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幼馴染Vtuber、暴走するってよ  作者: 日陰浴
炎上編

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20/159

決着と次幕

今回で炎上編は完結となります!

「か、神凪 ハマ⁉︎な、何でここに⁉︎」

 予期しない神凪 ハマの登場だ。ここで困惑しない人はVtuber界にはほぼいないだろう。何しろ、現在話題沸騰中なのだから。

 驚愕する影縫に寺前 マオはちょっと意地悪な口調で言った。

「いや〜、実はそれだけじゃあないんだなぁ」

「え?」

 聞き返す影縫をスルーする。

「では、順番に出て来てもらいましょう!」

 

『どういうこっちゃねん』

『ほんそれ。まじで何者だよ⁉︎』

『まだ来るのかよォ⁉︎』


「やっへぃ!ライバーズ二期生所属!鞘形(さやがた) トウじゃあい!・・・・・来ちゃった☆」


「こんばれ!ライバーズ二期生!バレンタイン=シルフィだよっ!・・・・・鞘くん?それ男が言う言葉じゃない気がするんだけど?」


「こんにちは。トワイライトプロダクション、ライバーズ部門所属の山田 太郎です。本日は宜しく!」


「さぁ朝焼けだ!トワイライトプロダクション!かぐやま(あさひ)だ!」


『・・・・・?』

『?』

『↑謎すぎて反応遅れてますよ』

『ファッ⁉︎』

『!?!?!?』

『トワイライト全員集合⁈』

『どういうこっちゃねん・・・・・』

『何で⁉︎』


「え?あ、?んん〜?」


『影縫も困惑してやがる』

『↑そらそうや』

『この新人誰定期』


「あー、さっきからちょくちょく『誰やこの新人』って言われたのでネタバラシしまーす!」

「レッツゴー!」

 そこまで言うと"俺達"はミュートを押し、とあるソフトの機能を止める。

 ソフト使用にあたってつけていたイヤホンを外し、普段のヘッドホンを装着。

 多少声の調整をし、ミュートを解除する。

 これで本来の姿に戻った。

 

