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二話 創造神、遊びの準備を始めようとする②

「次はステータスを決めるっス」


 まだこいつらは仕事に戻らないのか。

「なぁ、もうあとは自分でやるからいいだろう」


「ならん! 他に楽しみがな―――――げふん、あー、お主のためだ!」


「お主って、我がお前を生み出したのだから一応親ということになるのだぞ。

 それよりもミロク、我の身体作りを楽しんでおったのだな」


「仕方なかろう、他に楽しみがないのだから。お主以外に吾輩と闘ってくれるものなど居らぬし」


「そんなことよりステータスを決めるっスよ」


「初期設定は最強級にしていればいいの、自衛しなくちゃなの」


「くっくっく。浅い、浅いぞ、アリファール。世の中は弱いけど成長系でいずれには最強こそが嗜好なのだ」

 アドの最近の流行は成り上がり系のラノベ。時々俺にとある世界の星の書物を俺に創造でコピーするように言ってくる。


「突然なにさ、アド、私が間違ってるっていうの?」

 アリファールがキレながら言う。


 アリファールを笑ったのは片目に眼帯をした女性の【大地の神 アド】だった。

「はっ、これだから軽い女は」

 またこいつらは喧嘩を始めやがった。


「落ち着け、お前ら。今は我のステータスを考えよ」


「で、結局お主はどうするのだ」


「そうだなー、ある程度強くしておこうかな。降りた地点でいきなり襲われた不味いし」


「お主のレベルは1からなのか? この世界のレベルの上限は1000までだろう」


「とりあえずは1からでいいだろう。もし危なくなったらその都度操作していけばいい事だ」



 ステータス

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 [名前] シオン

 [年齢] 15

 [Level] 1

 [種族] ヒューマン? (最上位神)

 [職業] 魔術師 剣士

   [HP]  7000 

   [MP]  5000

   [力]  5000 

   [器用] 5000

   [敏捷] 5000


 [スキル] 【剣術LV.1】【体術LV.1】【回避LV.1】【威圧LV.1】【鑑定LV.1】

      【隠形LV.1】【魔力感知LV.1】【縮地LV.1】【隠蔽LV.1】

      【全属性魔術LV.1】【思考加速LV.1】

      【無詠唱 LV.1】※(LV.1の魔術を詠唱なしで発動できる)

       

 [固有スキル] 【成長促進LV.10】【再生LV.10】【ステータス異常成長LV.10】

        【黙示録(エル)LV.10】【宝物殿LV.10】


   [権能] 【創造】


   [耐性] 【痛覚無効LV.5】【即死耐性LV.5】【雷属性耐性LV.5】

       【火属性耐性LV.5】【水属性耐性LV.5】【地属性耐性LV.5】

       【風属性耐性LV.5】【神聖属性耐性LV.5】【闇属性耐性LV.5】

       【氷属性耐性LV.5】【精神異常耐性LV.5】【状態異常無効LV.5】

       【恐怖耐性LV.5】【魔術耐性LV.5】【物理耐性LV.5】


[称号] 【創造神】【武術を極めし者】【魔術を極めし者】【剣士】【魔術使い】


[加護] 【創造神アイゼンファルドの加護】【龍神カリオスの加護】

    【魔神タナトスの加護】【炎神ヴァジェの加護】【水神クリストの加護】

    【雷神メルの加護】【風神アリファールの加護】【大地神アドの加護】

    【時空神クロケルの加護】【幻神イグヴァの加護】【武神ミロクの加護】

    【邪神ケイムの加護】【生命神アイズの加護】【遊戯神ロキの加護】

    【破壊神ロイの加護】【賢神イヴの加護】【技能神メクアの加護】

    【商業神ムクの加護】【転生神プロスの加護】


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「こんなでいいだろ」

【固有スキル 成長促進】。これは魔物などを倒した際にレベル上げに必要な魂魄と呼ばれるものを増幅してくれるという優れものなのだ。他にも色々……。

 加護多いな。読み飛ばし、読み飛ばし。


「お主、これだとだいぶ弱体化しておるがいいのか」


「下界の者が、どれくらいの強さかは知らんがこのくらい抑えればいいだろ」


「創造は元からにしても固有スキル五つはいいんスか?」


「我が前に下界に降りたころはこれくらいいたぞ」


「自分ハ一ツデモ魔術すきるヲ入レタ方ガ良イト考エマスケド」

 ステータスの内容に意義があるのは、ミロクだけでなく【魔の神 タナトス】もだった。


 降りる世界の魔術属性は、基本の火・水・地・風の四大属性、相対属性で基本属性に少しだけ優位性を持つ神聖と闇。精霊たちもそれらに属する。

 そして、それらから枠が外れる雷・氷・空間・音・無・森・竜・幻・呪・思念・生活・付与・召喚と色々と存在する。

 時の属性を含む魔術はそれ自体が禁術としている。

 まぁ、使えるとしても【時空の神 クロケル】か創造神である我くらいしかいないのだが。


 下界に降りたら、まずはスキル 鑑定で人のステータスを調べなければいけないな。


「そろそろ下界に降りるとするかな」


「あ、もう行くっスか」


「ふっ、創造神よ。さらばだ」


「じゃあねなの」


「ああ、ちゃんとアイズの言うことを聞くのだぞ」

 アイゼンファルドのシオンとしての身体が消えてゆく。


「ひさしぶりの現世、果たして種族ごとにどれほどの進化をしたのかな」

 下界には、人族・エルフ・ドワーフ・蜥蜴人・竜・龍・レプラコーン・ブラウニー・スプリガン・精霊・兎人・虎人・猫人・犬人・魔族・鬼人・吸血鬼・巨人と様々な種族が多数存在する。

 それらの進化を見ることも楽しみの一つに入っている。



 こうして、かつて英雄や魔王、国王になった創造神のヒューマンのシオンとしての物語が始まった。






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― 新着の感想 ―
[一言] いずれには最強なのが(嗜好)なのだ 嗜好?至高? 後に最強なら至高だと思いますが 発言者の好みなら嗜好なの? 何とも癖の強そうなお子様方の様ですね LV1スタートの割にスキルてんこ盛り キャ…
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