表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/9

親切の重さ

 厚木七沢森の祭りに出かける。

 ここには会場が二つある。

 両者はかなり離れている。

 そのため両者を繋ぐ無料のシャトルバスが運行している。


 もう少し早く出発すれば、シャトルバスを利用することはなかったのに……。



 主会場の「であいの広場」近くには駐車場が数箇所あるのだが、10時半の時点で、どこも満車だった。

 空きを待つことも選択肢としてはあるが、私は「森のアトリエ」会場に向かった。


 そこの駐車場には空きがいくつもあった。


 ここに留めた時点でシャトルバスを利用することに決めた。

 やはり、主会場には行きたい。



 シャトルバスは車椅子利用者には対応していない。

 このことが気を重くする。

「あなたが乗るとは思っていません」と言われているようなものだからだ。

 それに、利用すれば、必ず親切を受ける。

 また、他の利用者のことを考えたら、受けないわけにはいかない。のたのたしていたら、迷惑をかけることになる。


 バスへの乗降の際の補助。

 車椅子の上げ下ろしの補助。

 たくさんの方の支援を受けた。

 皆様からいただく、心からの支援だ。

 負担を感じつつも、有難く支援を受けた。


 親切を負担に感じたら、もう外には出られない。

 そう行動したら、それは助けを必要とする全ての人々に「家から出るな」と言っていることと同じだ。


 だから私は、外に出続ける。

 親切をありがたく受け入れる。


ブログ「Qちゃん 103歳 おでかけですよー」より 改稿



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 心温まりますね。 親切は人の好意でもありますからね。 短くも良いお話ですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