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私はただ、憧れのテントでゴロゴロしたいだけ。  作者: もりのたぬき
【1部】第三章.自分のスキルを確認するまでが長い
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本日二回目の投稿です。

とりあえず、ナビと契約した事によって、絶対安全空間スキルを100%使えるようになったらしい。


「さて、ナビさんや。あなたと契約が出来たという事で、さっそくこの空間をいじってみたいんだけどやり方を教えて?」

『はい、まずはマスターの情報を、この空間のマスターとして登録しますので私に手を触れてください』


私の前に飛んできたナビに、右手を乗せた。


「ほいよ」


するとナビが一瞬強く光り、表面に細かいヒビが入った。

あっ!と思った時には、ヒビが全体に走り茹で卵の殻のように剥がれ落ちた。


表面が剥がれ落ちたナビは、ツルリと光沢のある翡翠のような色の玉になった。


「おお…ナビさんが何か石から宝石にレベルアップした」

『あ、ダンジョンコアは主が居ないとただの石になって、主と契約をすると本来の姿に戻るんです』


「へぇー、じゃあ稼働してるダンジョンのコアは、みんなナビみたいに綺麗な宝石だったりするの?」

『いえ、主を得ているコアはとても少ないです。時々、石やダンジョン内のオブジェに擬態している事もあるらしく、発見されない事もあるみたいです』


ナビによれば、この世界に存在するダンジョンコアは無数にある。その中である一定の魔力量を得たコアがダンジョンを出現させるのだそう。このダンジョンでダンジョンコアと契約を交わすと、そのダンジョンのマスターになれるらしい。


しかし、マスターになったからと言って寿命が延びたりするわけでは無いし、そもそも【ダンジョンマスター】スキルを所持していないと契約が出来ないので、そのまま放置されモンスター素材の狩場になっているそう。


有用なアイテムが採れないダンジョンに至っては、コアを破壊されて潰されてしまう。


ナビのように意思を持つコアは、数あるダンジョンコアの中でも最上位のランクになり非常に数が少ない。こういったコアの場合は、意思があるので【ダンジョンマスター】スキルを所持していなくても契約が出来る。


しかし、そういった上位のコアが作り出したダンジョンは、大抵が広く階層の多いダンジョンなので、そもそもコアのある最奥まで人間がたどり着けなていない。


「あれ?じゃあ私はその限られた上位のダンジョンコアの一つを占有しちゃってるって事?」

『いえ!私は今回マスターが絶対安全空間をいうスキルを取得された際に、このスキルの為だけに作られたコアなのでマスター専用です!』


「まじかー、私の欲望の為だけに、そんな事を神様たちにさせてしまったのか…」

『ミルス様は、このくらいなら軽い軽い!って言ってました』


あ、そうなんだ…


「あはは、そう言ってたならいいけど…ていうか、ミルス様たちと会話できるの?」

『私を作ってくださった時に少しお話をさせていただきました。あ、この空間に祭壇を設置すれば、いつでもお話できますよ。供物が必要になりますが…』


「あ、そうなんだ。じゃあ後で設置しましょうかね」

『祭壇設置にはスキルレベル5以上、金貨千枚が必要です』


「げっ!マジかー。ていうかお金も必要なの?」

『はい、必要になります。とりあえずそこら辺の事から説明しますね』

「お願いします。あ、お昼食べながらでもいい?」


まだ1本残ってるのよ。


『ええ、大丈夫ですよ』



そこからナビ先生による絶対安全空間スキルの説明が始まった。


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