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詩のようなものたち

同じ風景

作者: 暮 勇

 同じ風景を見続けた

 10年、いや15年

 均一な白い壁

 ベランダからの雑多な風景

 路地裏の年季の入った食堂

 電柱の落書き

 随分、見慣れたものだ


 それでも、飽きない

 表面が削れた壁

 挨拶をしない、新しい隣人

 小さな空き地に建った、小さな家

 年々大きくなる、通学路の子供達

 大通りに出れば、更に刺激的だ


 ここは下町

 小綺麗でもなければ

 汚れきってもいな

 金物を扱う工場の横に

 喫茶店が並ぶ町


 変わらぬ家々と、変わる店々

 僅かな様で、大きな変化が

 私を不思議と落ち着かせる

 自分の”田舎”というものは

 こういうことなのかと思わせる

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