歌舞伎町のピストル姫
撃たれた武藤、命に、別状は無し。
だが、撃たれた事実が大きい。
誰に?・・・・
岩永は出て行かない。これくらいで、出て行けば格が落ちる
山本も、気にかけない。あくまで本人の事。
武藤に付くは、涼太。
病院には、マッドの田方も
「あくまで、ガキの範囲で処理しろって事か・・」田方
「でしょうね。山本さんしかり、上下さんも、何も無し・・」涼太
「よかった~とっさに、ガードして~」武藤
野生の勘?運動神経?
喧嘩の強い奴の、とっさの判断は、すばらしい。
避けきれないと思えば、防御。
胸の前に出した、腕で、弾丸が止まる。
「んで、誰だ?撃ったの?」田方
「バンダナで覆面してたけど、多分あの眼は・・・ローラ。」武藤
「えっ!・・・ローラって、あの、新宿の?」田方
「そう、あのローラ。ただ、目が、にやっと、笑って。」武藤
「なっ?なんすか?ローラって?外人?女の子?」涼太
「ハーフの女の子。歳は、俺達より、上・・23歳かな今。」田方
「有名なんですか?俺、知らないんですけど・・」涼太
「有名だよ。涼太は年少が長かったし、デビューの時は
ちょうど、ローラ居なかった時だし・・・」田方
「だな。俺達世代、阿久津、六爆が、まだ、15~6の時、
新宿の頭だった・・・歌舞伎町の」武藤
「マジ?女で?」涼太
「ただ問題が、今あの、中野さんの店で、バイトしてんだよね確か」田方
「てか、日本の事よく判ってねーし。
生活も日本と、海外の行ったり来たりで。
中野さんの事も知らないはず。」武藤
「あれっ?・・・でも、まずくない?これ・・」涼太
「まずいね・・どういうつもりで・・・・」武藤
「う~ん・・・困った・・・上に話、通すべきか、さすがに・・」田方
「歌舞伎町のピストル姫か・・・」田方
「うおっ、なんかすげ~異名でた・・」涼太
「まじ、顔は完全に外人。でも日本語ペラペラ
喧嘩は、ぜんぜんだね。だから、撃つんだけど。」武藤
「うん。・・異名の通り・・・すぐ撃ちやがる。
山本さんのノリと、一緒。」田方
「ああ・・お義母さんか・・何回拳銃突きつけられたことか・・」涼太
「スパルタだな・・・」田方
「いいな~最近山本さんの、すごさよくわかって、逆に近づけねえし
最初よく俺、馴れ馴れしくしてたよ山本さんに・・・」武藤
「だな、知れば知るほど、岩永さんと、山本さんが、
遠い存在に、なって行くような・・・」田方
「あれっ?よく。考えたら、ローラって・・・
かおりねーさんと、仲、悪かったよね?」田方
「あっ!その絡みかな?俺撃たれたの?」武藤
「聞かせてください。ローラの話・・」涼太
「てか、なんか、似てる、かおりねーさんと」
「だな。すごい仕事できそうって、感じ」
「日本に帰ってきちゃ~悪さばっかりするんだよな」
「もしかしたら、日本は、拳銃発射OKの国と思ってるんじゃない?」
「新宿銀座戦争って、あったからな。かおりねーさんの圧勝だったけど」
「あれっ?その時参戦したのが、阿久津だ・・・銀座代表で・・」
「ん?ややこしいな・・岩永さんの前に、阿久津と、付き合ってたな」
「でもなんで俺、撃たれた?しかも、池袋・・」
「まあ、新宿と、池袋の差、わかってないし。」
「かおりねーさんに、相談しますか?」涼太
「だな。」武藤
「あれっ?・・電話・・山本さん!・・はいっ
はいっ・・えっ!すぐ行きます!」田方
「今、渋谷に兵隊連れて乗り込んで来てるらしいぞ!ローラ!」田方
「やられた!今渋谷は、対して兵隊いないぞ」涼太
「行くぞ!俺も行く」武藤
「おうっ」田方、涼太
渋谷
事務所の下で、乱闘が、行われている模様
「帰れねーじゃん・・俺」岩永
「ですね・・・まっ、もうすぐ、うちの3バカが、来るんで」あきな
ローラが、兵隊を連れて、渋谷マッドと、大乱闘
状況は、ローラの新宿組が、押してる状況
ローラーは、直接は参戦しない。弱いから。
神輿みたいなもん。
「ローラっ!!このやろー!!」武藤
3バカ到着。武藤、涼太、田方
(ローラっ?えっ?うわ~・・・マジ?あの子だ・・・
気づかなかった・・・)岩永
さすがの、3バカ、蹴散らす蹴散らす。
「ねえ、あの子有名なの?」岩永
「かおりのライバルだね。やんちゃだよ。顔に似合わず。
武藤撃ったのも、あの子。喧嘩弱いから、すぐ撃つの。
新宿のピストル姫。かっこいい異名でしょ。」あきな
「うん。」
(うわ~よかった~連絡先交換しないで・・・てか、俺の事・・
中野さんの事も知らなかったな・・どして?」岩永
