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さぼてん  作者: 火村虎太郎
第一部
24/68

蛇撃と蛇撃と蛇撃

横浜のホテルに、迎いのリムジンが、やってくる。

とにかく、必要以上に・・・

あの、岩永が、久しぶりに表に出てくるのだ。

映画プロデューサーで、元二代目六本木爆撃総長 二代目蛇撃総長代理 山中。

最高のもてなしを用意する。


六本木


「おいっ。今日、ロアビル、貸切って、書いてあるぜ・・」

「うおっ。一店とかじゃ、なくて、ビルごとだぞ!」


すでに、ざわつきだす、六本木。それも、そのはず週末の一番客の入る時間に

ビルごと貸切


「こりゃ、とんでもねえ、VIPか?」

「ちょっと、見ておこうぜ!」


先に到着する。山中

「まだ来てないよね!?」少し焦り気味の山中

「はいっ。さきほど、横浜を出られたとの事です」入り口のセキュリティー


(ホっ・・・待たせたら、シャレんなんねーからな・・・)

寒い中、入り口の前で、岩永を待つ山中


「おいっ・・あれ・・・映画、プローデューサーの・・」

「ああ・・山中・・元、六爆二代目総長だ・・」


さすが、六本木の住民


(来たっ!うおっ・・・一回あったけど、マジ、まだ緊張するな・・)山中


六本木ロアビルの前に横付けする高級リムジン


「うおっ・・・すげえ、オーラ・・・マフィアか?」

「大物芸能人だろ。山中が、寒い中、外で待ってるくらいだ・・・」


スーツにハット。まるで、マフィアみたいな格好だが、上品でオシャレな岩永


「お越しいただき、ありがとうございます。どうぞっ」山中

「ふふ・・懐かしいな・・・」岩永


「全部借り切ってます。どこがいいですか?

 綺麗系のおねーちゃんにしますか?」山中

「ゆっくり、昔の話でも、聞きたいから、居なくていいよおねーちゃん」岩永


「はいっ。では、・・・」そういって、岩永をエスコートする山中


だが、すでに、ざわつきだす六本木。

もしかしたら、岩永だったんじゃ、ないのか?・・・


広いオシャレな店の真ん中にポツンと二人だけで、酌み交わす酒とツマミ

わずかに、心地よいくらいに、流れる音楽


「そうか・・田代さんが、滝部さんと、城島さんを・・・」岩永

「はいっ。きっちり。二丁拳銃ぶっ放しながら突入して・・・」山中


岩永が、入院中や、刑務所の中にいた時の話を聞く


「そのあと、新宿の中野さんと、直接揉めだして・・・」山中

「そうか・・・」岩永


「岩永さん、あんまり、聞いてないんですか?当時の事」山中

「誰も、知り合いが、もう、いねえしな・・・」岩永


「えっ!・・山本いますよ。最近また東京に帰ってきましたよ広島から」山中

「えっ!?広島にいたの?山本?」岩永


「ええ。てか、まだ現役ですよ。最近、ミッドナイトサーカス復活させましたし

 なんか、岩永さん帰ってくるまで、辞めれないって・・・

 逢ってないんですか?出所してから?」山中

「おお!あの、やろう・・・ほんっと・・・逢ってないよ。連絡先知らないから

 電話・・呼べないの?ここに。」岩永


「直接は、知らないですけど、たぶん、目立つから、情報網にすぐ引っかかりますよ

 ちょっと、待ってくださいね・・・」電話を掛けだす山中


「・・・おおっ。山中だけど・・お前最近、山本さん、見てねえか?

 うん・・・そう・・あの山本さん・・」山中


なぜか、銀座に居る、六爆の総長山下


「はいっ。見ましたよ・・てか、今いますよ・・」六爆


六本木

「おおっ!銀座で、なにしてんだ?・・・

(岩永の方を見て)居ました!

