眠れねえ奴は・・・
「うおっ!来た!岩永さんだ」
「まっ・・マジだ・・岩永君!」
「うおおおお!岩永君!」
「岩永さん!うおおお」
「かっ・・カリスマ!」
あっという間に人だかり、もう、リムジンが見えない。
(ふ~困ったな・・・)山中
だが、あっと言う間に蹴散らす
「どけっ!コラ~!!ぶち殺すぞ!」山本だ・・
「うっ・・」
「おっ・・おい・・下がれ・・」
「山本さん・・キレてるぞ・・下がれ」
開く道。さすが。
「ふふ・・行こうか・・」岩永
「はいっ。」腕を絡ませたはるか
(すげえ・・・あれが・・・岩永さん・・・別格・・別次元だ・・)阿久津
だが、突如
「しっ!渋谷、マッドストリートホープス17代目やらさせて
もらってますっ!田方ですっ!」田方
(あっのやろ~抜け駆けしやがって)六爆総長
(うわ~・・すっぽ、すぽっす・・・)はるか せつない。てか、がんばれって思う。
「・・・・・・・菅原の魂は、まだ、そこに、根付いてるか?」岩永が、話かける
「はっ・はいっ!!」極度の緊張の田方
「菅原から、受継いだ~!豪腕は~!まだそこに在るか~!!」大声で岩永
「うっ・・ううっ・・・はい~!!!!!」すでに感動で号泣の田方
「その名に~!恥ぬ様に!気合と根性で、精進いたしますっ!!」田方
「・・ああ行け・・・新しい時代達よ・・」岩永
(完全に、恥の由来のチーム名だが・・・)はるか
「岩永!」「岩永~!!」呼び捨てにする者達
「・・おお・・・元気だったか?お前ら・・」岩永
なんと、噂を聞きつけ逢いに来た、元、六本木のメンバー
岩永に触れ
「いっ・・・岩永~ぁあ・・・」これまた、ただ号泣のメンバー達
(お前等・・・・生きてたか・・)山本
「はっ・・!八代目!六本木爆撃山下ですっ!」山下
(あっ・・山下まで・・くそっ・・もう、行けっ)阿久津
「かっ!勝手ながら~!・・三代目プレジェイを~名乗らせてもらってます
元銀座爆撃の阿久津ですっ!!」阿久津
「・・・・ああ・・見た事あるよ・・お前等二人・・」岩永
「私も」はるか
(うおおおおおお!岩永さんが!俺達をっ!)六爆山下と阿久津、超感動
(うおっ!やっぱり、見ててくれるんだな!)
(ああ・・有名になれば・・・)
(俺も、もっと・・・)
「お前はコラ!ガキがっ!認めてねーだろうが!俺等もよ~!」元メンバー
「ああ~?自信あんだよ!コノヤロ~。今、見せてやろうか?こら?」阿久津
「くっ・・・」元メンバー
(ほうっ・・あの、猛者だった、メンバーも、引くほどのか・・・)岩永
「おめーは、さっきも、やられたのに、わかんねーのか!こら~!」山本
「うっ・・いやっ・・」阿久津さすがにびびる。山本に二度フルボッコにされてる
(ふふ・・さっき言ってたな、ヤキ入れてやったって・・)岩永
「いっ・・岩永さん!俺が・・・俺が、突き抜けたら・・・
東京のトップになったら、正式に継いでも、よろしいですか!?」阿久津
「・・・それは、山本が、決めることだ。」岩永
(おお~さすが、信頼されてる山本さん・・)
(ああ・・側近中の側近だ・・)
「駄目っ!。お前明日から、パンダ爆撃ねっ。」山本
「ははは、かわいいな。決まり。お前明日から、銀座パンダ爆撃!」岩永
「そっ・・・そんなぁ~・・・」もう、死にたい阿久津
(うわぁ~阿久津かわいそう・・・もう、戻れねえ・・)六爆山下
(うわぁ~・・東京の今のトップが、パンダって・・・せつない・・)山中
(うわぁ~・・・マジ凹んでる・・・銀パンだ・・明日から・・)はるか
「おっ・・おい」
「ああ・・」
少し反対側から、人の道が開いてくる
「鳥谷君だ・・・」
「何しに来たんだ?爆撃の頭が・・・」
(ん?誰だ・・)まったく知らない岩永
「・・・始めまして・・・今の、爆撃系の派閥の頭、やらさせてもらってます。元東爆八代目、鳥谷です・・・・」鳥谷
「・・・ほう・・・お前みたいな、ガキが爆撃の頭かっ?
