スライムを踏んだ
早朝ランニングをしていたら、何かを踏んだ。
「げ、うんこ踏んだかも」
慌てて足下を見ると、スライムがいた。
「......え?」
何かモニュモニュ動いてる。あ、そういえば踏んづけたままだった。
慌てて足をどける。
「ん?」
なんかスライムを踏んだ足の裏の感触がおかしい。
まるで直接地面を踏んでいるかのような。
「......靴が、溶けてる?」
靴底が綺麗に溶けて無くなっていた。スライムがゆっくりとこっちへ近づいてくる。
まずい、逃げなければ。すぐにスライムに背を向け走り出した、その時。
「あ」
背中に何かが当たった。