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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

超短編集

スライムを踏んだ

作者: 西山景山


 早朝ランニングをしていたら、何かを踏んだ。


「げ、うんこ踏んだかも」


 慌てて足下を見ると、()()()()がいた。


「......え?」


 何かモニュモニュ動いてる。あ、そういえば踏んづけたままだった。

 慌てて足をどける。


「ん?」


 なんかスライムを踏んだ足の裏の感触がおかしい。

 まるで直接地面を踏んでいるかのような。


「......靴が、溶けてる?」


 靴底が綺麗に溶けて無くなっていた。スライムがゆっくりとこっちへ近づいてくる。

 まずい、逃げなければ。すぐにスライムに背を向け走り出した、その時。


「あ」

 

 背中に()()が当たった。


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