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さぼてん  作者: 火村虎太郎
第一部
32/68

テル。

料亭からバーにやって来た岩永と、かおり


「ありがと。あと、こっちでするから」かおり、バーテンダーに

「はいっ。では、ごゆっくり」バーテンダー


「慶太さん何作りましょうか?」かおり

「うん。なんか、スッキリしたの」岩永


氷や、ボトルの場所、用意だけしてもらい、バーテンダーも帰す。

岩永への配慮。


「はいっどーぞ」かおり

「うん。ありがと」岩永


ゆっくりと流れる時間。


ただ寄り添うだけでいい、かおり



「人って、そんなに、すぐ好きになる?」岩永

「ええ。慶太さんも・・たとえば、今の彼女さんや、元の彼女さんは?」かおり


「う~ん。・・あるな。彼女じゃ、ないけど、もう、一瞬で好きになったの」岩永

「それと、一緒です。」かおり


「じゃあ俺が、岩永じゃ、なかったら?」岩永

「じゃあ、その、好きになった人が、有名人じゃなくて、貧乏だったら?」かおり

「ふふ・・好きだね。」岩永

「ええっ。まったく一緒です。」かおり


「何が、好きでした?その一発で慶太さんが、撃ち抜かれた人」かおり

「う~ん・・・・・オーラ?自然に引き込まれたのかな?・・」岩永

「私もです。慶太さんに・・。」かおり


「その人とは、今も、仲いいんですか?」かおり

「ん?俺の腕の中で、血だらけで、死んで行った・・」岩永


「今も愛してます?」かおり

(ほうっ)岩永

「うん。愛してる。」岩永


「にひひっ・・・・」かおり微笑む

「ふふ・・俺に愛されたら、そうなるのが、うれしいと?・・」岩永

「ええ。慶太さんに、愛されたら本当幸せですね。死んでも。」かおり


「ふふ・・いい女だな・・まだ若いのに・・全部分かってるな俺の事」岩永

「いえっ。まだ、たかだか、銀座一の華で、ございますから・・・。」かおり

「ははは・・・自分で、言ったっ」岩永やさしく笑う


「んっ!」岩永 少しびっくりする

 と言うより、少し、ピクつく


「時には、ストレートも投げます・・・」とろける目で、岩永にキスするかおり

「うん・・・・・嫌いじゃないよ・・・」岩永


ただ時間が流れる。


「あと・・・少しだけ・・・」何となくもう、2時なのがわかる。かおり

「うん。・・・いいよ。」かおりを、さらに抱き寄せる岩永


「慶太さん・・携帯いいです?」かおり

「ん?ああ。はいっ」かおりに携帯を渡す。


「・・・・・登録しときましたので。」かおり

「うん。」岩永


「帰ろっか・・・」岩永 タクシーは、すでに待たせてある


「はいっ。楽しかったです。今日は、ありが・・んっ!」かおり


「・・・またな・・」かおりに、不意にキスする岩永

「・・・はぃ・・・」完全に、とろけた、かおり


気を使って別々に出て行く。


まだ、起き上がれない、かおり

口づけの感覚を、なぞる手

軽く噛む指

完全に、撃ち殺された、かおり


銀座の恋。

今、東京一の恋。



翌日銀座


「どうだった?かおり」ママ

「にひひっ・・・・・でも、微妙ですね」すこし思い出して、にやける、かおり

「そそうは、なかった?」オーナー

「はいっ。大丈夫です。」かおり


「うん。継続して、がんばりなよ」ママ

「はいっ。私が、めちゃくちゃ大好きなんでっ」かおり

「うん。うん。人を愛すことに関しては、東京一だからな、かおりは」オーナー


渋谷の事務所


電話に出る山本

「はいっ。・・ええ・・銀座の・・・・・名目は?

 ・・えっと・・・そうですね~・・・(パソコンで調べる山本。)