 おおっ・・おお・・えっ?・・わはは・・・」山中


銀座

「今、自分のツレが、思いっきりシバかれてます・・・そうです銀金です

 てか自分もヤキ入れられました・・(すでに、大青たんの山下)

 はいっ・・・はいっ・・・わかりました・・


 あっ・・あの・・・山本さんっ!」電話を山本に差し出す六爆


六本木


「・・ああ~なんだ?コラ~・・・」山中の電話から、漏れてくる大声


岩永、山中が、見合い、軽く笑う


「誰だおまえ~ブチ殺すぞ!」聞こえてくる大声


「ふふ・・・貸して」電話を取る岩永


「もしもし~・・・俺だ!慶太だ!ああ・・・ああ・・

 来いやっ。六本木のロアビルだ!ああ。気をつけてこいや・・」電話を切る岩永


「ありがと・・・来るってよ。」岩永

「おお!」山中


ロアビル前

すでに、人だかりが、出来つつある。


「マジで、岩永君なのか?」

「いやっ、確かじゃねえ・・・元六爆の山中は、間違いなく居た。」

「ロアビルごと、借り切るくらいだ・・・あるぞ。マジで」


「渋谷戦争最後の鼓動のプロデューサーか・・・」

「見た奴の話じゃ、たぶん岩永君ポかったって、リムジンで来たの・・」


「ウォン!・・」派手な単車の音が響く


ロアビル最上階の岩永達


「ふっ・・来たな・・」岩永

「ですね。迎えにいってきます」席を立つ山中


「誰だ・・?良い音してんな・・」

「ん?ロアビルの横、ドンづけしたな」


「おっ、おいっ!あれ、山本さんだよ!山本さん!」

「うおっ!マジか・・入って行く・・・」


「ちょっ・・ちょっと待てよ・・・今、山本さん・・・」

「ああ。三代目・・蛇撃・・・総長・・」


「山中が・・・二代目総長代理・・・」

「マジか・・・岩永君が、初代・・」


「歴代蛇撃が、揃ってるのか?今?」

「うそだろ・・だとしたら、歴史的会合だぞ」


山本出現で、確信に変わる

あっと言う間に怪情報。電話や、ネットで、大混乱


銀座

「おいっ・・・大丈夫か?阿久津・・・」六爆

「つつ・・・なんで、おばちゃんなのに、まだあんなに強いんだ・・・」阿久津


「なんか、山中さんの電話で、飛んで帰ったな・・」六爆

「ん?電話だ・・おお。俺だ。どした?・・はっ?まじか?」阿久津


「どうした?」六爆

「なんか、六本木に岩永君が、居るんじゃないかって、すごい人らしいぞ」阿久津

「・・・!!。もしかして、さっきの山中さんからの電話で、山本さんが!」六爆

「早く乗れ!」阿久津単車にすでにまたがる

「おお!」六爆


急いで、六本木へ


「おいっ・・あれだ!間違いねえ。山本さんの単車もある。目の前に」阿久津

「ああ・・・ロアビル・・プレジェイの・・遊び場だ・・・」六爆


二人も、見たい逢いたい岩永に。しばらく、人ごみの中で待機する。



「上?」山本

「ええ。最上階。でも、今日全部貸しきってますんで、ご自由に」山中


(あああ・・うれしい。うれしいっ。なんか、はるかと、付き合ってるの知って

 ちょっと、変な気になったけど・・けーさんっああ・・けーさんっ)山本


ドアを開き、岩永の下へ


「・・・うっ・・・ぐすっ・・・うわぁぁぁぁん」山本号泣で、岩永に飛びつく

「ばかっ・・本当・・・老けたな・・あきな(山本)」岩永

「ふふ・・・けーさんのが・・・ふふ・・」山本


(仲いいな)山中少し遠くで


三人で、思い出話が、弾む弾む。17年の空白を、一気に埋めようとするくらい

途中、はるかからの電話


「おお。今居るよ。おいで。山本も、居るぞ。・・・あれっ?

