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カムイモノ  作者: 食食食御さん
第二章【魔窟の主】
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第二章 9 【楽園楽土】

 うつ伏せとなった身体は重く、意識はまどろみ、先の魔法陣によってか節々が余りある衝撃を与えられて悲鳴を上げている。白い仮面はズレてしまって微々たる光が視界にちらつく。


「……う、うぅ…………」


 臭い、音、触感が……段々段々と鋭くなり、手と足の感覚を男は確かめる。

 ――――問題はない。

 五体を意識すればするほど、まどろみながらも感覚は確かに。だからこそ、一つ疑問を覚える。


(波の音? だが、どうして……いつの間に外に出たのか?)


 だが、それは。起き上がればわかる事だと疑問を振り払い。

 ゆっくりと“ヤシャ”が一人、ヴァープ・セルは仮面を直し立ち上がって、あり得ない光景に全身を震わせ、目を見開き、まばらに混乱していた思考は収束した。


「海だ、と……」


 暴風(かいぶつ)の迫っていた白亜の世界(げんじつ)は乖離し、まぼろばな砂浜と燦々と降りしきる太陽に移り変わり、眩いまでに煌めく海と空が眼前に広がって。

 後ろを振り返れば、自然豊かな森林群が地上の楽園を造り出している。


「ん?! お前ら!!」


 緑豊かな楽園を見渡す最中、見知った顔が木々の間から現れて。ヴァープ・セルは安堵の表情を浮かべ、再会の証として拳を突き合わせる。


「ヴァープ?! 無事だったか!」


「ああ、今気が付いた所だがな。ドガ、ファンガ、無事でよかった。それと……――――」


 ドガ・レストにファンガ・レストの後に続いて森の中から現れたのは、これまた悪名高いシーカーチーム“デンフィート”の二人だった。


「ヤレヤれ。私の愛する者二人とはぐれて転移とハ。とんだ災難ですよ……ネェ、スィニス?」


「はイ。全くもってその通りデス」


 イアロス・ペンドージは呆れながら唯一奴隷の刻印が刻まれていない彼女に同意を求め、相も変わらずコバンザメの如くスィニスはこの世の真理だと言わんばかりに、言葉を復唱して深々と頷く(同意)


「イアロス・ペンドージ…そっちは二人だけか?」


「エエ、恐らク。スィニスが妹たち(わが愛)を突き飛ばしたおかゲデ、はぐれたのでスヨ……」


 金持ちのボンボン(イアロス)は不手際だと言わんばかりに、愛する者を突き飛ばした彼女を念押しに睨みつけるも、スィニスは顔色変えず目を伏したままであった。


「それにしても<転移>か……何か、確証があるのか?」


 ドガ・レストの疑問をイアロスは『当然だ』と鼻で笑う。


「オレの親が生きていた時、雇っていタ第十級の冒険者が家財やメイドを第七階級魔法<転移陣(ウェプト)>で運んでいたのデスヨ。設置型の転移魔法でネ。オレも小さかったので興味本位で運んでもらいマシタガ、身体が浮くような感覚の次に気が付けば別の場所……――――どうデス、覚えがあるデショ?」


 調子づいた元貴族に投げかけられた言葉。胸に聞いて思い返せば、確かに飛ぶような感覚は記憶に新しかった。


「じゃあ、聞くがここが何処だか分かるのか?」


「まさカ!? 知ってたら<転移陣(ウェプト)>をふっ掛けてきた魔法使い(ウィザード)を殺していマスヨ」


 特筆して<転移陣(ウェプト)>という第七階級魔法は使用者の意志が反映される魔法のようで、それもそうだと“ヤシャ”は頷く。


「では、取りあえず。ここはどこかを確かめよう……“デンフィート”もそれでいいな?」


「アア。ひとまずハ――――――」


 その時。


『――――<火炎球(ボグファ)>』


 突拍子もなく、似合わない、硬質的な声が詩の終わりを歌い、一人の老人が黒塗りの三人を焼き尽くす。











 常夏の園、恒久なる島。そんな場所とは正反対なのが小さな老人の見てくれであった。

 緑色のぼろきれを身に纏い、触手の様な髭が否応なしに頭巾で隠した陰りを見せる穴から伸びているのが、精々読み取れる程度の人相。

 左に流木の杖を持ち、しわがれた手足には何もつけておらず、代わりにと緑色の爬虫類の鱗がまばらに生えている。

 人間ではない。しかして、亜人でもない異質さをイアロス・ペンドージは感じていた。


「オマエハ?」


 燃やされている元人間の灰の山を横目に敬老の精神皆無で殺意を向けるイアロス・ペンドージ。

 さもありなん。<転移陣(ウェプト)>に次いで“ヤシャ”の三人を一撃で絶命させた第四階級とは思えぬ<火炎球(ボグファ)>、そしてその魔法を唱えたであろう唐突な老人の登場。

