マジか・・・
いつもの海辺で、くつろぐ二人
明日には、一旦広島に帰って行くはるか
「そういえば、慶太さんも広島でしょ?帰ってないの?」はるか
「うん。刑務所から出てきた時、まだ、もしかしたら店あるかなっと、
思って行ったけど、無かったから、それっきり」岩永
広島で、関西風のお好み焼き店を出していた岩永
岩永7大伝説の一つ。
関西風なのに、広島、お好み焼き店売り上げランキング4位に食い込む
(ほぼ、お酒での、売り上げ。だれも、お好み焼きは頼まなかった)
「えっ?家族・・お父さんと、お母さんとも会ってないの?」はるか
「えっ?うん。もう、20年位」岩永
「はっ?・・・えっ、ごめん。もしかして、もう、亡くなったの?」はるか
「ん?知らない。生きてるかも・・」岩永
「はっ?・・・えっと、仲悪いの?家、行ってみれば?」はるか
「いやっ、別に、良くも、悪くも。だって、家知らねえし。連絡先も」岩永
「まっ・・マジか?・・・実家位覚えてるでしょ?」はるか
「なんか、昔友達、菅原に聞いたら、お前の実家引越してたぞって聞いた」岩永
「・・・・・・嘘でしょ?」はるか
「えっ?何が?」意味がわからない岩永キョトン顔
(なんて、適当な人なの・・・あっ!超適当って、スレに書いてたな・・)はるか
「慶太さん、誕生日っていつ?お祝いしちゃうよ」はるか
「・・・・・・」何か思い出してるリアクションの岩永
「まっ・・・まじ?覚えてないの?」はるか
「ばっ・・・ちゃんと、メモしてるよ。ちょっと待って」携帯をいじる岩永
(マジか?・・・誕生日って、ふつう、メモするか?自分の・・・)はるか
「ちょっ・・・ちょっと、待って・・」はるか
「ん?何?」岩永
「私の誕生日!」 「4月13日」(ネットで確認した岩永)
「えっと、死んだ元カノ!」 「7月4日」
「ゴスロリ」 「3月3日」
「東京の女帝」 「10月29日」
「菅原」 「・・・・えっと・・・」
「岩永」 「えっと・・・あっ!あった。8月12日~。」岩永携帯のメモ発見
「はあぁ?なぜ、自分の覚えられない?」はるか
「え~・・興味ないもん・・・」岩永 興味ないものは、わからない。
「びっくり・・・本当に超適当なんだね・・」はるか
「えっ?みんなこうでしょ?」岩永
「違う・・・かな・・」(こりゃ、私居ないと・・・)心配になる はるか
「何がいい?プレゼント?早めに聞いとく。」はるか
「んっ?えっとね~・・・」考える岩永
「いいよ。無理な物じゃ、なかったら、何でも。」はるか
「じゃあ・・・う~ん・・・」岩永
「えっ?高いの?」はるか
「いやっ・・・欲しい物がない・・・」岩永
「はあ?あるでしょ?何か?」はるか
「じゃあ。スタラテかな、温度熱めで・・」岩永
「いやいや・・それ、今欲しいものでしょ?」はるか
「うん。それ以外に欲しい物が・・・」岩永
終わりませんよ・・・岩永ワールドですよ。それが・・・
なんで?どして?知らない?ただ好きだから!うんっ!。の
無限の宇宙ですよ。コスモです。コスモ。
「そういえば、キャバクラの方のお店ってどこにあるの?。」はるか
「横浜だよ。近いっちゃ、近い。もう、道わかんないけど」岩永
「・・・・またか・・・じゃあ、どうやって経営してんだ?」はるか
「ん?毎月、入金があるよ。税金とか経費を差し引いた、純利の。」岩永
「連絡取らないの?お店の管理者と・・」はるか
「ん?ああ・・・えっと・・・あんまり、表に出ると・・」岩永
「あっ・・・ごめん・・・目立つと、狙われるの?」はるか
「いやっ・・・スカウトすごいの・・是非うちの組長にって・・」岩永
「おお!悪のドラフト会議!」はるか
「うん。俺、刑務所出てから、ずっと、一位指名。色んなとこから・・」岩永
「なるほど・・・さすが有名人。そっちの筋は、さすが情報、持ってるな」はるか
「あと、子分に、してくださいって、キリないから・・・」岩永
「ほんと、もうっ・・・慶太さんの気持ちもわからないで・・」はるか
「うん。・・・もう、誰とも、仲良くなりたくないよ・・・
やっぱ、一攫千金ならぬ、名前売りに、俺狙う奴も出てくるだろうし。
俺の使命って、もう、二度とあんな事にならないようにすることだと思うし
それには、もう、表舞台に俺が出ないことが、一番じゃないかなと・・」岩永
(そっか・・・もう二度とあんな事に・・・爆撃、六本木戦争・・
友達も、知り合いも、彼女も、全部死んでいったんだもんね・・・)はるか
寄り添うはるか
「私は、側にいるから・・・・」はるか
「ふふ・・・おねがい。・・・でないと、今でも・・」
笑ってますよ。こないだの迷い犬が・・・
「今でも?」はるか、聞きなおす
「・・・死にたい・・・・みんなに・・・逢いたい・・・」岩永涙が・・・
「!!」何か驚いて逃げて行く犬
「ぎゅっ」 と、岩永を抱きしめるはるか
(なんで・・こんなに良い人が、刑務所まで入って・・・
慶太さん・・・・)岩永の悲しみが、よく解る、はるか
もう、戻れない。
もう、やり直せない。
ただ悲しみを詰め込み。




