少しだけの躊躇
少し落ち着いてきた、かおり
「強力ですね。おねーさん・・・」かおり
「うん。殺そうと思えば殺せてたの、わかる?」山本
「はいっ。いつでも、おねーさんが、思った時に。」やさしく笑うかおり
(ほうっ・・・)山本
「・・・かわいいね。女の子って、感じだね・・・」山本
「にひひっ。はいっ。」かおり
「・・でっ?・・・」山本
「はいっ。本題ですが、自分の得意分野で、おねーさんが、携わってない
水商売関係で、手広くやって行きたいのですが・・・
渋谷の方に出店しても・・・」かおり
「ふ~ん・・気を使ってか・・」山本
「いえっ、気と、言うか・・・おねーさんは、越えて行きたいですが
蹴落とそう、なんて、考えは、少しもありません
慶太さんが、愛してる方なんで。」かおり
(ぶち抜けてきやがるな・・・もし感じてても、口には、出せない・・)山本
「いいんじゃない。渋谷に新店舗。
理想は、JACK系の縄張りで出す店舗は、グループに入って欲しいけど・・
と、言うより、任せたいよ、今ある、けーさんの店舗も・・
どうしても、私が、苦手な分野だし・・
けーさん、やりっぱなしだし・・
お互い利点あるんじゃない?」山本
「はいっ。それが、一番理想ですが・・そうですね・・・。
それだけは、慶太さんと、よく相談して・・」かおり
「まっ、自分の管理のお店と、この会社経由の管理でさ・・
会社の飲食店責任者でいいし・・」山本
「はいっ。ありがとうございます。では、これは、駄目・・とか、
これに、注意っていうのを、お伺いしたくて・・」かおり
「それは、けーさんに直接聞けば?」かおり
「いえっ・・慶太さんは、お前のする事なら、すべて問題ないと・・・
大体な事は、理解していてるんですが・・
ようは、おねーさんの、気に入らない・・・事と、申しますか・・」かおり
「ああ・・気にしないよ。けーさんの女でしょ?
けーさんが、選んだくらいだから、よっぽどのって、わかるよ・・
あえて、言うなら、・・はるか・・・」山本
「ええ。彼女さん・・」かおり
「ここにも、来るし、私と仲いいから。あと・・・ちょっと嫉妬深い」山本
「はいっよく。頭に入れておきます」かおり
「最後に・・おねーさんが私に、何か言う事、聞く事があれば・・・」かおり
「ふふ・・・・私に足りない物って、何?」山本すこし笑う
(人を、見る目が、有るかの、お受験ですか?ふふ・・)かおり
「一つだけ・・・無理やりにでも、キスする勇気ですかね・・」かおり
「うんっ。まったくけーさんと、同じ答えが返ってきたよ。」山本笑う
(うん。けーさんが好きな能力・・人を見抜く力・・)山本
「ええ。薄々・・気づきます・・・おねーさんが、無理やりでも、
慶太さんに、抱かれたら・・・私も、はるかおねーさんも
おねーさんより、愛される自信がありません・・。」かおり
(あがってくるわ・・・こりゃ・・)山本
「ガチャ!」不意に開くドア
「いる~?あきなさん?」はるか
「おお!はるか、どうした~こんな時間に?」山本
(はるか!?彼女さん!・・・)かおり
「ううん。慶太さんに、これ、事務所のポストに入れといてって、
来たら、まだ電気付いてたから、いるのかなって、お仕事中でした?」
はるか、かおりを発見して
「初めまして。社長の、水商売関係の担当を、やらさせてもらってます
島田かおりと申します。」かおり
「ん?・・ああ!じゃあ、横浜のキャバクラとかも・・」はるか
「ええ。色々と。」かおり(横浜に、あるのか・・・)
(ほうっ・・・・)山本
「では、おねーさま、また明日にでも、社長と、お伺いしますので」かおり
(おねーさま・・たしかに、変な関係・・・慶太さんが、社長
このかおりちゃんって言うのが、店長?いやっ水商売関係の社長?
