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ケータイ戦士セーラーフォーン  作者: 三日月 弥生
5/6

第5話:友情復活の証は新戦士誕生!

白いラインの上を走り抜ける。


ストップウォッチのタイムが切られる。



コーチ

「どうした、磯崎!

 タイムが落ちてるぞ!」



奈美

「すみません、コーチ!

 もう一度、お願いします!」



コーチ

「……

 いや、今日はこれ位にしておこう」



奈美

「え!?

 どうして?」



コーチ

「これ以上やっても無駄だからだ」



奈美

「コーチ……」



コーチ

「今日はゆっくり、体を休めておけ」



奈美

「……はい」




昨日の瞳との事を忘れ様と練習に打ち込む奈美だったが、

どうしても腑に落ちない事もあり、苛立ちさえ覚えるのだった。

その焦りのせいか、中々練習の成果が上がらなかった。


一方、瞳達は……


校舎の屋上。

そこは、いつの間にか自然と瞳達の語りの場となっていた。

瞳と鈴音以外は誰も居ない。



「奈美ちゃんとは今まで何度か喧嘩した事あったけど、

 今度ばかりはダメかも……」



鈴音

「瞳ちゃん……」



ププ

「瞳、元気出すププ」



鈴音

「瞳ちゃん、あの時もし本当の事を言ったら……」



「うん、もしかしたら信じてくれたかも知れない。

 でも、インターハイが近付いてる奈美ちゃんを巻き込みたくなかったから……」



鈴音

「……」



「と言っても、コンクールが近付いてる鈴音ちゃんを既に巻き込んでるから、

 こんな事言える立場じゃないんだけどね」



鈴音

「ううん、そんな事ない。

 私、あのお蔭で"変われた"んだから」



「鈴音ちゃん」



鈴音

「きっと、奈美ちゃんも分かってくれるわよ」



「うん。

 ありがとう、鈴音ちゃん」




学校を後にした瞳はカラオケ店に来ていた。



「いらっしゃーい。

 って、何だオッチョコチョイか」



「もー!

 そのオッチョコチョイっての止めてよね!

 あたしには"夢野瞳"って名前が有るんですからね!」



「へー。

 "夢野瞳"って言うのかぁ。覚えておこう」



「なっ、何!?

 名前を聞き出す為に、わざとオッチョコチョイって言ってた訳!?」



「別に……

 オッチョコチョイだからオッチョコチョイって言ったんだ」



「もー、話になんない!」




帰ろうとした瞳を翔が引き止める。



「おーい、何か用事があったんじゃないのか?」



「もういいっ!!」




瞳はカラオケ店を後にした。



「もー、何さ! あいつ!」



ププ

「瞳……」




半分、呆れているププだった。




ここはサイバーダークワールド。


それは何処に在るのか分からない空間域。



トルブ

「やはり小細工は通用せぬか……」



バルゴス

「うっふふふ。

 やはりライブルでは敵いませんでしたわね、お兄様」



トルブ

「よし、今度は真っ向から仕掛けてみるか。

 タウラルよ!」



タウラル

「お任せ下さい。

 俺様のパワーを持ってすれば、

 必ずやケータイ戦士を倒してご覧に見せます」



トルブ

「うむ。

 期待しているぞ」



タウラル

「ははっ!」




そしてタウラルは姿を消す。



バルゴス

「うふっ、

 タウラルで倒せるのかしら?」



トルブ

「そう言うお前は、いつ行動を起こすのだ?」



バルゴス

「タウラルしだいね☆」




そう言うとバルゴスは姿を消す。



トルブ

「ふん。

 相変わらず何を考えているのか分からん奴だ」




翌日、本当の事を打ち明け様かと悩んでいる瞳。


親友なら分かってくれるだろう。


しかし、それは同時に奈美を巻き込む事になる。



「やっぱり出来ない……」




と瞳はポツリと呟いた。


そうこう悩んでいる内に校門の前に着いた瞳。



一方、奈美もまた悩んでいた。


あの時、どうして瞳は何も言ってくれなかったのか?


瞳の身に何かあったに違いないと思う奈美だった。


そうこう悩んでいる内に奈美も校門の前に着く。




瞳・奈美

「「あっ!」」




校門の前で二人が鉢合わせる。



「……」



奈美

「……」



「ごめん!」




瞳は一言そう言うと校舎の中へと駆けて行く。



奈美

「瞳……

 やっぱり何かあるんだ……」




何だか妙な胸騒ぎを覚える奈美だった。




昼休み。


校舎の屋上には瞳と鈴音の二人が居た。



ププ

「瞳、本当の事を言った方が良いププよ?