 ちょうど、来週が、五周年みたいなので

 ええ・・・はいっ。そういたします。はいっ。」秘書バージョンの山本


「復活してきたな、けーさん・・・(クイっ)」山本



一週間後の銀座


「(ピピピ)ん?オーナーから・・・

 もしもし~」かおり


「すぐ来い!もう、お客さんいっぱいだからっ!」


「りょっ、了解です」(どうしたんだろ?平日のまだ開店前なのに)かおり


「あっ!かおり、早くっ。お客さんいっぱいよ」女の子


(うわ~満席。早くしなきゃ・・)かおり


「かおり、見たか!?入り口の花?」オーナー

「えっ?まだ・・見てきます・・・・わぁ~・・」かおり


祝五周年 プレジェイ 岩永慶太


お店の中

「岩永さん来られたの本当?」

「ええ。昔のお仲間さんと・・」

「誰、気に入ってたの?」

「いえっ、全員が、接客しましたので、みんな気に入ってくれましたよ」

「すごいな~どこに座ったの?」

「こちらの・・」


「お客様、岩永様より、私は、なかなか、来れる時間がないので、

 皆様方にと、シャンパンを用意させてもらってます。

 ぜひ、皆様方で、当店の5周年をお祝いしてくださいとの事です。」オーナー


「おおお!」

「さすが大物」

「また、通っちゃうなここ、女の子の質も高いし」

「ああ。」

「良い店だな」


止まらない客足。あふれ出す銀座に。


「かおりっ、やったね。気に入ってくれたんだよきっと」女の子

「すごい事だよ。銀座に東京が、傾き出したよ」オーナー

「お花ひとつで、これだよ。さすが岩永さん。お礼しないとね」ママ

「うんっ。・・あっ!来たメール!しかも初っ!」かおり


「無粋なマネして、すいません。行きたいのですが、

 無理に、借り切っても、他のお客さんに、ご迷惑もかかるし

 通常時に行くこともできませんので、こういった形でお金を使わせてもらいます

 もし、よければ、かおりさえ、いればいいので

 営業時間が、終わってから寄らせてもらえませんか?  だって」かおり


「おおっ。さすがだね。うん。終わってから迎える準備を」オーナー

「はいっ。返信しときます。ぜひって」かおり


あわただしい営業が、終わり、店で待つかおり


「ガチャっ」


もう、笑顔が、とまらない、かおり


「いらっしゃいませ慶太さん」かおり

「うん・・すまんね。遅くに・・」岩永


「いらっしゃいませ。」オーナー

「いらっしゃいませ。」ママ


「うん。無理言って、すみません。」岩永


「いえっ、こちらこそ。ありがとうございましたこの度は」オーナー

「どうぞ、こちらに」ママ


「もうっ・・電話も、してくれないんだもん・・・慶太さん・・」かおり

「うん・・・今俺、時が、ゆっくり流れてるから。」岩永


「30分位飲んだら、帰るけど、かおり、空いてたら誘うけど?」岩永

「空いてないっ訳がっないっ!!。」なんか逆ギレっぽい、かおり


「ははは。恐っ・・」岩永

「こらっ、かおりっ」ママ

「だって、一週間、連絡も、なしですよ。あれ以来。

 こっちから、電話なんて、かけれないし・・

 本当に・・逢いたかった・・・」かおり


「うん・・良い教育してるね。ママかな?育てたの?」岩永試してた模様

「ええ・・銀座の女ですから、わきまえて・・・」ママ

「うん。秋高の教育の流れかな?」岩永

「あれっ、もしかして、気づいてました?」ママ

「うん。当時俺、結構好きだったもん。ママの事。おぼえてる?」岩永

「ええ。よく遊びに来られてましたね岩永さん・・」ママ

「あれっ?知り合いだったの?」かおり

「ふふ。学校でナンパしたけど、彼女に見つかって怒られた」岩永

「ええ。私も、冷や汗でした。憧れの人だったんで彼女さん」ママ

「へ~じゃあ、可能性あったんだ?」かおり

「いえいえ・・毎日違う女の子連れてましたので岩永さん」ママ

「ふふふ、懐かしいね。チューしようとしてたんだよね俺。」岩永

「ええ・・すごい、冷めた顔で、彼女さんに見られてて・・」ママ


懐かしい話で時間は過ぎる


「じゃあ、そろそろ」岩永

「はいっではこちらを」料金を出すオーナー(正規の料金 振舞ったシャンパン代も)

「うんっ。いいお店だね」岩永 

「よくして、いただいてますので、難しかったですが・・

 正規の料金が、一番かと・・」ママ


タダでも、まずいし、安すぎても失礼。逆に高いほうが、良いくらい。


「また、こういった、形で、よろしいので寄ってください」オーナー

「ええっ。そう言ってもらえると、助かります。」岩永

「うん。これが、一番いいよね。お客さんにも、慶太さんにも

 迷惑かからないで」かおり

「ええ。また、お電話いただければいつでも」ママ



「ママは、もう、降りたの?」岩永


(ん?)かおり

「ええ。もう、自分の器量が、分かりましたので

 これに時間を使えるように、他のお店ももう、次の世代達へ・・・」ママ


この店はオーナーと、ママの共同出資のクラブ

他にも、ママは、数店所持しているが、それも、若い子に任せてある

唯一このクラブには、出てくるママ


(ん?どゆこと?)かおり


「最後に、この一番の華・・かおりを・・・」ママやさしく微笑む

「・・・うんっ。」やさしく笑い、うなずく岩永


(ん?)かおり



「うんっ・・行こうか、かおり」岩永

「はいっ」笑顔のかおり


店を出て行く二人



自宅で、いつものスレ中毒のはるか


大乱戦時代すごいな。

今どう?やっぱ阿久津?(はるか)

だね。なんか、彼女と、別れたから、喧嘩くらいしかする事がないって

ああ。毎日喧嘩してるな。

三代目も、完全に無かったことにされたなww

もう、それタブーだね。永久に。てか、存在してなかった・・で。

まあ、でも、トップだな今の東京の。

なんか、また、やられたみたいね阿久津

マジ?誰?もしかして、また・・山本さん?(はるか)

