戦慄き
きらり光る夜空
午後19時半
斑模様
幾千のキリトリ線が
そこいらに
散らばる
..誰かが言っていた
「夜空に眠るのは一人の孤独な少女の亡骸」
「夜空にあるのは悲しみ尽くされた世界の果て」
不思議なんだ
真っ暗になれば
当たり前のようにさ
ああやって光が無数に現れては
きらり光る
そこにあるのは
恐怖とも優しさとも判別つかない
何かが居座っている
愛に満ち足りた生命線の戦慄きは
とうとう今
触れられないものへと
変わり出した
..誰かが言っていた
「夜空に眠るのは一人の孤独な少女の亡骸」
「夜空にあるのは悲しみ尽くされた世界の果て」