んで、あきなさんが、統括責任者・・・大社長?
じゃあ、慶太さん、やっぱ会長かな・・グループの・・
うんっ、おねーさまか、一番しっくりくるの・・・)はるか
「うん。そうだね。よくけーさんにも聞かないとね。
新しい出店計画は・・・またこの時間に」山本
「はいっ。では、はるか、おねーさん失礼します」かおり
「ええ。また。」はるか
(ほうっ・・何事も無くスルーするな・・)山本
「コーヒー飲む?はるか?」山本
「んん?お酒がいい~」はるか
「んっ?ちょっと、酔ってんじゃんはるか・・ビールでいい?」山本
「うん。隣行く~」はるか
ビールと、コーヒーで乾杯する二人
「どうしたの?はるか?」山本
「ううん・・明日から、ツアーで、二週間位、慶太さんと、あきなさんに
逢えないから、さみしくてさっ・・」ぐびぐび飲むはるか
「だいたい、今の子、・・水商売関係の統括?
絶対あれ、慶太さんのオンナだ・・・(ぐびっ)」はるか
「ふふ・・違うよっ。どうしたのよ?はるか?」山本(気づいたか・・・)
「ねーあきなさん、ちゅーしてぇ~」はるか
「だめっ!もう、しないって、言ったじゃんはるか」山本
「ケチだな~さみしいんだもんっ。チューぐらいいいじゃんよ~」はるか
「・・・ほんと・・もう・・・(チュっ)」軽くキスする山本
「へへへ~いいの?舌入れなくて?」はるか
「ん?なんで?いれないよ。」山本
「ほらっ・・」舌をだす、はるか
「何?舌だして?」山本
「・・・さっきまで・・いっぱい、慶太さんと、チューしてきたよ・・」はるか
(あっ・・・・・ほしぃ・・)山本少しとろけた顔で
いやらしく音を立て、糸を引く唇と唇
「んっ・・・ん・・あ・・」山本
「かわいぃ・・年下にイジメられて・・」はるか
「慶太さんの、事、好きなくせにっ・・」まだ舌を絡めるはるか
「んっ・・・・好きだよ・・んっ・・あっ・・・」山本ついつい本音が
「ああっ!あっ」大きく、足を開かされる山本
「恥かしい?・・・イキたい?」はるか
「・・・うんっ・・・あっ!」山本
また、落ちてゆく二人。
「どうしたの、ほんと、はるか?」山本
「んっ?・・酔ってるからかな・・・へへへ」はるか
酔っているのと、さみしさと、嫉妬から・・
きっと、あの女が、今一番愛されている・・・
少しの躊躇だけで、はるかを、受け入れた山本も、同じ思い。
あの女が今一番愛されている・・
華だけは・・・突き抜けている、かおり 山本も負けを認める所
(佐藤おねーさんタイプ・・・・
きっちりした、教育に裏づけ・・勘で動かないタイプ
多分、何もかも完璧なタイプ。すべてが。95点の女・・
銀座一の華か・・・言われるだけあるな・・
佐藤おねーさんより、すごいところは、嫉妬心が、無い所・・
悪い所は・・・・けーさんを操縦する器量が無いとこ・・
なるほど・・・けーさんが選んだ・・次の女帝か・・・)山本
「ねえ。さっきの子って、どんなタイプ?出来る子?」はるか
「えっ!?・・・うん・・中身・・能力は、佐藤おねーさんに似てる」山本
「中身?じゃあ、外見も誰かに似た人が居るの?」はるか
「・・・・・」山本
「・・ん?誰に似てる?」はるか
「・・・・言わない・・」山本
「・・・なんで?」はるか
「ううん・・・言っても、はるか、知らないし・・・」山本
「じゃあ、けーさんの元カノの誰かに似てるんだ?」はるか
「・・そうだね、なんとなく・・・」山本嘘をつく
(てか、本当に、顔で、選んだのかな?けーさん・・・
はるかは、気づいてないけど・・
そっくり・・生き写しだよ・・・
かおりちゃんは、知らないんだろうな・・・)山本
