第三章 幕間EX【log.2■%3■8◆5◆8%257】中
……――――――
…………―――――――認識
〔ブラックボックスより暗号化された音声記録を入手。復元、再生しますか?〕
……――――――
…………―――――――承認
〔音声ログ〕【西暦2■%3年 ■8月◆5日 午後◆8時%2分57秒】(天候 雨)
………―――――再生開始
「これは一体?」
「攻略本だよ。ゲームはやったことあるかい」
「……こんな物の為にわざわざ呼び出したのか?」
「その通り…と、言いたい所だが、一つ説明を忘れていてね」
「? ゲームのレベル上げは順調にしているし、アンタの…ヤマシタ社長の根回しで俺の正体がバレる事は無いだろう」
「その言い回しは皮肉かい?」
「正解」
「ハハッ、まあいい。――――言い忘れていたのは、現在の話ではなく少し先の話だよ」
「協力者の事か。それなら―――――」
「いや、死亡者の事だ。」
「死亡者?」
「そうだとも。結果を得るには何事にも『過程』というものが必要となる――――――前に魂の重さは21gといっただろう?」
「ああ」
「アレも別世界に行く実験をしたからこそ得た正確な結果だ。まあ、その数字自体はとある科学者が発見し、我々はそれを念頭に実験をしただけなのだがね」
「はあ………もったいぶるなよ社長サン。つまり、その死亡者は何をするっていうんだ?」
「人を導く英雄を作るには、“人助け”という『過程』が必要だ―――わかるな?」
「……成程、別世界での最初の仕事って訳だ。で、ソイツの情報は?」
「なに、ただのゴブリン………そうだな、しいて言うなら彼の名前は『ヤ□□□ カズ――――――――――――――――――――
……―――――――――〔エラー〕
………――――――――――――――――――〔エラー〕
……―――――――――復元不可能
音声記録の再生を終了します。