 怪しさ満点の人物を警戒するに越したことはなく、イアロスに続いてスィニスもその子供程度の大きさしかない老人相手にいつでも武器を抜けるよう身構えた。


「ツダ・ウィンズ……“超高機動型自立式要塞・アマテラス”第八階層【楽園楽土】の守護君主だ」


 ツダ・ウィンズという老人は一切の笑みを見せず顎鬚を撫でつつ淡々と名乗る。


「質問良いカナ? ご老人」


「何かね?」


「“超高機動型自立式要塞・アマテラス”第八階層【楽園楽土】……ト先程言っていたが、マサカトハ思うがここは室内カ?」


 次いでイアロスも人形の如く淡々と疑問を口にすれば、ツダ・ウィンズという老人はコクリと頷く。


「左様。おまんらが転移して来たところから一つ下った場所よ。海岸、森、岩の林、平地が特徴の南国を模した部屋である」


「ソウカ……。一応聞イテオクガ、我々ヲ見逃シテハクレナイカ?」


 イアロスの言葉に老人は、ククと嗤い、右手を天高く掲げた。


「そんな馬鹿なことがある訳ないだろうに」


 パチン、と潮騒よりも大きく指が鳴る。


「イアロスサマッッ!!」


 スィニスの視線の先には大海原。

 どういう原理かは知らないが、その海上。波を割り、姿を現したのは全長八メートルの巨大な青いウミヘビが二匹。涎を垂らし、空腹の産声を上げて真っ直ぐ素早くこちらへと向かってきている。


「分ガ悪イ、走ルゾッッ!!」


 目視にて五十キロ程度。

 考える猶予も与えられず二人にできる事といえば、大海原から踵を返して一目散に森の中へと逃げ込む事のみ。


「ほれ急げよ。魚竜の腹の中に入りたくなくばな」





 【ブレイスラル・ファンタズム】の世界には、幾万と豊富なクラスが揃い踏みである。

 物理戦闘を旨とするなら、戦士や侍に僧兵など。

 魔法職であれば、魔法使い(ウィザード)に魔術師、森の祭司(ドルイド)など。

 変わり種が欲しいのならば、詐欺師や商人系のクラス。はたまた回復特化の治癒師(ヒーラー)等、直接の戦闘能力は低いもののサポートに徹すれば、その職業の真価を発揮できるモノも沢山と。

 戦闘スタイル一つ取っても微妙に違い、プレイヤーの育て方によって様々な特性に変容するのが【ブレイスラル・ファンタズム】の世界だ。

 ただ、その逆。他のクラスと混ざり、統合されることがない単一で構築されて進化するクラスも存在する。

 その名は【(エニグマ)】。

 【ブレイスラル・ファンタズム】史上、最も特異な職業として知らぬ者はいないギルド拠点のNPC専用クラスだ。

 “謎”と書いて“エニグマ”と読むのはギリシャ語が語源だから…ではなくそういった暗号の名称から引用したらしい。戦闘自体も元ネタに倣い『符丁』を敵に開示し、そのヒントを元手に弱点を暴かれるかの有無で勝敗が決定するのが、このクラスの絶対の決まりだ。

 たとえ、習得できるスキルや能力が育て方によって千差万別に変わっても、その決まり(ルール)だけは変わらないのである。

 “超高機動型自立式要塞・アマテラス”第八階層【楽園楽土】の守護君主“ツダ・ウィンズ”の【(エニグマ)】は【外宇宙的(アロモス・)神秘(エニグマ)】。難易度としてはかなり単純な(エニグマ)で構築されている。

 自身に関する【楽園楽土】の情報を含めた全てを開示して敵に『符丁』与え、弱点を探らせ、見事敵が制限時間内にその弱点を突いたなら敵の勝利。制限時間を過ぎれば、どんな存在であれ守護君主であるツダ・ウィンズの勝利。