「あきなあの子って・・」岩永
「あの子、日本と海外行ったり来たりで、よく、内情知らないの
今も中野さんのお店で、バイトしてるんだけど、
中野さんに、確認したら、本当に、たまたまだって。
一応、謝るって・・」あきな
(すげー。あきなの情報網・・・飲みに行ったのバレてないかな)岩永
「あっ!掛って来た、中野さん・・・はいっもしもし
はい・・ええ・・ありゃ・・はい・・いえいえ・・はい」岩永
「なんだって?」あきな
「ガチで、関係ないって、お店もクビにしたって。あれだったら、殺そうかって
それは、断ったけど・・」岩永
「通報しますか?どうせ、チャカ持ってますよ」あきな
「う~ん・・あの子もうすぐ、拳銃出して撃つか?」岩永
「もうすぐ・・3バカが、突破するんで・・あっ!やばい・・
かおり・・・多分、武藤が連絡したな・・わちゃ~
すぐ行きます。かおりが、危ない。」あきな
「待て、様子を・・」岩永
「パン!」
「いきなり撃った~」あきな 岩永
だが、すぐ、3バカに取り押さえられる。ローラ。
新宿は、逃げ帰る、もう、ローラ救出どころじゃない
3バカの強さ・・・
かおりは、かすり傷
だが、岩永は、あのかおりに傷が付いて、血が出てるのを見て、
もう、許せない。直接向かう。あきなは、警察に、根回し
警察とは、当然多すぎる程の癒着で、融通は利く。
「くっ・・・」ローラ
「おめえは、武藤撃ったのも、私への、抗争の準備か・・」かおり
「超、嫌いなんだよ!まずは、兵隊からって、思ったけど、失敗か・・・
新宿、銀座戦争の続きだよ。」ローラ
「・・・私の兵隊じゃないぞ・・・同じ系列に、居るだけ・・」かおり
「あれっ?かおりが、頭じゃねえの?」ローラ
詳しく説明を受けるローラ。東京のアウトローの仕組み・・
「あっ!お疲れさまです。」「お疲れです」「お疲れです」
(嘘っ?・・・あの人だ・・慶太さん・・・
あっ!・・岩永慶太か、・・・知ってる・・さすがに・・私でも・・
伝説のカリスマ・・・繋がった・・・)ローラ
「スチャ・・」
落ちていた、ローラの拳銃を拾う岩永
「・・・・・・」岩永
「えっ!・・マジ?・・・」ローラ
無言で、ローラに拳銃を向け
(うおっ!マジか?)びっくりする3バカ
(だな・・殺しといた方がいい・・)あきな
「パン!」
早い。躊躇も無し。
「・・・・・・・・」岩永
わずかに、かおりが、岩永の腕を逸らす。
顔に掠るローラ、血が流れてくる
「何やってんだ、お前等の仕事だろうが!慶太さんの手を
汚さすんじゃないっ!」かおり
「はっ、はいっ。俺が」武藤、岩永の手の拳銃を奪う
少し驚いただけで、表情は、もう、わずかに微笑むローラ
(ほうっ・・肝が座ってるな。俺本気で、殺そうとしたのに・・
持ってるな・・・かおりが、止めたのも、掠ったのも・・)岩永
「殺すな・・事務所に連れて来い・・」
そう言って事務所に引き返す岩永
ローラは縛られて、動けない。
3バカは、一気に、新宿を壊滅に向かう。
植え付ける。渋谷には、敵わないと・・・
あきな、かおり、ローラ、岩永が事務所の中。
「慶太さん、すいません。私の個人的な事が、原因です。」かおり
「ああ・・聞いた。」岩永
(マジ、むかつく・・こいつ、絶対、慶太さんの、女だ・・・)かおり
「自分の能力、低いと、いい男に付くしかねーか・・・
本当、昔からポンコツだな。」ローラ
「だあってろっ!」かおり
(こわっ・・・)岩永
(なるほど・・連れて来た意味が、分かった・・)
あきな、ローラを解放する
「あれっ・・・」ローラ
「別に、逃げないでしょ?」あきな
「お前に、池袋を、任せる。金も会社のを使えっ!」岩永
「なっ!慶太さん、意味が、わかりません!」かおり
「なはははははは・・・はいっ。よろしくお願いします慶太さん」ローラ
(どうして?・・・慶太さん・・・・)かおり
(よしっ!やった!これで、同じステージに立てた。
当然能力が、勝負。かおりを、まくれば、慶太さんも・・)ローラ
「かおりは、銀座を引き続き頼む。」岩永
「・・はいっ」かおり
「ローラには、そのまま、武藤と、涼太を付ける好きに使え」岩永
「はい♪」ローラー
(んぐっ!このやろ~!かわいこぶりやがって・・・
見え見えだよ、このやろー。)色々気づく、かおり
(恐い恐い・・・女の戦いって・・・)あきな、シカトしてる。
だが・・
「ゴトっ」拳銃をテーブルに置く、かおり
「・・・・・・・」岩永
「・・・・・・・」あきな
「かはっ」笑うローラ
「引けやっ。・・・」かおり




