一度壊れた愛
岩永のマンション。
ベランダで、あきな、はるかと、三人で、食事をしてるが・・・
覇気がない・・・
もう、あれから、一週間が、過ぎた
とてつもなく、かおりと、ローラの、死は、でかい。
岩永の人生の中でも、一番悲しい・・・
本当に、かわいがった、二人・・・
銀座の女帝、あさみ、が、二人の遺体を、責任を持って引き取る
遺骨は、あさみの作った、墓に入れる。
あさみの、養女として。
何も、してなくても、急に涙が、こぼれてくる岩永
食事の途中でも、何度も、声を出して泣く。
「あの時・・・次の時代の事を、考えれば・・・
私が、死ねば、よかった・・・・」あきな
「・・違うよ。一番よかったと、思う・・・
だって、あきな、殺されたら・・
俺が、かおりと、ローラ・・・殺しちゃう・・・・」岩永
「私も・・いくら、かおりちゃんでも、あきなさん殺されたら・・」はるか
「それに、あの時、かおりと、ローラが、勝っても、俺の愛は薄くなるし
結局、いずれ、お互いまた、殺しあうだろうし
いずれ、はるかも、狙う。一度壊れた愛は・・・」岩永
「一度、壊れた愛か・・・あの、中野さんに、頼んだ時で、
もう、修復不可能だったんだ・・・」あきな
「そうだね・・表面だけ修復した、ダム・・・
いずれまた、ヒビから愛が漏れ出し、・・・崩壊」岩永
しばらく沈黙の三人
「私が、四天王なんて、呼ぶの、許したのも、行けなかった・・
まさしく、片平さんの忠告・・・
もう少しで、手が、届きそうな位置・・・」あきな
「・・・うん・・俺達が、もっと、突き抜ければよかった・・」岩永
「いつから、嫉妬深くなったの、かおりちゃん?
最初は、そんな感じじゃ・・」はるか
「結局、あきなの、すごさに。あきなに、負けてから・・
ローラも同じ気持ちだったと思うよ
絶対越えれないって、思ったとこからだね」岩永
「それが、もしかしたら、二人で組めば、越えれるかも・・・
そう思ったのが、始まりか・・」はるか
また沈黙の三人
「ごめんなさい・・・」あきな
「私も・・ごめんなさい」はるか
「いやっ・・俺が、悪い・・・」岩永
しばらく沈黙の三人
「・・ねえ・・・もう・・俺、素直に、生きるよ・・・
はるか・・・・・・悪いけど・・・」岩永
「・・はい・・・」はるか
嫌な気持ち・・・・恐い・・・
もしかして・・・
「・・あきなを、俺の女として、認めてくれない」はるか
「えっ・・・うっ・・うぐっ・・・っへへ・・
別れてって、言うのかと、思った・・うっ・・うぐっ
いいよ。私も、その方がいい。もう私だけじゃ、支えきれない・・
てか、いっつも、ごめんなさい、あきなさんとも、私・・」はるか
「うん。気にしないよ。これからも・・・
あきな・・・いい?都市伝説あるけど?」岩永
「うわぁぁぁぁん。いい。ずっと、一緒にいたいっ」あきな
「うん。はるかには、悪いから・・・」岩永
「悪いから何?・・何か、くれる?慶太さんっ」泣きながら笑顔のはるか
「うん。結婚しようよ。おかしな関係だけど」岩永
「ぶわぁぁぁぁぁぁっぁぁああん」はるか号泣
「うんっ。うんっ。
これで・・・もう・・忘れよう・・すべて・・」あきな
初めて、三人で、夜を、過ごす・・・
変な関係・・・すべて愛し合っている・・
「あっ・・もう・・俺にも、チューしてよ・・」岩永
「へへ~・・後で~」はるか
「んっ・・・んっ・・・あっ・・」あきな
もう、深夜・・何度も、何度も愛し合った
ベランダに立って夜景を眺める岩永
あきな、はるかも、やってくる
「でも、けーさん・・戸籍あるの?」あきな
「おっ!さすが、あきな」岩永
「あっ・・・そうだった。
でも、いいよ、書類なんて・・形だけでも。」はるか
「ううん。あるよ。」岩永
「やっぱり・・・最後の都市伝説か・・・・
けーさん、名前、岩永じゃ、ないでしょ?」あきな
