日本語使い方特徴的王子
翌日、横浜のホテルから、事務所に向かうはるか
「おっ、来た来た。意外に早いじゃん」バンドメンバー
「いやっ・・もう、14時だし・・・」マネージャー
「たぁーすっ。」はるか
「ん。じゃあ、はるかに、今日のミューティングの説明するね」マネージャー
どうやら、遂に、メンバー達も、東京に進出することに決めた模様。
あとは、はるかの考え待ち。
「えっ?そうなの?」はるか
ブラックハーブ CDの売り上げもそこそこだが、完全に、これ一本って
わけじゃ、さすがに食えないメンバー
地元広島なら、地元での人気も、いいし。なにより実家住まいな者や、
はるかみたいに、バイトをする者。スタジオを経営する者。
利点は広島の方がたしかにいい。
「いやね。もう、みんな年だし・・・最後に、がむしゃらにと、思って」メンバー
「それと、今回の、はるかの作った新曲。これで、なんか、
いけるんじゃないかなって、自信・・」メンバー
「うん。今回は、いいっ。これは、俺も認めて、今必死で、色んな所に
オファー掛けてる。会社も小さいなりに、全力だ。」マネージャー
「あたぁ~す」はるか
「めんどうだしな、広島在住で、事務所が、東京って・・・」メンバー
「移動経費もキツイし、正直」マネージャー
月一回か、二回位、東京にやってくるメンバー
「う~ん・・・」悩むはるか
「金か?・・・バイトもあるしな・・」メンバー
「いやっ、お金なら、多少なら会社が貸せるよ。
バイトも、こっちでしていいし。」マネージャー
「お母さんも、こないだ、あったら、行けばいいのに、気にせずって言ってたぞ」
はるかのお母さんと、出くわしたバンドメンバー
「あれっ?そうなの?あの人、さみしいかなと・・・」はるか
気を使ってるのも事実。父親は、はるかが昔殺してしまった。
今、母と二人暮らし。
「お前、彼氏もこっちの人だろ?しかも頼ったら、良くしてくれるんだろ?
一旦お金貯まるまで、住まわせてもらうとか・・・」マネージャー
「いやっ・・・バカみたいにしてくれるな・・きっと・・・
だから逆に嫌なんだよね・・・」はるか
「金持ちなの?彼氏」メンバー
「きっと、超ド級の・・・」はるか
「おおっ!。」メンバー
「親が資産家とか?」マネージャー
「いやっ単独で自営業。ん?嫌っ、会社経営者?とにかく金持ち・・」はるか
「おおっ!さすが、はるか。金の匂いを嗅ぎつけた?ははは」メンバー
「いやっ・・知らなかったんだよ・・・あとで知って、逆に、困ってるよ・・・
なんつうか、格差?感覚のズレで・・・」はるか
「なんか、エピソード頂戴」おもしろがる、メンバーとマネージャー
「えっと・・・ホテル暮らし」はるか
「おお~」一同
「服は、全部クリーニング」はるか
「おお~」一同
「いっつも、一人で、家族風呂借り切って入る」はるか
「おお~」一同
「当然、ご飯は毎食食べに行くかデリバリー」はるか
「おお~」一同
「保険書なんて持ってない。病院は10割負担。」はるか
「おお~」一同
「こないだ、隠れて見てたら汚れを拭く物がなかったから、
財布から千円札出して靴拭いてた」はるか
「おお~」一同
「その千円札を後で貰った。いやっ。ゴミ箱からパクった」はるか
「わははははは」一同
「一昨日、電車に乗ったら乗り方イマイチわからないのか、
最初とにかく改札口に一万円ぶち込んでた」はるか
「わははははははは」一同
「たった二駅間の切符二枚買うのに、六万位財布から、出してた」はるか
「わはははははははははは」一同
「こっちに来るって言ったらマンション位買ってくれそうだな」メンバー
「いやっ最近よく性格わかるから・・・きっと、
じゃあ、この部屋の隣借りてあげるよ~♪・・・だな」はるか
「おお!ホテル暮らし!かっけーはるか!」メンバー
「てか・・・月いくらかかってんだ?ホテル代?」マネージャー
「いや~、別にそんなに、ビジネスだし掛からないよ、俺だって遠慮するよ
ずっと借りてるから、割引もすごいから月50万切るよ~・・だって・・」はるか
「おお!!!」一同
「てっ、言うわりには、そのホテルのプチスウィートだし・・」はるか
「たしかに格差だ・・・」メンバー
「もう歳なの?」メンバー
「35だね・・たしか」はるか
「へー」一同
「なんかでも良い男らしいよ。ツイッターの目撃情報とかだと」メンバー
「だな」マネージャー
「うん。突き抜けてるね。」はるか
(なるほど・・・歌詞の雰囲気変わったのは、彼氏の影響か・・・口癖?
突き抜けて・・とか、使わなかったもんな今まで)マネージャー
「てかバンド名、変えない?」メンバー
「ああ・・心機一転な・・」メンバー
「ありかもな・・」マネージャー
「ええぇ・・せっかく私が付けたのに。」はるか
「いやっ、だせえし・・」メンバー
「うん。はるかには、言えないけど・・」メンバー
「いやっ、言ったよ!今。言った!」はるか
「センスを疑うよな・・・」メンバー
「ああ・・ほんっと、カッペ(田舎っぺ)だよな」メンバー
「もうやめて~」はるか
「だいたい、家で黒い鉢植えにハーブ植えてただけだよ。安易なんだよ」メンバー
「ああ・・貧困だ・・発想が・・」メンバー
「ふふふ~ふふ~ん♪」現実逃避で、鼻歌のはるか
「もしかして、今まで、パッとしなかったの、はるかの歌詞なんじゃね?」メンバー
「たまに、思ってたけど、たしかに・・・だせえっ・・なって・・・」マネージャー
「もしもし~慶太さ~ん♪もう少ししたら帰るから~」現実逃避の電話はるか
「でも今回よかったから。」一同
「あたぁぁぁっす。」屈強な心のはるか
「じゃあまた来月事務所ね。引越しやバイト探しもなるべく早めにね
バンド名もみんな考えてみてね。」マネージャー
「おいっす。さっそく探してみるか・・」
「じゃあ、お疲れ~さま~」
「はるかまだ、こっち泊まるんだろ」
「うん。明後日くらいには、広島戻る予定」はるか
「じゃあ、俺ら帰るぞ」
「うん。またっ」はるか
(てか、確定なんだ・・・東京進出・・・
ふふ・・がんばっぞ。・・・突き抜けてやる・・この螺旋の渦を・・)はるか
やっぱり、影響されてますね・・・口調が・・・
一人いつもの海辺でたたずむ岩永は・・
「解けない迷路に迷い込んだのかお前?」
迷い犬にしゃべりかける岩永
「もっと突き抜ければ、この螺旋の渦から抜け出せるから・・・」岩永
「伸ばしたその手の先に・・・この終わりの無い夜に・・・」岩永
「ワンっ!」犬
「ああ・・・」岩永
捕まりますよ・・・いい加減・・・




