表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/89

学園

もしかしたら前話と合体させるかもしれないです

面倒だからやらないかも・・・


女生徒(ショタコン疑惑あり)はモブです。






 ギーゴを見送ったとユアンは二度寝するべく、宿へと向かう。

 太陽が出て間もないため活動している人は仕込み中なのか、屋台や露店の店主、宿屋の従業員などばかりでこの町の住人はまだ夢の中のようだ。

 そんなにぎやかな日中とは違う雰囲気をユアンとマオは感じながら歩みを進める。


「静かだね・・・」

『そうだな』


 知り合いが町を出て少し寂しいのだろう。

 ユアンの声音にはいつもの明るさが身を潜め、寂寥感がにじみ出ている。


『元気を出せ。今日は学園の式だろう?そんな顔で行くのか?』


 今日は丁度学園の式に参加する日である。

 数日、この町に滞在していた為、この町にやってくる入学希望者を見ていた。

 学園は希望者を断ったり、篩に掛けたりしない様だが、遅れてしまうと当然中に入れない。

 

「分かってるよ・・・」

『仕方ない』


 そういいマオは無理やり身体の主導権を奪い、バシッと両頬を叩き、すぐさま中に引っ込む。


「痛い!!」


 痛みはマオではなくユアンを襲う。


『こういう使い方も出来るようになったのだ。覚えておくんだな』

「ひどい!!やり返してやる!!」


 ユアンは躍起になって中に入ろうとするが、マオが押し止め、結局痛みが引いてしまう。

 他人から見たユアンの姿は確実に不審者だが、その頃にはユアンの顔に寂しさなど何処にもなかった。



「おばさん、ありがとう」

「また利用して頂戴ね」


 宿を引き払い学園に向かう。

 学園には寮があるので今日からそこに住むことになる。

 荷物はケルト村から持ってきた鞄だけなので身軽だ。

 一番通り、二番通りと細い道を順に進み、目的の南四番どおりに着く。


 学園は石造りで目の前には西門や東門に引けを取らないほど大きな門がある。

 いつもは閉まっていると思われる鉄格子の門は新入生のために開けられていた。

 周囲には同じ目的の人が大勢おり、同じ故郷の人と会話を楽しみながら来ている者もいる。


「よし!!」


 ユアンは鞄を肩に掛け直す。

 幾許かの緊張感を持ち、二人は学園の門を潜ったのだった。



「入学希望者の方はこちらで~す」


 この学園の先輩と思しき女生徒が声を張り上げ、新入生を誘導している。

 ユアンはその女生徒に許可書のことを聞くことにした。


「すみませ~ん。ちょっと聞きたいことがあるのですが・・・」

「はい?」


 女生徒が振り返り目の前の少年を見た時、あまりの美少年に驚き固まってしまった。

 ふんわりとした栗色の髪に翡翠のような瞳、白磁のような白い肌。

 女生徒が呟いた一言は―


「天使や・・・」

「え?」


 はっとし思わず方言が出てしまったことに恥ずかしさを覚え、顔を赤くする。


「大丈夫ですか?」


 コテンと小首をかしげる女の子のような可愛らしさに鼻血が出るのを抑える女生徒の様子は、確実に重度の少年愛好者である。


「は、はい。いいですよ」

「実はですね――」


 衛兵に許可書を提示しなければならない事情を説明する。


「そ、それなら教師から説明があ、あるのよ?だ、だから安心してね?」

「そうですか。ありがとうございました」


 ユアンは挙動不審な彼女に疑問を覚えながらもぺこりとお辞儀をし、その場を後にする。

 ユアンが立ち去った後、また女生徒は一言―


「今回の新入生は美形が多いなぁ~」


 と言ったとか。



 新入生は訓練所という広い場所に集められている。

 教師らしき人物が壁に待機しており、壇上も用意されていた。

 周囲は全員、新入生らしく、皆一様に心を躍らせているのが伝わってくる。

 知らない人ばかりで不安だが、マオ以外の友達を作るんだと拳を握り決意を固める。


 しばらくすると、周囲のざわめきがだんだんと小さくなる。

 壇上に初老に差しかかった女性が壇上に立った為だ。

 その女性は皆が静かになると、うんうんと頷き、話し始める。


「新入生の皆さん、学園にようこそ。私はこの学園の学園長しております、マーサ・アニールといいます」


 ユアンはその時、どこかで聞いたことがあるなぐらいにしか思わなかったのだが。

 その実、彼女はケルト村を含めたこの一帯、『アニール領』の領主であった。

 マオはその事実に気づいていたが、別に告げる必要性を感じなかったのでユアンに黙っていたのだった。


 彼女の話はこの学園の成り立ちから始まり、現在どのような目標を立てているのかという何とも長い話だ。

 ユアンは足が辛くなっており、周囲の新入生もそれを感じているのだがマーサ学園長はまだまだ話す。

 

(マオ、代わって。お願い!!)


 代わったところで身体の痛みや疲れが取れるわけではないのだが、マオに助けを求める。


『すまんな、今は無理だ』

(そんなぁ~)


 マオは同郷の者がこの場にいれば、ユアンと変わった瞬間に騒ぎ立てるかもしれないと警戒し代わることを断ったのだ。

 当然、ばれる様なヤワな幻影をしているつもりは無いが、念には念を入れてという意味でも代わらないほうがいいと判断する。


 魔人の存在が学園にあることを知らないユアンは、マオがなぜ代わらないのか知らない。

 また普段どおり意地悪をしているのだと思い、中に入ろうと試みるが相変わらずマオには敵わない。

 結局足をプルプルさせ、耐え続けるしかないユアンであった。

 

一応誤字脱字、頭を一マス開けることはした。

抜けてるかな~?って文章も追加したつもり・・・


だがしかし!!

アニメじゃないよ?


だがしかし、作品って言うのは私が書いているわけでありまして

『想像』が足りない部分を補填してくれるのです


つまり何が言いたいかというと!!


アドバイスください・・・

誤字脱字報告ください・・・


感想とかレビューとか評価とかよりアドバイスが欲しい(もちろん感想とかあれば嬉しい・・・)


あまりくれくれ言いたくはないのですが力不足ですみません

活動報告に掲示板的なものを作っておきますのでよろしくお願いいたします


ではでは・・・(ショボ-ン

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