!!」


私はディスちゃんに詰め寄る


「・・・顔が近いぞ!」


「気にしない!もっと重要なことがあるの!」


「な、なんだ?」


「ディスちゃんが私の想像してたのより何倍も可愛い!!」


本当にそう思った。私は自意識過剰かもしれないけど、自分の顔に自信があった。

だけど今日ディスちゃんの顔を見て誰よりも可愛いって思えた。それくらい魅力的な顔をしていた、特徴的な狐?耳も人形のような顔に凄くマッチしている。


「意味わかんないし抱きつくんじゃない!!離せ!」


「やだ!」


「なぜ!?」


「可愛いから!」


気に入った人形を抱きしめるように私はディスちゃんをしばらく抱きしめていた。






「ディスちゃんの髪サラサラだね!」


(どんなケアしたらこうなるんだろ?)


「くすぐったいからあまり触らないでくれ。」


「耳もフワフワだし、可愛いよ〜!」


ディスちゃんの声を無視して耳をもう一回触っている


「・・・疲れた。」


「クイラ、風呂の時間だぞ〜!!」


お父さんがタイミング悪く部屋に入ってくる


「・・・これはタイミングが悪かったかな?」


(本当に最悪のタイミングだよ・・・お父さん。)


「はぁ・・・最悪のタイミングだ。」


初めてディスちゃんと意見が合いました


「そ、それじゃあ失礼するよ〜!ごゆっくり!」


お父さんは居心地悪くなったのか、そそくさと部屋を出て行く


「ディスちゃん。一緒にお風呂入らない?」


私は妙案を思いつき、ディスちゃんをお風呂に誘う


「・・・なぜだ?」


「友達だから!」


私はディスちゃんの手を引っ張って一階の大浴場に向かった


「早く行こう!」


「・・・またか。」


ディスちゃんが何か言ってるけど気にしない!!



『魔法説明』

{アームズブースター}

強化系統の魔法。

使われている陣は三角形

刻まれているルーンは『硬化』『強化』『再生』『鎮痛』の四つ。限界数は六つ

自身の腕を硬化し、強化させることで素手でも鉄製の手甲をつけたときと同じだけの効果が得られる。さらに殴ったさいにできた怪我や骨折も治す事ができる。鎮痛の効果もあるので使用者は後遺症や、痛みに気をとられることは無い。

強化魔法は使用者の魔力量に大きく関係していて、少ないものだと効果は上の記述ぐらいしか受けられないが、多いものだと一撃で大地を割ることができるといわれていて再生能力も飛躍的にあげることができる。


{レクイエム}

光系統の上級魔法

使われている陣は八角形

刻まれているルーンは『圧縮』『複製』『包囲』『集約』『消滅』『沈静』『鎮痛』『鎮魂』の八つ。限界数も八つ。

光系統の中級魔法、サウザンド・レイの発展版。

指定したエリア内に沈静・鎮痛効果のある安らぎの音を流し、動けなくなった相手を包囲する。さらにそのエリア内に圧縮された高密度のレーザを周囲から放つ、超局所的殲滅魔法。当たればどんな装備だろうと塵一つ残らず消滅し、その勢いで細胞の一つすら消し去る。

沈静・鎮痛効果のある安らぎの音のおかげで、相手は苦しみも痛みも無く逝けると言われている。

鎮魂の効果は闇系統の魔法、ネクロサーヴァントを発動させないための処置だ。光と闇の相性の悪さが見て取れる。

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