「ふふ・・・・」岩永
「あきなさん、やめよっ。だって・・・絶望・・・
もう、嫌な事、聞きたくないよ・・・・」はるか
「ああ・・もう、いいよ・・今回以上の絶望も、もう、ないし・・」岩永
かおりと、ローラの死・・・・
「名前聞いたら、都市伝説わかる?」あきな
「あきななら、すぐ・・はるかも、もう、わかるか・・」岩永
緊張・・・静寂・・・ただ風の音・・・
「・・・聞くね・・・・けーさんの、苗字は?」あきな
ただ、ゆっくり、やさしく笑う岩永
この夜の風に、溶け込むかのように、やさしく・・・
あきなと、はるかにも、届いてくる
やさしい、風と、岩永の匂い
「佐藤」 岩永
「ぐがっ!・・・・・・」あきな
「もっ・・・もしかして・・・
・・・おねーちゃん・・・居る?」はるか、恐がりながら
「ふふ・・・居るじゃ、なくて、・・・居たね。」岩永
「うわあああああああああああああああ」あきな、はるか
「し・・信じられない・・・実の、おねーちゃんと・・
愛し合ってたの?」あきな
「知らなかったんだよ・・最初・・」岩永
「最初?じゃあ・・途中で、気づいたの?」はるか
「ほぼね。でも、確証は、なかった・・」岩永
「どこで、確証に、変わったの?」あきな
「あの、六戦の最後・・滝部さんと、城島さんが、
証明する書類や、写真を・・」岩永
「えっと・・・母親違い?」はるか
「だね。だから、あそこで、死んだの俺の、とーちゃん」岩永
「その事実を知って、自分で命を?
お父さんも、おねーちゃんも?」はるか
「だね。」岩永
「だっ・・・誰が、当時、知ってたの?」あきな
「田代おねーさん・・
だから、俺と、きょーちゃんを、別れさそうとしたの
あの手、この手で。それを知らなかった、きょーちゃんが、
変な風に、見だして・・まっ、でも、俺、その時、
田代おねーさん大好きだったし・・・結局、おかしくなるよね」岩永
「事実を、知って、・・・絶望?」はるか
「そうだね。本当に、俺、きょーちゃんを愛してたし・・」岩永
「正直に、聞いて言い?・・・・
おねーちゃんって、途中で、わかって・・・・・
それでも、エッチした?」あきな
「正直に言うね・・もう・・・
したよ。おねーちゃん愛してるよって、言いながら・・」岩永
「うわああああああ・・・・
完全にタブーだ・・・・・もう、墓の中まで、持ってくね」はるか
「だね・・・絶望・・・・とんでもない都市伝説だ・・」あきな
「あれっ?じゃあ、慶太さん、お母さんは?」はるか
「知らない。死んだから、俺佐藤なんじゃない?」岩永
「佐藤の籍・・・そう、いないんだ、お母さん多分
それで、父親の籍に・・・多分、けーさんが、中学校中退の頃かな
死んだから、未成年のけーさんを、佐藤のお父さんが・・
でも、けーさん、行方不明だし、
自分の名前が、変わったのも、気づく様な人じゃないし・・」あきな
「ちょっと、待って・・・写真って・・・
子供の頃、会った事あるの、おねーちゃんと?」はるか
「一度だけ・・・その時、初めてお父さんとも・・・」岩永
「もう、考えられない・・・・兄弟だったなんて・・・」はるか
「私の所と、逆か・・」あきな
「だね。」岩永
「何か、多いな、兄弟とか、双子とか・・」はるか
「もしかしたら、はるかと、俺が、また、兄弟かもよ・・」岩永
「うわああ・・やめてよ、もう・・」あきな
「あっ・・それでも、しちゃいそう・・エッチ・・・」はるか
「ほらっ・・」岩永
「ほら、じゃないっ!もう、絶対、言っちゃ駄目よ、けーさん!」あきな
「ん。」岩永
「適当な、返事するな~!!」あきな
「ははははは」はるか
第四部 裏都市伝説 絶望 完
本名、佐藤慶太 あの、六本木の女帝の弟。
禁断の愛。
枯れない、さぼてん。
生きるために、悲しみを、詰め込んだから・・・
たまに・・・・花が咲く。
もうじき満開の。




