【漫才】超能力2
二人「はい、どうも~」
ツッコミ「映画や漫画なんかでよくあるけどさ、超能力ってあんじゃん」
ボケ「あるね」
ツッコミ「自分にもなんかそういう能力があればなって思うことない?」
ボケ「ん~、たとえば?」
ツッコミ「たとえば空飛ぶ能力とかさ。めっちゃ気持ちいいぜ~、空飛べたら」
ボケ「あ~、それはイイネ(両手で丸のジェスチャー)」
ツッコミ「いいでしょ? 通勤時間も短くなるし好きなとこ無料で行けるし最高じゃん」
ボケ「空飛ぶとなるとやっぱり太ったりしてたら飛べないから、みんな健康的な体になるからね」
ツッコミ「なんでみんな飛べる設定なんだよ。俺だけだぞ、空飛べるのは」
ボケ「君だけなわけないでしょ! 君が空飛べるってことはみんな空飛べるってことなんだよ! 欲しがりません、勝つまではの精神知らないの君は!」
ツッコミ「わけわかんねぇこと言うな!」
ボケ「それに空飛ぶと紫外線浴びて日焼けすることになるから、そうすると今度はみんなマッチョになっていきますから」
ツッコミ「なんで日焼けするとマッチョになるんだよ、おかしいだろ」
ボケ「それに体にピッタリ密着するタイツみたいなシャツとか赤いマントとかが……ぷふっ」
ツッコミ「なんだよ、何笑ってんの?」
ボケ「いや、あの……飛ぶように売れますから」
ツッコミ「くだらねぇことで笑ってんな。でなんでマントが売れるんだよ、スーパーマンじゃねぇか」
ボケ「経済も潤ってみんな健康的になって、いいことづくめだね」
ツッコミ「だから俺だけの場合を言ってんだって。なんでみんな空飛べる設定なんだよ。わかった、じゃあ予知能力とかは? 未来を予知できる能力」
ボケ「あ~、それもイイネ(両手で丸のジェスチャー)」
ツッコミ「さっきからなんだよその丸は」
ボケ「未来を予知するってどれくらい先まで予知できるの?」
ツッコミ「そうだな~、あんまり長かったり短くてもしょうがないから10分……いや、20分先の未来見えたらもう競馬でぼろ儲けよ」
ボケ「そんなうまくいくわけないでしょ」
ツッコミ「なんでだよ」
ボケ「みんな同じ馬券買うからオッズ1倍ですから」
ツッコミ「だからなんでみんな使える設定なんだよ! 俺だけの場合を言ってんだって!」
ボケ「買ったら買った分、同じ金額だけ戻ってきますから」
ツッコミ「意味ねぇじゃねぇか。お前さっきいいねって言ったろ、未来予知のどこがいいんだよじゃあ」
ボケ「未来が見えるってなるともっと先の未来も見てみたいって思うから、明日への活力になりますから。そうすると健康的な生活を送るようになって、体もどんどんマッチョになっていきますから」
ツッコミ「なんでさっきからマッチョにこだわってんの? お前。なんか理由もこじ付けっぽいし。じゃあ、あれ。テレキネシス。相手の思考を読み取る能力」
ボケ「それもイイネ(両手で丸のジェスチャー)」
ツッコミ「なにがいいんだよ。どういう意味でいいっつってんの?」
ボケ「みんなマッチョになっていきますから」
ツッコミ「なんでだよ! なんで相手の思考読み取ってマッチョになるんだよ! ストーリーを言え、ストーリーを! でなんでマッチョになるのがいいんだよ。ただのお前のへきじゃねぇか。わかった、じゃあ絶対にマッチョになれない能力!」
ボケ「あ~、それは……」
ツッコミ「うん」
ボケ「イイネ」
ツッコミ「よくねぇよ! マッチョになれないっつってんの! なにをもっていいねっつってんだよお前」
ボケ「マッチョになれないっていうことはマッチョを志してるってことだから、いつかはマッチョになれますから」
ツッコミ「なれねぇよ! 絶対にマッチョになれないっつってんじゃん」
ボケ「ちなみに僕にもあります」
ツッコミ「なにが?」
ボケ「欲しい超能力的なものが」
ツッコミ「的ってなんだよ。じゃあ言ってみ、お前の欲しい能力」
ボケ「腕が3本になる能力です」
ツッコミ「腕が3本になる能力!? お前数ある超能力の中でそれでいいわけ? なにが嬉しんだよ、腕が3本になったところで」
ボケ「靴紐結ぶときとかにすごい便利」
ツッコミ「靴紐? 普通に結べばいいじゃん」
ボケ「いやいや、1回結んでから蝶々結びするでしょ? その1回結んだときの結び目を人差し指で押さえながら蝶々結びできますから」
ツッコミ「……3本目の腕使って押さえるのか!? そんなもんのために能力欲しがんな!」
ボケ「だれもそんなこと言ってないでしょ! 3本目の腕使って押さえるなんて!」
ツッコミ「お前結び目押さえながら蝶々結びするとか言ったろうが! じゃあどういう意味で言ったんだよ!」
ボケ「右手で押さえるんだよ!」
ツッコミ「右手!? いやどの手で押さえるかはどうでもいいんだって! お前そんなもんのために能力欲しいのかっつってんの」
ボケ「だって3本目の腕なかったら蝶々結びするとき一瞬緩んじゃうじゃん」
ツッコミ「だからってそんなもんのために3本目の腕なんていらねぇよ。だいたいなんで3本なんだよ。4本にしろよ、バランス悪ぃだろ。どこに生えてんだよその3本目の腕は」
ボケ「だから右膝のあたりですかね」
ツッコミ「気持ち悪ぃな! なんでそんなとこに生えてんだよ、すげぇ邪魔だろ」
ボケ「ズボンは穿きにくくなっちゃうから、スカートみたいなの穿くけど笑わないでいてくれる?」
ツッコミ「お前そこまでして靴紐結ぶときのために3本目の腕欲しいわけ?」
ボケ「それだけじゃありませんよ。消しゴム落としたときにも3本目の腕で拾えたりしますから」
ツッコミ「いらね~。お前大人になって消しゴム落とすことあるか?」
ボケ「ほかにも小銭落としたときに屈まずに済むし」
ツッコミ「拾うばっか! お前ほんとにそんなしょうもない能力でいいの?」
ボケ「それに腕が3本もあるってことは筋トレが捗るってことだから、どんどん体がマッチョになりますから」
ツッコミ「だからマッチョはもういいっつの! いいかげんにしろ」
二人「どうも、ありがとうございました~」