時代も、変わったもんだな・・・」岩永
(まっ・・・マジ恐ぇ~よ~・・だって、山本さんのさらに上だぞ・・)鳥谷
「中野さんの伝言を、承ってます・・」鳥谷気を取り直し
「何が中野だ~!ブチ殺すぞ!まだ、菅原、片岡、
しいては、ねーさん(岩永の元カノ)の仕返しは、すんじゃいねーぞ!」メンバー
「そうだ!コノヤロー。岩永君、出てきたんだ!やってやるよこらっ!」メンバー
「おおお!死んでやるよ!岩永の為!ねーさんの為!」メンバー
(まずいな・・・どうすれば・・)はるか
「静まれ!!!」大声で、岩永が
しばらく沈黙が続く
「もう、・・仕返しは、田代さん(東京の女帝)が、命を捨ててまで、してくれた。
滝部、城島、藤原・・・みんな殺して、死んで行ってくれた・・・
俺の為・・・あの、東京の女帝にまで、なった人がだ!・・
菅原も・・・片岡も・・・これでいいと・・・きっと・・・」岩永言葉が詰まる
(そうなんだ・・・ごめんなさい・・・慶太さん・・)はるか手紙の事思いだす
「・・岩永さん・・・藤原は・・・山本が・・・」山中
山本の方を見る岩永、山本は、うつむいたまま・・
「ポンっ」山本の頭をなでる岩永
(んっんん!?)ムっとする はるか
「・・そうか・・・あきなが・・・辛かったな・・・」岩永
「うっ・・うっ・・・う・・・」あの山本が、人前で泣く
「うっ・・・うっ・・・」他にも、つられて泣く事情を知る元メンバー
(どうゆう・・事?・・藤原?・・・帰ってネットで・・)はるか
「岩永っ!今までのプレジェイ系の売り上げ金が、貯まりに溜まってる!
7~8千万ある!どこに、持っていけばいい?」メンバー
「・・・・山本に任してある。山本だ。」岩永
「岩永っ・・・縄張りの問題も・・・」メンバー
「それも、・・山本だ」岩永
(・・・・私には、無い・・・信用、信頼・・・)はるか
「キリがない・・・俺は、居る。この東京にだ!それだけだ。
分からない事、相談したい事・・・ここにいる若手、元メンバー・・
これからは、すべて、山本に聞け!
山本の声は、俺の声と思え!」岩永
「はいっ!」「おおっ!」「わかりました!」
「JACKの今の派閥の頭は・・山本だ・・・
それでも、俺の指示、俺の声が欲しけりゃ、
俺の目に、耳に入るようぬに、突き抜けて来い・・・もっと・・今を。
・・・・・・帰るぞ・・」岩永
(ハンパ者じゃ、お目通りも、無理って事か・・そりゃそうだ。)阿久津
(・・・当たり前・・・カリスマだ。俺達みたいなカスは、
話かけてもらえただけでも、奇跡だ・・)六爆山下
「おいっお前等!」鳥谷が、兵隊に指示を出す
リムジンまで、真っ直ぐ並ぶ若手達
次々に頭を下げ、声を出す
「岩永さんお疲れさまでした~」「姐さんお疲れ様でした~」(はるかの事)
(うわぁ~・・・・気持ちいい・・・初めて・・こんなの。極妻だ・・)はるか
ぼそっと、並んでいる鳥谷が、
「中野さんは、不義理は、悪かった。もう水に流して飯でも行こうとの事です」
「・・許せる事と、許せない事がある・・・そう、伝えてくれ」岩永
「・・・はいっ。お気をつけて」鳥谷
はるかと、リムジンに乗り込む岩永
最後に乗り込む前・・
「・・眠れねえ奴は・・・山本のケツ、付いていけ・・」岩永
出て行くリムジン
まだ、だれも、動けない。声も出せない。
「ブルンっ!」単車のエンジンをかける山本
「ねっ・・姐さん・・いいですか?」マッド総長田方
「付いて来い・・」山本
「おっ!俺も。」六爆山下
「俺も行く。眠れねえ!このままじゃ」阿久津
「しゃー俺達も!」元メンバー
「行くぞ~!大連合、三代目、東京ミッドナイトサーカス蛇撃だぁ!!