 知らないかな・・・二代目の・・・」岩永


少し岩永から離れる山本

(来るな・・・彼女・・・)山本


品川のスタジオ

「えっ・・・・やま・・もと・・・・・えっ多分

 あっ・・そう。わかった行く。」電話を切るはるか


(山本・・・遂に・・・プロデューサーが、呼んだか・・・

 クソっ、まだ、終わってないしな・・音取り・・・

 でも・・すぐ行きたい・・・)はるか


「あっ・・あの・・・」はるか

「ん?ああ。イイよ。今日、食事会だろ?映画の・・・

 もう、はるかの分終わったから、行っていいよ。それも、仕事だし」メンバー

「うん。ありがと。では、早速・・」急いで支度するはるか


ロアビル前


「すごい人になってきたな」

「もう、ネットとか、ツイッターで、すごいぜ」


「おいっ。東京ジェットコンクリートのはるかの、ツイッター!見てみろ」

「今から、六本木だ。?喧嘩になったら、やってやる。?」


「ガチでタイマン覚悟だ。?」

「ロアビル決戦だ。?」


「おっ!おいっ。来た。はるかだ!」

「うおっ・・・入っていった・・・」

「もう間違いネエ・・」

「ああ・・借り切ってるの・・


「岩永君だ~!!!!」大勢の人


「ガチで、やったらいっ!山本が、何ぼのもんじゃいっ!

 はる爆参上じゃいっ!」(はるか爆撃ね・・・派閥違いでは?・・・)

エレベーターの中で、意気込むはるか


なんか、アウトロースレ見すぎで、自分が強くなったような錯覚・・・

中学生が、ビーバップの映画見たあと、やさぐれるのと、一緒ですね・・

喧嘩、超~弱いけど・・・はるか

てか、確信なんだ・・・山本と、岩永が、ただならぬ関係になるって・・・

さすが・・・女の勘。

遂に激突。

はる爆 隊 イチゴパフェ愚連隊

どっちも、弱そう・・・


遂に・・・


「あれっ・・あきなさん!?こんばんわ」(なんでいるの?)はるか

「おお、はるか~」山本


「・・・・えっ?・・・知り合い?はるか、山本と?」岩永

「えっ!!・・・あきなさんが・・あの、山本さんなの?」はるか

「そうだよ~。私は、最近知ったよ。はるかが、けーさんと付き合ってるの」山本


(けーさん!?っ)ムスっとするはるか


「・・・どゆこと?」岩永


「いやね。私、東京ジェットコンクリートのファンで、ライブいったり、

 はるかのバイトするカフェにも、行ったりで、仲良くなっちゃったよ」山本

「えっ?はるかのバイト先、俺経営のカフェだよ!」岩永


「嘘っ!?知らなかった・・・そうなんだ・・けーさんの~」山本


(・・・白々しい・・・知ってたんでしょ・・絶対。

 私のファンだなんて。もう、嘘にしか聞こえない・・

 慶太さんに、会おうと思って、通ってたんでしょ?

 もしくは、付き合ってる私への、嫌がらせかしらね?」はるか


近すぎる位、岩永の側に座り、岩永の手に軽くふれるはるか


(こっのっ・・・ふふ・・わかるよ。私も、女だから・・・アピールだろ?

 わ・た・し・の、お・と・こ・です、アピール。このガキっ・・・

 マジで、ファン辞めた!もう、けーさんとも逢えたし

 どうでも、いいよ。東ジェなんか・・)山本


(ありゃ~・・・この二人、競演NGか・・・気づいてないな岩永さん・・・

 まさか、山本が、岩永さんの事好きだとは・・)気づく山中


それでも、久々の再開。マニアな当時の話。盛り上がる四人。


「う~ん・・・困ったな・・・」山中


「どうした?山中~」山本 歳は、山本が下だが、格は、ぶっちぎり山本


「下、すごい人・・・はるか・・さん、別で、出るか?」山中

(ふふ・・・慶太さんの前だから、さん、つけたよ・・・)はるか


「いや、いいよ。慶太さんと、一緒に帰る」はるか岩永の腕に絡まる

「じゃあ・・そろそろ、お開きにするか、ありがとう今夜は本当」岩永

「じゃあ、けーさん、明日電話するね~」山本


(くっ・・電話番号聞いたんだ・・)はるか


リムジンのある、正面出口に向かう四人。

これが、また、大荒れ・・・・

後に伝説と言われる夜が始まる。

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