いやっ、山本さんには、週3で、やられてるよww

まるで、ゴミの日だな・・月水金と

うん。山本さん。せめて阿久津くらいじゃないと、イジメがい、ないってww

阿久津玉砕したの。現役じゃない人。

うん。阿久津、バカだから知らずに喧嘩売ってね・・

ああ。やっぱ、ハンパねえな。

ああ。層の厚さが、違うな。

あの時代のすごさが、わかるよ。まったく歯が立たなかったよ阿久津

(うぬ?もしや・・)はるか

ナンバー6の人だろ?当時の

ああ。六本木の上下コンビの一人に

(でたっ・・・やっぱり・・)はるか

岩永君現れる前まで、この二人が、六本木で、1・2を争ってたからな

うん。プレジェイの名前に埋もれてるけど、相当だったよ。当時も。

華の49年組ね。

ああ。49年組でも、上位を争ってたんじゃないかと・・

そこまでの人か・・すげえなやっぱ、JACKは

てか、それをまた、粉砕する、イワナガくんww

最近池袋も、いいな。伸びてる。

ああ。まさか、復活するとは。

えっ?あったの?過去に?。

一瞬ね。すぐ、死んだから。だから、一応二代目って、名乗ってるぜ

えっ?何て言うの?(はるか)

二代目池袋爆撃

池爆

池袋爆撃~?(はるか)

初代は、あれだよ、元、黒爆のナンバー3

うん。通称イケイケ

あっ!池袋の池田!(はるか)

そうっ。八王子決闘で、岩永さんに潰された人

へーどうしてまた、池袋爆撃?(はるか)

なんか、阿久津が、山本さんにやられて、銀座パンダ爆撃になったのが・・

ああ。伝統の名前を汚しやがって、俺が、伝統を、守ってやるって・・

東京の名の付く、爆撃隊総長、就任まで、狙ってるって・・

本当は、うらやましかったらしいよ。声かけてもらって・・

まっ、爆撃名乗れば目立つし・・

しばらく出てないな東京爆撃隊・・・11代目以来か・・

狙ってるらしいぞ!全員ぶっ潰すって

ああ。根性は、あるな。池爆

誰を?ぶっ潰す?(はるか)

まず、六爆と、渋谷のマッド、んで、阿久津も

実質、今の四天王だな東京の、この池爆いれた四人が

ああ・・それと

ああ・・口に出すかね?普通?

何言ったの?(はるか)

東京爆撃隊継いで、山本さんを俺の女にしてやるって

うおっ!マジか?

おお!ヤダ格好いい(はるか)

それがな・・

ああ・・おもしろくなってきたな、大乱戦時代が

何?まだ、何か?(はるか)

阿久津も、山本さんが、好きなんだとww

うひゃぁぁぁぁ!!(はるか)

こじれてきたぞ。

ああ。うねりから、こじれに変わったな・・

てか、山本さん、もう、32くらいだろ?

でも、24~5に見える

わかる。かわいいもん(はるか)

てか、年上好きだなみんな・・・いくつ離れてるんだよ・・

年上って、言うか、やっぱ、憧れもあるし

ああ。全然いいよ。山本さんなら

あの人の男になれた時点で、もう、ほぼ、東京のトップだし。

女帝の男ってだけで、格が、上がるってもんだ

ああ。付き合えば、もうだれも、手~だせねえな。


(女帝・・・・そうか。あきなさんが、女帝なんだ今・・

 みんな憧れる。強さ、実績、金・・・いわゆるステータス?

 あの、山本と、付き合ってるって言う?

 てか、まだ、喧嘩するかな・・女帝が・・・

 ボンタン狩りじゃ~って、夜の街に消えてったの見たけど・・)はるか



渋谷の夜


「ボンタンよこさんっかぁ~い!あぁ~んっ!」山本

「俺のこれ、ボンタンじゃ、ないっすよ山本さんっ!」マッド総長 田方


B系だから、ダボっとしたパンツ履いてた、マッドストリートホープス総長

結局脱がされ、ヤキいれられた田方。結局なんでもいいみたい・・


「おいっ。また テル でたぜ!」

「ああ。 テルだ 城東のテル・・・」



最近 テルって、言われてる山本さん。


「城東はぁ~数が、多いだけのぉ~

 チンピラのぉ~集まりっだってぇ~ああぁ~ん!!」山本


「なっ・・なんすかそれっ!言ってないっすよ~自分っ」まだ殴られてる田方


大好きみたいですよビーバップハイスクールが・・・山本さん


「このっ、しゃば僧がぁ~、ああぁ~んっ!」まだ殴る山本


隠れて、メモしてますよ・・・貴方のファンが・・


(この・・しゃば僧が・・っと。よし、次、喧嘩で、使っちゃお・・)阿久津



ヤンキーブーム到来の予感の東京

一人、思いっきり感化されてる、女子いるけどね・・


まだスレを見ているはるか


「あぁ~ん?あの、しゃば僧(岩永)当時抱いた女の数、100は、越えてる~?

 帰ったら、ヤキかぁ~ああぁ~んっ」はるか 


完全に、中2だな・・・はるかさん

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