 きっと信じてくれるププ」



鈴音

「うん、私もそう思うわ」



「ありがとう。ププ、鈴音ちゃん。

 でも、これはあたしと奈美ちゃんの問題だから

 あたしだけで何とかしてみせるから」



ププ

「瞳……」



鈴音

「瞳ちゃん……」




ププと鈴音はそれ以上、瞳に掛ける言葉が見つからず、

瞳を見守る事にするのだった。




放課後。


胸騒ぎを覚えつつも部活に励もうとする奈美。


だが、練習の成果は散々だった。



コーチ

「今日は、これ位にしておこう。

 お前は今、スランプ状態にある。

 俺は、そのスランプ状態から抜け出る事を信じてるぞ」



奈美

「コーチ……」




一人、グラウンドに取り残される奈美。


だが、それは屈辱感でも絶望感でも無かった。


ただ、瞳に対する疑念の渦と胸騒ぎが渦巻いているだけだった。




奈美

「しっかりしろ! 奈美!」




ペシッと両頬を叩き、自分に活を入れる奈美。



奈美

「よしっ! 集中!」




誰も居なくなったグラウンド。


100メートルのスタートラインに着く奈美。



奈美

「Ready、GO!」




一心不乱に走る奈美。


頬に当たる風が少し心地よく感じる。


小さい頃から走る事が好きな奈美。


あの頃、よく瞳と競争をした事を思い出す。




ゴールラインを通り抜ける。


ふと後ろを振り向くとスタートラインに誰かが佇んでいた。



奈美

「瞳?」




数分前、ある決心をした瞳がそこに居た。


そして、ゆっくりとスタートラインへと近づいて行く奈美。




数分前――――




瞳は一人で悩んでいた。



「ああは言ったものの、

 どうしよう……」



ププ

「瞳……」



「……

 よし! 決めた!!」



ププ

「!?」



「こうなったらププも奈美ちゃんも守る!」



ププ

「瞳?」



「決めたよ! ププ!

 出来るかどうか分かんないけど……

 ううん、やんなきゃなんないのよ!

 戦士として……

 ププも奈美ちゃんも守る!

 守ってみせる!」



ププ

「瞳」



「"本当の事"を話すけど……

 イイよね? ププ」



ププ

「ププも協力するププ」



「ありがとうププ」




ゆっくりスタートラインへと近付く奈美。


そして瞳の隣に並ぶ奈美。



「奈美ちゃん!

 あたしと競争して!」



奈美

「!?」



「あたしに勝ったら、あの時言えなかった理由を話すから。

 ただ……

 信じてもらえるかどうか分かんないけど……」



奈美

「現役の陸上部の私に勝てると思って?」



「分かんない……

 だけど、今の奈美ちゃんになら勝てるかも……」




二人は徐にスタートラインに位置する。



奈美

「Ready、GO!」




二人は同時にスタートを切る。


奈美の脳裏に、あの頃の記憶が蘇る。


小さい頃、瞳と競争をしていたあの時を。




そして二人の後ろから何者かが走って近付いて来る。



ププ

「瞳!

 後ろからダークソルジャーが近付いて来るププ!」



「ええっ!?」



奈美

「え? 何!? 今の声!?」



「奈美ちゃん! こっち!」




咄嗟に奈美の手を引っ張る瞳。



奈美

「え!?

 何なの!?」



「いいから、こっち!」




その頃、鈴音は音楽室で一人フルートの練習をしていた。


不意に演奏を中断する鈴音。



鈴音

「瞳ちゃん、大丈夫かしら?……」




そして窓の方へと近付いていく鈴音。



鈴音

「あれは!?

 瞳ちゃんと奈美ちゃんがダークソルジャーに襲われてる!?」




校舎の物陰に隠れる瞳と奈美。



奈美

「一体、どうしたって言うの?」



「ええーっと、その……」




瞳が動揺している所へタウラルが現れた。



タウラル

「見つけたぞ!」



奈美

「何!? バケモノ!?」



「奈美ちゃん、逃げて!」



奈美

「ええっ!?」



「早く!」



奈美

「でも……」



「早く!!」




今度は奈美が咄嗟に瞳の手を掴む。



「え!?」



奈美

「一緒に逃げよう!」



「奈美ちゃん?」




懸命にタウラルから逃れようとする二人。


何処をどう逃げたのか分からず二人は再び校舎の物陰に隠れる。



奈美

「撒いたみたいね……」



「奈美ちゃん、実はさっきのバケモノの事なんだけど……」



奈美

「やっぱり何かあるのね?」



「うん……」




瞳は『ケータイ戦士の証』をポケットから取り出す。


ポンっと言う音と共にププはストラップから元の姿に戻る。



奈美

「!?

 ぬいぐるみ!?」



ププ

「ぬいぐるみじゃないププ。

 パケット妖精のププだププ」



奈美

「ええ!?」



「驚いたでしょ?

 でも、これは本物なの!

