一滴
一滴の血が
一滴の涙が
一滴の汗が
流れない
流すべきものが
流れない
自分の半径2キロメートルに
不必要だったから
有ったとしても
不安定になるから
僕の世界は
君の世界とは違う
登場人物のニュアンスだけは
似てるけど
意味ありげな世界ニュース
意味不明な友のメール
馬鹿話と休日の約束
重要性から考えて
取り上げる方は決まってる
選択肢があるだけでも
良いじゃないか
僕は選択肢を探している
僕は現在進行形だ
けれど
勝手に
形容詞を付けられる
ハイこれって渡される
僕は僕が憎い
夢の中で生きてる
いや
夢の中みたいに生きてる
感覚が遠い
自分の事でもどっか他人事
他人の事もきちんと他人事
絵空事なら作れるけど
結局
自分の中の
絵本屋の本棚行き
そういう事
自分の存在を探してる
僕は自分の中で探してるんだ
けれど
勝手に
電気を消されるんだ
こうある人と決めつけられて
僕の僕は生きにくい
一滴の血が
一滴の涙が
一滴の汗が
流れる時
流すべきものが
流れる時
僕の世界は世界になる
不必要とか不安定とか
関係なく
君が居る事に
僕がある事に
これからの先がある事に
初めて感謝できる
いや
感謝とは違う
初めて認識できる