不死身による無理な恋愛
不死身と、変な設定と文豪さんを書きたかっただけだから、許してください
ふへへへ
私は不死身なんだよね。
ずぅーっと、生きてると死にたいなぁって思うこともあるんだよね。
…でもさ、死ねないってこんなに苦しんだね……生きたくても生きれない人はいーっぱい居るけど、わたしは死ねたくても死ねない人なんだよね…ははっ、好きな人が出来ても、その人は不死身じゃないしずっとそばに居てくれないんだよね。
んー今は確かー何時代だっけ?ふふふ…忘れたわぁ…
あ、でも!分かった事はあるんだからね!
少しでも愛した人は、少しだけ寿命が伸びるってことだけど、愛した人はまだ居ないんじゃないかな!
だって、私に寄って来る男はみんな、顔目当てだし。
私を産んでくれた母親、自分を大切にしてくれる父親、それと可愛いけどおっちょこちょいな弟と妹に、口うるさい姉、かっこよくて憧れな兄、この人達を愛して、この人達の寿命は、んー8年くらい伸びたよ。
でも、呆気なく死んじゃった。
今は何か小説家がいっぱいいる時代(?)らしい。
不死身に加えて、未来も見えるんだよね…ほんとに悲しいよ?愛した人がいつ死ぬか分かるし。
今の所、森鴎外、尾崎紅葉、太宰治、福沢諭吉、谷崎潤一郎、泉鏡花とかが居るよ。
私さ、遊女でね、多分すごい人気あるんだよ。
だから、何でかな?普通来ないよな…って文豪さんも来るんだよね。
そんなに女に飢えてんのかよ…まぁ、そのお陰でお金は入るがな?
でも……何だろ…この、心にポッカリ空いた穴みたいなさ、隙間みたいな?
埋まりそうで埋まらない、ココには何を入れたらいいのかな?…あー愛か。
…ま、そうだろうな。
毎日毎日他人のモノを受け入れてる気持ちヤバいからね。病むよ?
……………………………………………………慣れって怖いなぁ。
最近気になってなるのは、太宰さんかな?
何か、ミステリアスみたいな?
まぁ、会う度「私と心中してください。」
っていうのやめてほしいわぁ………ノリそうになる。てへっ…
好きになるってどんなだっけ?キュンってするんだっけ???
分かんないよ!だってさ、人を好きになったのなんて、500年ぶりよ。
前、好きになった人の顔すら思い出せねぇ。末期かな。
でも、太宰さんとヤる時、幸せになって隙間が少しだけ埋まるのは内心感じてる。
でも、私みたいな淫らな女好きになんて好きになってくんないよ…だから、他の文豪さん達との御遊びで、気持ちを消そうとするの。でも、無理みたいだ。…どうしても太宰さんと重なっちゃうの。
やっぱ、駄目だわ。
この癖は治らない。『一度好きになった人は、執着する程好きになる』ってのはね。
やっぱし心地いい…太宰さんとの行為は…あぁ…イィ…わぁ…
太宰「何で?泣いてるの?なぁ?」
そう言い太宰さんは私の涙を静かに舐める。
私「…分かんない………でも、好きよ。」
太宰「あぁ。私もだよ。」
濃厚な接物をした。
でもね…私は他の人とも身体を重ねる…嘘を嘘で塗り潰しながら。
嗚呼また私は嘘を重ねて、本当のワタシを消していく…そして、自分をさらけだす事が出来なくなる。
でも、ある日太宰さんがこう言ったことで、私の長ーい人生はガラリと変わったの。
太宰「ねぇ?聞いて欲しいことがあるんだけど……くっ…」
私「もぅ……シながら言うとかぁ…ん…何?」
太宰「一緒に来ないか?…私と共に…外に出ないか?……っ急に締めるなよ」
私「え…?ほんとに?…っう………本当の事なら…いいわよ……」
太宰「愛してるよ…凛香」
私「何でこんな時に名前呼ぶの…治…」
そうして、わたしの頬に温かいものが伝っていった。
こうして、私(凛香)と太宰治は、結婚した。
すると、治は年も取らず、私と仲良くずぅーっと暮らす事が出来た。
これ程嬉しいことは無いよね!
こればっかりは、この不死身を与えてくれた神様に感謝だね。
では、また会おうね。
さようなら
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やっぱし、使ったね。
まぁー、私は、不死身を与えた者だし。分かったけどね。
幸せになりなよー凛香ちゃん。
いい感じにR18ですね。
ちくしょう!