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2010年における環境問題への意識(Orange sky) 改訂2 

作者: 加藤 雅俊

2010年における環境問題への意識について、私見ではありますが、書いてみました。<改訂2>

<改訂2>

前書き

この作品を手にとって頂き、ありがとうございます。

2010年、この時期における一般的な市民の環境問題への意識について書いておくことが、将来の世代が過去におけることを知るうえで役に立つと思い、この作品を書くことにしました。

一般的な市民の意識といっても、私の周りの人の状況であり、偏った見方をしている部分があると思いますので、加藤雅俊という一般人の私見として捉えて頂ければと思います。


現状から考えると、この時期を生きている世代、そして、将来世代は、今後、とても厳しい状況を生き抜かなければならないと思います。

アイヌやファーストアメリカン(ネイティブアメリカン)は、「この世界は将来世代から借りているもの。だから将来世代にはより良い世界にして返す必要がある。」という考え方を持っていると聞いたことがあります。

残念ながら、私はその考え方は正しく、行わなければならないことと思いますが、現状を考えると、その実現は非常に困難であり、実現の可能性はほぼゼロに近いと感じています。

2010年における本当の現状を将来世代にウソ偽りなく伝えることで、今生きている世代がおかした、おかしている罪ともいえる行為を「告白」します。


実は経済的な利益を得るために行っている事柄を美化し、この活動は「環境活動」だと誰もが言い張っていた2010年。この年、この年までにおいて選択した活動が今後の環境問題に大きな影響を与えることをほとんどの人が「知っていました」。「知っていました」が大きな問題として意識し、強い関心を持ち、活動の方向性を変えることはしませんでした。環境問題よりも景気や年金問題について重視し、市民は頑張っていました。勝ち組になり、負け組にならないよう頑張っていました。今、私も経済的に厳しい状況になってから気づきましたが、勝ち組になり、生き抜くためにみんな、がむしゃらに頑張っていました。それはこの時期に自分や自分の家族を幸せにするためだったのは確かだと思います。ただ、将来がどうなるかを考えず、環境問題を考えず、頑張っていました。本当は環境問題について考える必要性があることを知り、理解しながらも、そのことを考えていては経済を優先する人達に負けてしまう、負け組といわれてしまう、そうなったら自分や自分の家族を幸せにできない考え方が広まっている世の中だった2010年。この時代を生きていた世代にお願いしたいことがあります。将来世代には自分が行ってきた本当の真実を将来世代に伝えて頂けますでしょうか。美化をすることなく、伝えて頂ければと思います。


父親が仕事人間で、経済的には豊かだけれど家族としてのまとまりがなかったこの前の時代の教訓として活かすことができなかった世代。この時代を担ってきた人が、将来の現実を前にした時、幸せを感じられるのか。非常に心配です。


前置きはこれで終わりにします。

それでは、本題に入りましょう。前書きを読んで頂き、ありがとうございました。この後も、よろしくお願いします。


2010年12月4日 エルニーニョ現象による酷暑が終わり、徐々に寒くなってきた静岡にて

加藤 雅俊



1.地球温暖化をふせぐことができる?

2010年においては、日本では一般的に気候変動という言葉を使うことはあまりなく、地球温暖化という言葉が良く使われていました。このことから分かるかもしれませんが、気温が上昇すること、温暖化が問題であると捉えられています。このため、2010年はエルニーニョ現象が起こったため、酷暑だったのですが、酷暑もしくは暖冬だとメディア等で「地球が温暖化している」という話になるので、地球温暖化への危機意識が高くなります。逆に冷夏、厳冬の時には、地球温暖化の話題にはならず、また、温暖化はしていないというように感じる人も多いような気がします。

私見ですが、この状況は非常に危険だなと感じました。

今起こっていることは気候変動であり、気候のバランスが不安定な状況であると理解する必要があると思います。毎年のように異常気象として現在時点で言われているエルニーニョ現象、もしくはラニーニャ現象が発生していることからも地球の気候のバランスが不安定なことが分かるような気がします。

しかし、現在は地球温暖化と捉えている方が多いため、先ほど述べましたように冷夏、厳冬になると、地球は温暖化していないのでは?と疑問をもつ場合が多い気がします。メディアにおいてもこのような記事、発言をすることがありますし。(メディアの場合、いろいろな事情があり、そのように情報発信しているのかもしれませんが。)

このような状況のため、現時点では「地球温暖化をふせごう」というような言葉も使われている状況です。毎年のように異常気象が起こっており、気候のバランスが不安定になっており、気候変動は確実に起こっているといえるような状況においても、このようなスローガンが良く使われているのだと思います。

まだまだ地球温暖化はふせげる、地球温暖化はまだ起こっていないと感じている人が多い状況だったと言えると思います。

また、気候のバランスは崩れ始めており、もう気候変動を止めることが非常に難しい状況だと思います。複雑なシステムにおいて1つの小さな歯車が狂ってしまうと、その影響が様々な部分にあらわれ、それによってまた他の部分に影響が出る。ドミノのような現象になると考えられます。気候のバランスも同じような現象が起こっており、もはやバランスを取り戻すにはかなりの時間がかかるということが考えられると思います。ですが、温室効果ガスの排出量が削減するどころか、増加している状況であり、大気中の温室効果ガスの濃度は高くなる一方である状況なのに、「STOP!温暖化」と簡単に言ってしまう現状も非常に危険だったと思います。



後書き

この作品を作るために支えてくれた妻や両親、義母に感謝しております。

また、Double Orangeのお2人に出会えたことが、作品を作るキッカケになりました。お2人にお会いできて本当に良かったと思います。ありがとうございました。


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