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藍夜の詩

深海の雨

作者: 翠夢 隷璃

ぽつぽつ雨が降る


コンクリートが黒くなった


白い街灯が道を照らす


雨の粒が透明に


星が堕ちるように光って落ちていく


青の信号は眩しい程に濡れて


雨粒を一瞬だけ染めて揺らめいた


雨で濡れた椿が金色に香った


夜へ歩いていく薄紫の憂鬱の足


夜の雨へ続く道は街灯が照らす


すれ違って溶けた赤い傘


濡れたコンクリートは深海の黒


海底の白い砂がきらきら光った


雨は白い華へ変わった


夜へ泳いでいく紺碧の深海魚


深海の雨へ続く道には海月が揺れる





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