 あのバケモノはダークソルジャーって言うんだけど、

 このププが狙われているの!」



奈美

「どういう事!?」




にわかに信じ難い真実だが奈美には理解が出来なかった。



奈美

「でも、どうやってあのバケモノから、この妖精を守るって言うの?」



「それは……」



タウラル

「見つけたぞ!

 ここに居たのか!」




ププは再びストラップと成って『ケータイ戦士の証』に繋がる。



「奈美ちゃん、逃げて!」



奈美

「ええっ!? でも……」




そこへ後を追いかけて来た鈴音が追い付く。



鈴音

「瞳ちゃん!」



「鈴音ちゃん!

 奈美ちゃんをお願い!」



鈴音

「分かったわ!」



奈美

「え? 瞳!?

 鈴音ちゃん?」



鈴音

「奈美ちゃん! こっちよ!」




咄嗟に奈美は鈴音の方に駆け寄る。


しかし、鈴音と奈美が逃げようとした時、バリヤの様な物が立ち塞がった。



奈美

「何!? これ!?」



鈴音

「しまった!」



「閉じ込められた!?」




その様子を遠くで見ていたトルブが呟く。



トルブ

「関係の無い者まで閉じ込めてしまったが、

 まあ、いいだろう」



「こうなったら仕方ない」




瞳は何とかタウラルを振り切り奈美の側に駆け寄る。



「奈美ちゃん!

 これから目の前で起きる事は

 絶対に誰にも言わないって約束して!

 お願い!!」



鈴音

「!?

 瞳ちゃん、まさか!?」




奈美

「ええっ!?

 どう言う事?」



「お願いっ!!」




いつにない瞳の真剣な表情に圧倒され、思わず頷く奈美。



奈美

「うん」



「ありがとう奈美ちゃん!」




そして瞳は鈴音の方に向き変わり『ケータイ戦士の証』を取り出す。



「行くよ! 鈴音ちゃん!」



鈴音

「仕方ないわね」




鈴音も『ケータイ戦士の証』を取り出し、瞳と同時に高く掲げる。



瞳・鈴音

「「サイバーパケットパワー!

 コーディアーップ!!」」




二つに折り畳まれていたケータイがパカッと開くと光の渦が二人を包み込む。


やがて光の渦の中からケータイ戦士へと変身を遂げた二人が姿を現す。



フォーン

「サイバーケータイ戦士セーラーフォーン!

 ケータイワールドを脅かす者は、この私が許さない!」



ベル

「サイバーケータイ戦士セーラーベル!

 ケータイワールドを汚す者は、この私が許さない!」




驚く奈美。



奈美

「ケータイ戦士!?」



フォーン

「奈美ちゃんは安全な所に隠れて!」



奈美

「う、うん」




タウラル

「やっと現れたなケータイ戦士め」



フォーン

「ダークソルジャー! 覚悟なさい!!」



タウラル

「ふん。それはこっちのセリフだ。

 行くぞ!!」




タウラルが突進を仕掛けて来る。


受け止め様としたフォーンとベルはタウラルのタックルによって突き飛ばされる。



フォーン・ベル

「「きゃぁーっ!」」




バリヤの壁に叩き付けられるフォーンとベル。



フォーン

「な、なんてパワーなの!?」



ベル

「まるでトラックにぶつかった様な衝撃……」



ププ

「パワータイプのダークソルジャーだププ!

 瞳、鈴音、気をつけるププ!」




その様子を離れた所で見ている奈美。



奈美

「瞳! 鈴音ちゃん!」



タウラル

「おら! おら! どうしたぁ!

 ケータイ戦士とはその程度か?」




すかさず再びタックル攻撃を仕掛けて来るタウラル。


受け身も取れず突き飛ばされる二人。



フォーン・ベル

「「きゃぁーっ!」」




再びバリヤの壁に叩き付けられる二人。


起き上がろうとしている所へタウラルが突進をしてくる。




ガシィィィィィーーッ




辛うじてタウラルの突進を受け止めたフォーンとベル。


だが、ジリジリと後ろの方へと押されて行く。



フォーン・ベル

「「くっっーーーー……」」



タウラル

「おら! おら! どうしたぁ!