 概要を見るに堅実かつ意欲的に攻略に臨めば普通で退屈一歩手前な彼のクラス。だが、【外宇宙的(アロモス・)神秘(エニグマ)】と呼ばれるのには当然に訳があった。

 “謎”とは時間が掛かるにつれ短調単純ながらその影と形を嘘と真実で肥大化させてゆく存在。

 勝利と敗北の二元論では片を付けられないのが、彼の【外宇宙的(アロモス・)神秘(エニグマ)】である。











 草木をかき分け、不自然に拓かれた地面を踏みしめ、靴の中で爪が割れてもお構いなしに走るはしるハシル。

 亜熱帯にも似た気候と環境は衣服の内側から二人の体力を減らし熱を増長させ、露出した肌の部分よりは滝のような汗が出る始末。ただ、その脳みそは冷徹なまでに冷静で、自分と愛するスィニスの装備を吟味し終えたイアロス・ペンドージは端的に言葉を発する。


「コノママデハ、追イ付カレル………考エガアル」


「ワカリマシタ」


 阿吽の呼吸…ではなく、頷くことしかできないスィニスはイアロスの言葉に二つ返事で従うだけだ。


「オ前ノ持ッテイル<衝撃(ヴィツィ)>ノ魔法の小杖(ウィスタフ)ヲ寄コセ」


 腰に下げた背嚢からスィニスは言われた通りに三十センチ台の先端に緑色の丸い魔石の付いた小杖二つを取り出し手渡す。

 現在のデンフィートのように、仕事中いついかなる時でも魔法使い(ウィザード)と共にいる事はない。

 そんな時の為に開発されたのが、第一から第三階級魔法を魔石に封じ込めることで魔法が得意ではない人間でも魔法を簡単に扱えることのできる『魔法の小杖(ウィスタフ)』。回数制限こそあるが、安全装置を外して杖に向かって呪文を叫べば、封じ込められた魔法を発動できる商業国産の魔道具だ。

 元は貴族のペンドージ家。最新の物品であれば、王国と水面下で争う敵国であろうと息子のワガママを聞いて手に入れるのは当たり前。


「オレガ魚竜ヲ殺ス。オ前ハ弓矢デ二匹ノ眼ヲ射貫ケ」


「……ハイ」


 イアロス・ペンドージの命令は絶対順守。スィニスは了解し、立ち止まって矢を二つとつがえると不動の姿勢で狙いをつけた。

 愛するスィニスが構えたのを見て夫婦の共同作業だと言わんばかりに破顔するや否や、イアロス・ペンドージは懐から包帯を取り出し、解けない様に魔法の小杖(ウィスタフ)を逆さまに足へと巻き付ける。

 獣道以上に不自然に拓いた森の中、幸いも両者共々狙いを付けやすい狩場。


『シュゥグググ………カッー!!!』


 片や魚竜。標的を目視した途端に宙に浮かぶ身体をくねらせて速度を増し、その口腔を開く。――――ノコギリの様に生えそろった歯の群小、切れ味はノコギリ以上のカミソリ以下。


「……合図スル。ソノ時ニ呪文ヲ唱エテ射貫ケ」


「了解シマシタ」


 片やイアロス・ペンドージと彼に愛される女。

 女は二つの矢をつがえて目視した標的の赤い目玉に鏃を指し、鞘から取り出したるは服装以上に華美な金色の刃が二つのイアロス・ペンドージ。

 姿勢を低くキンキラにいやらしく輝く双剣を構え、詠唱を開始するのは唯一ではなくもっとも得意とした為に鍛え上げられた一つの技。


「<車輪の轍、雷火の蕾、畜犬の手綱、ロウネリンブライスの鞭……切り開くは蒼天、サカシマの番、ルテイス…ルテイス…ルテイス……」

 

 双方、顔がはっきり見えるぐらいに差し迫る。

 口を開ける、剣を鳴らす。それが合図と言わんばかりに矢を放つと同時に<衝撃(ヴィツィ)>の呪文を口にすれば、跳躍…否、射出。

 