今日は、遅くなったけど、慶太さんの出所祝いだ!走り続けるぞ!」山本
「うおおおおおおおおお!!」全員
リムジンの中で、寄り添うはるか。
少し、山本に嫉妬も、あるが、それ以上の岩永のすごさを、見せ付けられ
溶けている。岩永の熱さに・・
「てか慶太さん・・お出かけ用、かっこいい・・」岩永の胸に顔をうずめる
「んっ?まあ・・イメージって、言うか・・有名税?みんなに見られるとなると
ジャージなんかじゃ、外出れないよね・・・」スーツにハットの岩永
「・・ねえ・・最後の・・山本のケツついて行けっ。てのは?」はるか
「ん?・・うるさいじゃん。あんなに大勢俺の帰る方角に付いてこられたら
先にクギ刺しとかないと、ついてくるよ。」岩永
「なるほど・・・絶対、ついてきそう」はるか
「どうせ山本は昔から単車で自分の家の周りしか走らないから。
疲れたらすぐ帰りたいんだと・・だからいっつも、家の周りをグルグル・・
おもしろいだろ。わはは。」岩永
「・・・・山本さん・・住まい・・近くだよ・・慶太さんの・・」はるか
「えっ?・・嘘っ・・東京じゃないの?」岩永
「ウォン・・ウォン・・ウォン・・」後ろから、響いてくる。大爆音
「来たぁ~~~~~~!!!」後ろを振り向く二人
しばらく、慶太の住まいの周りを、周り続ける大集団
若い情熱は、しばらく鳴り止まない・・・
「寝れないよ・・・うるさくて・・」岩永
「うん・・・まだやってる・・・てか、増えてる・・数。」隣のはるか
「俺が悪いの?・・」岩永
「うん。・・完全に、みんな火が着いちゃってるから・・・」はるか
「やっぱ、出ちゃだめだね・・」岩永
「うん・・影響力ありすぎ・・」はるか
「たった、一日だよ・・・」岩永
「新しいカリスマを待つしかないね・・・」はるか
もぞもぞ・・・何か岩永が・・
「・・あっ、もしもし・・警察ですか?暴走族がうるさいんで、
はいっ・・・撃ち殺してくれませんか
ええ・・横浜の・・・はい・・」岩永
(うわぁ~・・・通報してる・・・自分が、火~着けたくせに・・)はるか
外から聞こえる大声
「ポリだ!~」
「ああっ!?止まんねぇぞ!ブチ殺せ~」(どうやら山本の声っぽい)
「うおおお!!」
「ドガーン!」何かが、大破する音
「岩永の名の下に~!」
「おおおお!」
「・・・・・・」岩永窓から下を見る。すごくせつなそうな顔で
「・・・・・・パトカー・・燃えてるよ・・・」窓から下を見るはるか
結局寝れない二人。鳴り止まない爆音
「明日何時起き?(ウォン・・ウォン)」岩永
「う~ん・・・(ウォン)昼に起きれば・・・(ウォン)」はるか
「エッチしていい?」岩永
「おいでっ♪」はるか
岩永出所の鐘が、東京から横浜に鳴り響く。
渦が渦を呼び、六本木から横浜まで、途切れる事なく。
四年越しの出所祝い。またこれも、伝説の・・・夜。
「・・あっ・・・っく!」はるか
イったな・・・・・