 手も足も出ないのかぁ?」




すると突然、後ろに後退していたのがピタリと止まる。


右手でフォーンの背中を、左手でベルの背中を支えている奈美が居た。



フォーン

「奈美ちゃん!?」




奈美

「何かあるとは思っていたけど、まさかこんな事とは……

 水臭いじゃないの瞳」



フォーン

「だってインターハイが近付いてる奈美ちゃんを巻き込みたくなかったから……」



奈美

「ふ。 瞳らしいね……

 あたし達、親友じゃあなかったっけ?」



フォーン

「奈美ちゃん……」



タウラル

「貴様ら! さっきから一体、何をゴチャゴチャと!」



フォーン

「う〜ん……

 まず、このうるさい"牛さん"を何とかしないとね☆」




と、目でベルに合図を送るフォーン。


フォーンの意図を理解したベルが小さく頷く。



フォーン

「奈美ちゃん! 離れて!」




奈美が離れると同時にフォーンとベルは柔道の巴投げの要領でタウラルを放り投げる。



フォーン・ベル

「「はぁーーーーっ!!」」



タウラル

「ぐおっ!?」




大きな曲線を描いてタウラルは遠くの方へと投げ飛ばされた。


そして奈美の側へと駆け寄るフォーンとベル。



奈美

「見直したよ瞳。

 帰宅部のあんたが、まさかこんな事をしていたなんて……

 しかも鈴音ちゃんまで」



ベル

「あたしはつい、最近なんだけどね」



奈美

「あ!

 じゃあ、あの時……」



ベル

「うん☆」



フォーン

「ごめんね奈美ちゃん、巻き込んじゃって……」



奈美

「何言ってるの、あたし達親友でしょ?」



フォーン

「奈美ちゃん」




その時!

緑色の光の玉が何処からともなく現れて

しばらく浮遊すると奈美の掌の上に

そっと乗ると同時に、その形を変化させる。



ププ

「『ケータイ戦士の証』だププ!

 奈美もケータイ戦士に選ばれたププ!」




奈美はフォーンとベルに小さく頷き『ケータイ戦士の証』を高く掲げる。



奈美

「サイバーパケットパワー!

 コーディアーップ!」




二つに折り畳まれていたケータイがパカッと開くと緑色の光の渦が奈美を包み込む。


やがて光の渦が納まるとその中からケータイ戦士へと変身を遂げた奈美が姿を現す。



シーバ

「サイバーケータイ戦士セーラーシーバ!

 ケータイワールドを荒らす者は、この私が許さない!」



フォーン

「奈美ちゃんが!」



ベル

「ケータイ戦士に!」




その様子を遠くで見ていたトルブが驚く。



トルブ

「何!? ケータイ戦士が三人だと!?」



タウラル

「ふん。

 今更、一人増えた所で俺様のパワーには勝てん!」




タウラルはタックルを仕掛けて来る。



シーバ

「それはどうかしら?

 サイバーシーバパワー!

 パケットウェーブ!」




バシィィィィーーーーッ



ププ

「セーラーシーバの特殊能力はバリヤだププ!」



シーバ

「今よ!」



ベル

「サイバーベルパワー!

 ヒーリングチャージ!」



フォーン

「よーし! 元気満タン!!

 サイバーフォーンパワー!

 パケットアターック!」




パケットアタックがタウラルにクリーンヒットし光の粒子となって砕け散る。



フォーン

「やったね☆」




とブイサインをするセーラーフォーン。



トルブ

「おのれケータイ戦士め!」




トルブが姿を消すと同時にバリヤの様な物も、いつの間にか消えていた。




変身を解き三人が集まる。



ププ

「ケータイ戦士が三人になったププ」



「とうとう奈美ちゃんまで巻き込んじゃった……」



奈美

「それは言いっこ無し!」



鈴音

「そうよ瞳ちゃん、せっかく奈美ちゃんが仲直りしてくれたのに」



「ごめんね奈美ちゃん」



奈美

「分かったって。

 その代わり……」



瞳・鈴音

「「?」」



奈美

「また面白いケータイ小説教えなさい」



「もう、奈美ちゃんったら……」



ププ

「ププ〜♪」



鈴音

「うふふ……」



奈美

「あはは……」



瞳・鈴音・奈美・ププ

「「「「あはははは……」」」」




瞳達の笑い声がいつまでも続くのだった。








第6話へ続く











第6話:予告




ププ

「ケータイ戦士が三人揃ったププ♪」



「よーし! ダークソルジャーめ! 矢でも鉄砲でも持って来なさい!」



奈美

「何か、ちょっと違う様な?……」



鈴音

「でも、いつもの瞳ちゃんらしくなって良かったわ」



ププ

「良かったププ」



「奈美ちゃん、これからもよろしく☆」



奈美

「改まって何言ってるの」



ププ

「そうだ! 大事な事を忘れていたププ!」



「大事な事?」



ププ

「サイバーケータイワールドの事だププ」



鈴音

「サイバーケータイワールドが、どうかしたの?」



ププ

「第2話で瞳に話そうとして以来、すっかり忘れていたププ」



「ああ。

 あの時、途中で眠っちゃったんだっけ?……」



奈美

「何やってるの瞳〜」



「だぁ〜ってぇ〜」



奈美

「『だぁ〜ってぇ〜』じゃない!」



「うう〜っ……」




次回「サイバーケータイワールドの秘密」

お楽しみに!




「ププは、あたしが絶対に守る!」






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