2話:魔王の一撃と超高速自動回復
やっと進み始めます。
〜現在〜
そろそろ着くな・・・。
エスト「っと!着いた着いた〜。そういえば女神様に聞くの忘れたけど魔王ってどんな奴なんだ?」
瞬間、俺の右腕を何かが貫く。
エスト「っ痛!なんだこれ?腕貫かれてんだけど・・・」
腕から血が出てるが大丈夫だ。すぐに治るだろう。そう考えてる内にみるみる腕の穴は塞がっていく。そして血は止まり元通りに戻った。
「ふぅ・・・。治った治った!さ、行くか。」
???「ほぅ。一瞬で傷を治す魔法を使うのか。」
何故か少女のような、幼女のような声が聞こえる。
エスト「?誰かいるのか〜?居るなら教えてくれ〜」
周りを見渡すが見つからない。
???「ここじゃよ!ここ!真上じゃ!」
エスト「え?上?」
上を見上げると銀髪の幼女が居た。
エスト「あ、白。」
???「って!何見とるんじゃ!!」
エスト「あ!ごめん!本当にごめん!ところで君って?」
???「私か?私はイリス。そなたの探してた魔王じゃよ。」
・・・いきなり魔王から顔出してくれるとは。
イリス「それでそなたはなんの用じゃ?」
エスト「担当直入に言うと、他の次元を侵略しようとするの辞めて欲しいんだよね。」
イリス「嫌じゃ。全ての次元を私の物にするんじゃ。」
エスト「えっと、ちなみになんのために?」
イリス「え?理由?・・・特にない。」
理由なく次元を支配しようとしてるのか・・・。
エスト「辞めてくんないと力ずくで説得しないといけないんだけど、どうしてもダメ?」
イリス「ダメじゃ。そんなに辞めさせたいなら掛かって来ると良いぞ。」
おっと、そう来るか・・・。しょうがないなぁ。
エスト「ならお言葉に甘えて・・・。」
瞬間、俺は地面を蹴る。一瞬でイリスとの間を詰める。しかしイリスは読んでたように、タイミングをピッタリ合わせて蹴りを顔に入れる。
エスト「ガっ!!痛っ!」
イリス「頭から血が出でるぞ?掛かってくるのの辞めたらどうだ?」
一瞬、顔を伏せる。そしてすぐに顔をあげる。
エスト「ん?血?どこに血が出てるんだ?」
超回復で一瞬で元通りになる。そしてまた地面を強く蹴る。
イリス「まだ来るか。ならば!顕現せよグングニル!」
イリスがそう叫ぶと、一帯を暗い霧が包む。そして霧が晴れると・・・。
イリスの手には、眩い光を放つ魔力で出来た様な槍が握られてた。
2話です!近いうちに3話そしてキャラ資料を投稿しますのでよろしくお願いします。