 さぁ、配信だ。


「ご機嫌いかが皆々様!延暦寺 小町です!」

「どうも、今回の悪戯に驚いて頂いてとても嬉しい本能寺 我炎です」


『誰?』

『最近伸び始めてきた個人Vtuberやな』

『ファッ⁉︎延暦寺何で⁉︎』

『つまり・・・・・どゆこと?』

『↑延手 ツナグと寺前 マオはこの二人がドッキリで化けてたってこと』

『ああなる』


 騒然とするコメント欄を横目に俺達は企画説明をする。

「はい!今回は私達の幼馴染がちょ〜っとお世話になったのでその意趣返しに悪戯してみました!どう?驚いた?」

「はいはい、ウキウキしない。ここだけ切り抜かれたら普通に復讐と取られるから、ちゃんと説明するぞー」

 それから、影縫が元々ライバーズに合格していた事や、今回に至るまでの大まかな流れを話した。

 案の定コメントは混乱。

 けれど、俺達には関係ねぇ!というかどうでもいい。

 意趣返しできてスッキリした俺達はわちゃわちゃと遊び出す。

「二人からこんな面白そうな企画が来るとは思わなかった!」

「でしょ!私発案!」

「そっからの事はほとんど俺がしたけどな!」


『ハマちゃん・・・・・?なんかウキウキしてませんか?』

『これが幼馴染かぁ(白目)』

『あ、分かった!こいつらただ悪戯がしたかっただけだ!』

『炎上してるのにこんなに元気なの何で?』

『いつの間にやらこの三人のペースに巻き込まれとる・・・・・』


「これが若さか・・・・・!」

「アンタ設定上17歳だろうが!かぐやま先輩」

「うるせぇ鞘形!殴るぞ?」

「これが理不尽かぁ・・・・・」


「ちっ、リア充が・・・・・」

「シルフィさん。本音が漏れてますよ?」

「太郎先輩!だって!」

「だってもヘチマもありません。仲良くしなきゃ"だ・め"」

「・・・・・・・・・・・・・キュン!」


『旭さん(27)』

『↑おいやめろw』

『鞘形ァ・・・・・』

『まーたシルフィがギルティモードになってるよ』

『シルフィさん・・・・・幼馴染はリア充ではないんやで』

『太郎先輩・・・・・そのオーラはモブキャラじゃないんですよ・・・・・』

『もうこれ何の枠か分かんねぇな』

『注・幼馴染を見る大人達の図です』

『ところで・・・・・影縫は?』


「あわわわわわわ・・・・・⁉︎」


『なんやコイツかわいいな』

『ショタ』

『養いたい』

『見る影無くなってて草』


 おっと、他の人達を忘れていた。

 コメント欄を見て存在を思い出した俺は、影縫達の会話に集中する。


「あわわわわわわ・・・・・」

「ねぇこの子『あわわ』としか言わないんだけど」

「旭。グイグイ来すぎ、影縫くんがビビり散らかしてる」

「そうだ!ワンチャン男の太郎なら『あわわ』らない説ない?」

「『あわわ』は動詞じゃないと思うんだけど」

「ねぇ・・・・・お姉さんとイイコトしない?」

「あわわわわわわ・・・・・⁉︎」

「シルフィを相手にする奴なんていないだろw」

「別にあんたでもいいよ?」

「内臓を溶かされたくないから遠慮しとくわ」


『誰やコイツ』

『↑影縫です』

『あのリーク系の時のキャラはどうした⁉︎』

『↑どっちかと言うと今のが素』

『あわわ以外をしゃべれw』

『旭さんw』

『シルフィあれで誘ってるつもりだからなぁ』

『内臓w』

『シルフィの料理は生物兵器だからね仕方ないね!』


 ・・・・・なんか凄いことになってた。影縫に絡もうとするライバーズの始祖に、全く色気のない声音で誘いを掛けバレンタインさん。それに『あわわ』しか言わない影縫。いや影縫喋れや。


「なんか、うん。これから何すればいいか分かんないし、あとはもうそちらで勝手にやっててもらっていいよ」

「やったー!影縫をとことん弄ろう!」

「あわわわわわわ・・・・・⁉︎」


『いや場を収めろ本能寺w』

『お前が始めた物語だろ!』

『諦めるな!』


 トワイライトプロダクションの先輩が来たらどんな反応するかな?みたいなノリで呼んだだけだったから、呼んだ後のことを考えてなかった。

 まさかここまでトワイライトの人達がカオスだったとは思わなかった。

 横にいる美納葉もソワソワし出したし、どうしよう?

 結論。多分これ収集つかない。


「私もトワイライトさんと絡むー!」

「はいはいどーどーお座り。くるって回ってハウス!」

「なんか混ざってない?」


 結局最後までバタバタしたまま枠が続いた。

 でもまぁ、シリアスは俺達には似合わないから妥当な終わり方かもしれない。

     <配信が終わりました>

        ◆◇◆◇◆

 翌日。

 神凪 ハマの炎上が止まり、影縫の株が上がった。その代わりトワイライトプロダクションの株が下がったけど。まぁ仕方ない。対応遅いし。

 あと、

 何故か炎上してた。

 ええ(困惑)・・・・・?なんでぇ?

 俺ら炎上止めたよね?結構頑張った気がするんだけど?

 ちょっと調べてみると『超大手を鼻でこき使う個人Vtuber』とか『二人で企業主催のイベント並みの事するヤベェ奴』とか書いてあった。

 待 っ て !?

 あれって一番穏便に済ませられる方法だったでしょ⁉︎

 って思ったけど、冷静に考えたらもっとやりようがあったわ。

 とまぁ、なんか自分が焦げ臭いけれど、炎上騒動は終幕したのだった。

最後まで読んでいただき、感謝です!

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