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第二話 ようこそ『すずらんの家』



 ーーーーソラが到着する数分前ーーーー

『すずらんの家』の居間で子供達が飾り付けをしていた。


「ユウキ兄ちゃんもうちょっとうえ~」


「ここらへん?」


「うん、バッチリ!」


 背の高い男の子は、三つ編みの女の子に誘導されるままに飾り付けを


「こらっ!ハヤトつまみ食いしない!」


「えぇ~だってミホかーさんおそいんだもん~」


「もうそろそろ、来るからガマンして!それまでアヤとジュンタの手伝い!」


「あ~い………」


 それと同時に三つ編みの女の子は、しっかりと幼い姉弟を見張る

 そんな各々が新しい家族を迎える準備をしており、美穂の帰りを待つ。


「それにしても、今日くる子ってどんな子かな?」


「たしかユウキ兄ちゃんと同い年なんでしょ?」


 ピクッと飾り付けをしていた。ユウキが反応する。


「それだと、一番上の兄ちゃんが二人になっちゃうね~」


「うーん、それだとおかしいからお誕生日が早い方がお兄ちゃんなるのかな?」


「もしかしたら、ユウキ兄ちゃん2番目になっちゃうね~」


 クスクスと談笑する弟妹達に、背の高い男の子は飾り付けを終わらせ


「ふん!、どちらにしても俺の方がセンパイだからな!かんけー………」


「あっ!帰ってきた!」


 家の前で車が停車し、子供達が一斉に玄関に出迎える。それを


「……………………」


 居間にはポツンと背の高い男の子だけが残こされた。



 **********


「こっちだよ!おいで!」


 美穂さんについて行く。そんな美穂さんが玄関の扉をあけると、


「「「おかえりなさーい!!」」」


 玄関の前には数人の子供達が、僕らを出迎えた。見た目は多分僕と同じが年下の子ばかりだと思う。そんな子供達に美穂さんも、


「ただいま~!!みんなちゃんとお留守番できた~?」


「うん!!ちゃんとじゅんびもしてたよ!!」


 そんなやり取りを、僕は唖然と眺めていたら


「はじめまして!キミが新しい子だよね!」


 そんな僕に、話しかけてきたのは三つ編みの女の子


「あっ…うん………」


「あたし、あかり!よろしくね!キミの名前は?」


「えっと………」


 急な距離感に黙ってしまう僕に、美穂さんが


「こらっ、そんなグイグイきたらソラ君びっくりするでしょ。自己紹介はあと!まずはご飯にしましょうか!」


「「「はーい!!」」」と声を揃えてゾロゾロと部屋の奥に行く子供達に僕はポカンとしていたら


「ソラ君もあがって!」


 そんな僕に、声をかけてくれる美穂さん。僕は美穂さんに質問をぶつける。


「うん、わたしの子供達…血の繋がりはないけど大切な家族よ」


 優しい表情で子供達を見つめる美穂さん、ただ………血の繋がりがないならそれはただの他人だと…         

 

(ーーーこの・・・の僕は思っていた。ーーー)


 そう思った矢先、不意に扉が開いたそこにはーーー


「「「ようこそ!!すずらんの家へ!!!」」」


 飾り付けられた部屋の中で、子供達が僕を出迎えたんだ。



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