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カムイモノ  作者: 食食食御さん
第二章【魔窟の主】
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第三章 夢路に付き従う達へ

『設定とは歴史である』



 かの国を征服した、かの国に敗北した、自らの民よって謀反にあった、大義を果たさんとした。



 それら全てが、その者の生の歩み。



 道半ばに終わったとしても、歴史(せってい)として刻まれる設定(れきし)がある。





 とある皇帝に付き従う三人の女がいた。



 一人は、その者に救われた。


 一人は、その者に憧れた。


 一人は、その者に恋い焦がれた。



 姿、形、心の在り様、全てが違う彼女達。



 その思いは純粋で無垢な――――ただ単純に彼の背へと、恩を、憧れを、恋を抱く。





歴史(せってい)とは設定(れきし)である』



 知り得ていた彼自身も気付かず、生み出された彼女達も気付く事は無い。



 魂は還元され、新たなる生と歴史(せってい)を得て、刻まれたのだ。



 思考、思い、性格、癖に至るまで、設定(れきし)よって彼等の根源(元々)は徐々に“変質”していく。



 知る事は無い、知り得る事は出来ない―――――しかして、確かな違和感はソコにあるのみ。




 ああ、だからこそ……………いや、そうだからこそ――――――



 


 ―――――運命の歯車は僅かに軋んだのか

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