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さぼてん  作者: 火村虎太郎
第一部
13/68

突き抜けろ。

歌舞伎町

遊びまくった二人。

もう、夜明け前

さすがの歌舞伎町も、人通りは、ちらほら


タクシーに乗り、横浜のホテルに向かう

寄り添いあう二人


「あっ・・・東タワ(東京タワー)・・・」はるか

ちょっと、スレ見すぎで、最近の子の影響で、ついつい何でも、略してしまう

東爆の響きが、頭に残ってるからだね・・・


「ん?ああ・・」岩永


「そうだっ・・運転手さん、東通りから、第二・・・」岩永ルート変更

「んっ?遠回り?」はるか


「少しね。」岩永


(あっ東京タワーにぃ♪・・・あれっ?ここ・・・六本木?)はるか


「運転手さんチョイ寄り道。そこ曲がって・・」岩永

「ん?裏道?慶太さん?」はるか


「いやっ。・・・この辺。いっつも、遊んでた場所・・・」岩永

「わぁあああ・・・そうなんだ・・ここに、六本木JACKが・・・」はるか


はるか、窓を開け、風になびく髪。


なんか、うれしい。歴史的史跡めぐり的な・・・


「おにいさん止める?車?」運転手

「・・・いやっ・・いいよ。そのまま横浜に、お願いします」岩永


繋いだ手、もう一度、握り直すはるか

何か、当時の幻影が見えた様な・・・

想像できた様な・・・匂い・・風・・・ここで始まった・・伝説達

(100億・・・それほどの、価値のある慶太さん・・・・

 そして、この六本木で何人も・・・)

自然と、涙が出てくるはるか。

「あっ・・・ごめん・・・嫌だった?」岩永

「ううん・・・つくづく本当に良い人と出会えたなと・・・

 こんな私と一緒に居てくれるなんて・・」はるか


「えっ?そう?・・」あっけらかんの岩永

(あれっ?あんまり、自分が、どれだけすごいか、わからないのかな?)はるか


「ねえ・・慶太さん、100億だよ!100億!

 私なんか、よくて、60万だよっ!」はるか

「わはは・・なに?その微妙な金額・・・」岩永


「ふふ・・・がんばろ。」笑う はるか

「なんなんだ?・・・泣いたり、笑ったり・・・」岩永

また、岩永の手をしっかり握る はるか

(貴方の女に、ふさわしくですよ・・・)はるか


「トップに、なるぐらいじゃねえと、つりあわねえな・・」

はるか、一人で、六本木の街の方を眺めながら、独り言


「んっ?どした?今日?本当に?・・・おっと!」岩永


少し急ブレーキのタクシー


「すいません。暴走族ですね・・」運転手


「おお!こんな時間に・・旗まで持ってる!」はるか

「本当だっ・・おお!六本木爆撃!今何代目だよ!?」岩永


「おお!六爆だ六爆。」はるか

「・・・・・・・・」死んだ魚の目で、はるかを見る岩永


「あっ・・はは・・だって・・・詳しくなっちゃったよ・・・」はるか

「だな・・・今度から、思い出したいときは、はるかに聞こ・・」岩永


「なんか、六爆、田村さんが、相当強かったんでしょ?」はるか

「・・・・いやっ・・・めっちゃ弱かったよ・・・」岩永


「あれっ?ネットじゃ、最強らしいけど・・・」はるか

「見た事ないよ・・喧嘩で勝ったとこ・・・」岩永


「ふふ・・・・本物情報~♪。また色々教えてね」はるか

「いいよ。思い出すのも楽しいし今は。」岩永


「おおお!変わった。」はるか

「うん。だね。でも、まだやっぱり、たまにね・・・」岩永


「そんなときは、私がいるから。」はるか

「ふふ・・・だね♪。」岩永


こりゃ、今日も、やるな・・・・



「てか、六爆も渋爆もプレジェイも暴走族じゃなかったよ」岩永

「ええええええ!!!」はるか


(あっ・・・写真・・確かにみんなオシャレだった・・・チーマー系だ・・

 なんか、名前からてっきり暴走族かと、思い込んでたな・・)はるか


「じゃあ・・あれは?」はるか 暴走族の六爆を指差して

「知らないよ・・・いずれプレジェイも暴走族で、出てくるんじゃない?

 第10代暴走愚連隊プレジェイだ~って。わははははは」笑う岩永だが・・・



「居たっ!!」「居たっ!!」 二人同時に



六爆と合流した、プレジェイの刺繍の入った特攻服姿の暴走族を発見。(一人)


「ふふ・・・ははは・・・」笑う二人


集団の横を通り過ぎる。タクシーは直進車線へ。集団は、左車線へ。


「がんばれよ~お前等~~!!」窓を開け大きな声で、はるかが

「ばっ・・はずいよ・・はるか・・・」岩永


気づいた少年達。拳を突き上げ、去って行く六爆とプレジェイの一人

まだ・・・岩永に憧れる少年は・・・途切れない。


時代の・・・悪ガキ達。

どうせなら・・・

もっと・・・

突き抜けろ。


狂い咲け。もう、戻れない夜ならば。

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