何かが、声を潜めて・・・
「・・・・・・・・」入り口の人影
なんと、入り口に、かおりが・・・
一部始終を、隙間から覗いていた模様
(ああ・・・どうしよっ・・・出だしのおねーさんのキスで、倒れて、
携帯落としてたの思い出して、取りに戻ったら・・・・
・・・・・・・
もうっ、行く!ここで、一気に!・・・・)かおり
「ガチャっ!」不意に開くドア
二人は、まだ、中途半端に着たままの服。開いた胸元。
(えっ!まずいっ!人!見られ・・あっ!さっきの、水商売の!)はるか
笑顔で、登場する かおり
「にひひっ、携帯忘れてました。わざとじゃ、ないですよ♪」かおり
(ほうっ、確かに私が、出だしで、先制パンチした時、放心状態だったな・・
うん・・携帯だけじゃ、ないよ・・・いっぱい忘れてるじゃん・・そこ・・
ふふ・・かわいいなこの子・・本当にウブなんだな・・
めいいっぱい、だったんだ・・)山本
本当は、もう、心臓破裂しそうな位、緊張しっぱなしだった、かおりで
ガチで、きょどって、色々な物忘れてる模様。鍵とか
ただ、この状況でも、肝が据わっている山本も、さすが
(どうしよ・・・なんてこと・・見られちゃった・・・)はるか
山本の方に歩いて行き、少し笑い
「んっ!!」山本
思いっきり、山本にキスして舌を入れる
少し糸を引く唇
「あっ・・・」少し感じる山本
(ああ・・・はずかしいよ・・おねーさん)かおり
(えっ!どういう・・わっ!こっちきた!・・んっ!!)はるか
はるかにも同じ様に、思いっきり舌を入れ絡める・・
「あっ・んっ・・」少し感じるはるか
(もうっ・・おねーさんたちが、悪いんですよ・・)かおり
一呼吸おいて、かおりが、
「にひひっ。おねーさま方これから、よろしくおねがいしますね♪」笑顔のかおり
「はぃ」「はぃ」山本とはるか、しょぼ~んと・・
携帯を拾って帰って行く、かおり
「鍵!鍵も忘れてるよ!かおりちゃん!」山本
「はっはぃ~」早く立ち去りたかったかおり、拾って、すっ飛んで帰る
(ふっ・・手、震えてるじゃん・・)山本
「・・・・すごいね・・あの子・・新しい彼女でしょ?慶太さんの・・」はるか
「うん。・・・もう、弱み握られたたね・・・」山本
「どうしよ・・・けーさんに言うかな?」はるか
「言うね・・・裏表なく、真っ直ぐだから・・」山本
「どうしよぅ~・・・・・」はるか
「・・・・・・・・・・大丈夫だよ・・」山本
「どうして?・・・」はるか
「んっ?だって、あの子も、チューしたじゃん。」山本
「ん??」はるか
「うん。罪を、分けると、言うか・・・」山本
「あっ・・みんな同罪?」はるか
「うん。良い子だね・・・」山本
「じゃあ・・助かった?」はるか
「いやっ、でも言うよ。あの子。ただ・・・
私も、はるかも、あの子の存在を、認めることになったって事・・」山本
「そっか・・・でも、私が悪いしな・・ごめんなさいあきなさん」はるか
「ううん。私は、別に、なんとも・・」山本 本当に、なんともなさそう
(あれっ?本当だ・・・もう、夜遊びの準備してるや・・)はるか
「気にしないで、ツアー行っておいで。適当で、いいからそこは」山本
「う・・うん」(いいのかな適当で?)はるか
帰りのタクシーの中のかおり
(・・・帰ってから、初めて、自分でしてみようかな・・・眠れないや・・
あんなの、見せつけられて・・・
本当、すごい勇気ふりしぼってチューしたよ・・
ほんっと・・大人って、エロいな・・・)かおり
実は、すごく、うぶな、かおり
丸く治まった?
おかしくなった?
岩永の反応次第・・・では・・・かおりが、突き抜ける。




