第13話 衝撃発言
後半シャルル視点入ります。
静まり返った部屋の中。
国王両陛下も、側妃殿下も、何も言わない。
王妃陛下の姫君で、エドワードの妹に当たる、王女ふたりが静かに顔を見合せている。
参加させられた重臣達も落ち着かない様子。
そんな中、沈黙を破ったのがエドワードだった。
「シャルルは口にしないが王妃になるかもしれない未来を恐れてる。そんな不安は彼女には必要ない」
「だから、俺は、王位継承権は放棄する。王になるより彼女がいればそれでいい。王太子の兄上もいるし、俺が1番継承権下だから問題ないですよね?父上」
は?
皆がザワつく。
国王陛下
「エドワード...何を考えているんだ?!継承権放棄だと!」
側妃殿下
「...そりゃ、シャルル嬢にしたら、重荷でしょうけど…」
王太子殿下
「本気で言っているのか?」
王女
「...エドワード兄様、さすがにそれは...」
エドワード
「王太子の兄上を含め、俺の上には王妃陛下の産んだ姉上や妹も含めれば7人いる。8番目の俺が抜けても問題ないと思いますが?」
側妃第1王子
「確かに、側妃の母上の子で継承権あるのは私とお前だけだが、私にすら回ってこない可能性は高いぞ。放棄しなくてもいいんじゃないか?」
エドワード
「シャルルの不安の芽はひとつ残らず潰しておきたい。俺に継承権がある限り王になる日が来なくても、シャルルの不安は消えない!」
「だから、放棄する!」
王妃陛下が産んだ子なら王女にも継承権はあり、側妃殿下の子は王子であっても、継承権は下だが…
国王陛下
「...わかった。...継承権放棄、認めよう...」
エドワード
「ありがとうございます」
穏やかな笑みを浮かべる。
国王陛下
「...ルーラ(側妃殿下)、申し訳ない...」
側妃殿下に顔を向け謝罪する陛下。
国王陛下は悪くないのに...
側妃殿下
「...陛下が謝る必要はありません。...仕方ありませんわ」
そこで、会議は終了した。
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「え?エドワードが、王位継承権放棄した?」
ルーカス様から、その事実を聞いた私は、震え上がってしまった。
エドワードは側妃殿下のご子息とはいえ王子なのに...
でも、王妃になったら国民に姿を見せなきゃいけないし、準男爵令嬢が王妃になるなんて前代未聞よね...
とんでもないことだけど、何故か安心してしまった。
前に両親もいる前で、誰も見るな、触れるなって言ってたっけ…
思い出したら、胸がキュンとした。
何故だか分からないけど...
それを両親に軽く報告したら、両親唖然。
お母様口パクパク、お父様は額に手を当てて考え込む 。
「遂に、恐れてたことが来たか…あの殿下なら命すら投げ出しそうで厄介だと思っていたが…」と胃薬に手が伸びた。
お読み頂きありがとうございます。
遂に、エドワードが王位継承権放棄しちゃいました。
準男爵夫妻は胃が痛いですよねw
次回もお楽しみに。




