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排除と金貨とプロポーズ!?

「ハズノさん………でよろしいですか?」


「あぁ!?誰だ?」


俺は立ち止まって呼んだ人物を不機嫌な感じを丸出しにして振り向く。理由は簡単だ、あのサクラとか言う奴らを完全に見失ったからだ。だいたいどこの誰ともわからねぇ奴らに散々コケにされたとなりゃあ冒険者としてのプライドがゆるさねぇ。ぜってぇ見つけ出して殺してやる。女のほうは楽しんでから奴隷にでもすりゃいいだろう。


「ハズノ、レディにそう言う態度はご法度だよ。」


「ウルセェ!」


ラックがそういいながら話しかけてきた女の手を取ってナンパしたから強引に黙らせる。


「で、あんたが俺たちに何のようだ?」


「はい、実はあなた方に仕事を頼む為に声をかけさせていただきました。」


「その話本当か!?」


バルグが身を乗り出して女の肩を掴む。冒険者がこうやって直接依頼を受ける事は珍しいことじゃない。ただ、そういったのは大抵裏社会の人間絡みかよっぽどの極秘依頼だからかなり危険だ。その代わり報酬はバカみたいに高いし場合によっては偉いお方々とのパイプを作れる。そして何より個人に依頼がくるというのはそいつが一流の冒険者だっていう証明になる。


「それで?内容と報酬は?」


「まず報酬の件ですが、これでどうでしょうか?」


女が懐から袋を取り出して中を見せる。中には大量の金貨が入ってたから思わず「おぉ!」と声を上げる。


「それと、前金として金銭以外………。例えば私の体というのも依頼主からのご提案にありますがいかがでしょう?」


そう言うと女は胸元を大胆に開けて豊満な胸の谷間を見せつけ、俺たちはそこに釘付けになった。


ここで俺たちの考えは決まった。


「よし!その依頼を受けようじゃないか!!」


「ありがとうございます。それでは依頼主の元へと案内しますのでそこで依頼内容と前金についてご説明します。どうぞついてきてください。」


俺たちは女の後についていった。







が、俺たちはこの選択に一生後悔することになった。










「こちらに依頼主がいらっしゃいます。どうぞお入りください。」


俺たちは路地裏にある一軒の建物に入った。


そこまでは良かった。


俺たちが全員入るのを確認すると女は扉を閉めて閉じ込めやがった。


「なっ!?おいどういうことだ!?」


俺は扉を蹴破ろうとしたが何かで押し付けられてるのかビクともしない。


「遅かったじゃないか。」


背後から誰かの声が聞こえて俺たち振り向いた。そして、そこにいたのは仮面をつけた筋肉モリモリマッチョマンの全裸の男が腰を振りながら仁王立ちしていた。


「お、おいあんた………。」


「なるほど、いい尻だ。」


「「「「!!!!????」」」」


俺たちの背中に悪寒が走った。


が、もう手遅れだ。


「私の冒険者としてふさわしい尻か否か、じっくりハメさせてくれ。」


男はゆっくりと腰を振りながら近づいてくる。


「や、やめろ!!くるな!!くるなああぁあぁああああぁぁぁああああ!!!!!!!!!!」







その後、ヒルヒフ村の公衆浴場「きつねの目」の前で尻から血とナニかはわからない白濁液を流した4人の男が倒れているのが発見された。














「それで、これがギガント・マンティスの素材報酬だ。」


数日後、俺たちはケイさんから大きな袋一杯に入った金貨を受け取った。ずっしりと重く、山名の手を借りて床に置いた。


ちなみにあいつらへの作戦だか、まず山名が女装して奴らを誘い出す。この際に山名は能力を発動、神出鬼没の大泥棒3世の変装術を使って一番報酬が高かった俺の金を使った。

その間に芥川が浴場の看板の上に壁の絵を描いてただの建物と思わせる。店主であるジャックさん(仮名)にはリディアが事情を説明した。

そしてあいつらが中に入ると野口がゴリラの腕力で扉を抑えつける。

そうすれば後はジャックさんが勝手にナニカしてくれる。


肉体的には殺してはいないから全く問題はない。


精神的には殺したが、仕方ないね。うん、これは仕方ない。


そうして俺たちはもらった金貨をひとまず山名の能力で出した22世紀の青狸愛用のポケットにしまって一階のギルドで依頼を受ける為に依頼を見ていると


「あ!!」


「どうしたリディア?」


急にリディアが何かを思い出したかのように声を上げた。


「そういえば私、何か依頼を達成したら一度実家に戻るように言われてたのを今まですっかり忘れてた。」


なるほど、まあリディアの両親からしてみれば我が子が無事にやってるか心配だからな。俺たちの世界みたいに携帯電話があるわけないし。


「それでなんですが……………」


ふとリディアが俺を見る。


「なんだ?」


「マサヨシさんもついてきてもらってもいいですか?」


そう言った瞬間、俺たちは昭和のコントのようにズッコケた。


い、今なんて?女性が実家に帰るのに男を連れてくってあれじゃん。完璧にプロポーズやんけ。


「リディア、一つ聞きたいんだが俺たちの世か………じゃなくて故郷では女が男を実家に連れてくのは両親に''彼は将来結婚する予定の恋人です''ってアピールすることなんだが。」


芥川の質問にリディアは茹でたタコのように顔を真っ赤にして


「ち、違います!わたっ私はあの時の命の恩人として誘ったわけで決してそういうことじゃなく!!」


だ、だよねー、久しぶりにビビったぞ。


「まあそれはともかくなんで佐倉?それなら俺たち全員でもいいだろ?」


「それは止めを刺したのがマサヨシさんなので。」


「そういう事ね。ちなみに実家の場所は?」


リディアが掲示板にくっついていた一枚のDプラスの依頼書を取る。


内容は



ニイカ村への郵便配達


依頼主 ヒルヒフ村役場


報酬 銅貨5枚


備考 なるべく早めに


「つまり、このニイカ村ってところ?」


「はい、ここからだと馬で1日ちょっとです。」


「それじゃあさっさと行こうか。リディアの両親も待ってるだろうし。」


「それじゃあ俺たちは留守番だな。」


俺はその依頼書を受付に持って行って手続きをしてリディアと共に村役場へと向かった。


感想、批判よろしくです。

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