「―――…斬円刃>ッ」


 地面を蹴るよりも早く、駆けるよりも高速に、時速は六十を優に超えて。

 ゼロから六十キロの初速を叩き出した人間砲弾と目玉を狙った矢に成す術はなく、魚竜二匹はイアロス・ペンドージを視界に捉えることもままならず初撃を許してしまった。


『クゥウウッ――――!!』『シィイイィイッッーーーー?!!』


 筆で一文字を書くように一閃。


「<衝撃(ヴィツィ)>」


 そしてそのままイアロスは跳躍。

 空中に吹き飛んだ獲物、足のソレで逃げ出すことを考えるも魚竜二匹はそんなものは関係ないと浮かんだヤツをすかさず追いかける。

 “浅くとも腹に傷をつけた獲物”“食えるはずなのに食えない獲物”どうあれ二匹の頭にあったのは怒りという感情。そして、自分たちの得意とした空中戦を挑む人間への優越感。

 食らう、喰らう、くらう。考えを一色に染めて、魚竜はついぞ敵に追いつき、口を開く。


「掛カッタ」


 にたりと笑うイアロスの持つ双剣から鞭のように伸びるのは緑色の光、その発動したスキルの名は<斬円刃>。

 抜き身となった剣の始まりから生成されてその軌跡を追従し、その線上にあるもの全てを光の円が回転しながら引き裂き、ヨーヨーの様に切っ先へと収まる剣技(スキル)


『キギャァァァアアッッ――――』


 さながら三枚に下ろされる魚。首から尻尾の先まで浅く切られた傷はレールのように緑の光輪が進み、青色の体から鮮血と赤の腸がドロリと溢れる。


「<衝撃(ヴィツィ)>」


 宙に浮かんだ身体を地面へと着地させるイアロスだが、そうは魚竜が許さない――――許すはずもない。

 窮鼠猫を噛むの勢いで二匹は獲物ではなく敵へと真っ逆さま。


「<斬円刃>」


 一足先に着地したイアロスは双剣で弧を描き、緑の光輪を四つと生成する。


「所詮ハ獣……イヤ、魚カ」


 頭上から迫りくるのは自由落下の速度を加えて慢心をなくした二匹。

 逃れる事は無く、逃れる事は出来ない。――――なら、逃げないでいい。


『ッ?!!』


 <斬円刃>は剣の軌跡を追従するのが基本のスキルではあるが、その使い方は多様で鞭のようにしなる斬撃や光輪を投擲武器のように飛ばすこともできる。

 イアロスが行ったのはその両方。剣の軌跡によって生成された四つの光輪を火の輪くぐりの獅子みたく、落ちてくる魚竜にくぐらせて輪を縮めることによって中空へと固定した。

 作り出した光輪は使用者の意のままに流動する。拘束した魚竜を頭と胴と尻尾の三等分に切り分けるのは造作もない。


「武技戦技…今はスキルと呼び名を統合されたSP消費型の術理か」


 拵えた髭を撫でながらにボロ布を纏った老人は地べたに転がる二匹の死体を見つつ感心を声に浮かべる。


「完全詠唱による術理の強化によりこの威力……やるではないか。魚竜に食われるかと思えば……――――」


「コレデ、手下ハイナクナッタ。死ニナ、老イボレ」


 死体に残った<斬円刃>を振り上げての追撃。


「<小門障壁(ヴァント・ミナス)>」


 だが、突然地面から現れた半透明の壁がそれを遮る。


「……ふぅ、老人の話は最後まで聞くものだぞ?」


「フン、イイダロウ。辞世ノ句グライハ許可シテヤル」


 ふぉっふぉっふぉ、と強気なイアロスの言葉に髭を撫でながら笑うツダ・ウィンズが話したのは、スィニスの鉄仮面みたく鋼鉄なその表情を変える情報の開示。


「ワシと戦うに当たって五つのルールが存在する。まず一つは制限時間、この懐中時計の針が十二を指すまでにワシを倒さなければならない」


「………」

「……」


 スィニスとイアロスは老人の言葉に瞬間的に身構えるも懐から取り出した銀の懐中時計を見せびらかし、説明の間に時間経過はしない、とツダ・ウィンズは釈明。

 半分を指した時計の針が一寸も動いていないのを確認して二人は殺意を収める。


「二つ目。ワシは規則に縛られた存在。その規則(ルール)はワシにも破ることは出来ず、正々堂々な戦いが常である」


「デハ、オ前ガソノ決マリ事(ルール)ヲ破レバドウナル?」


「破れない、と言っておこう」


 親指、人差し指ときて掲げた右手の中指を上げる。


「三つ目はワシのクラス…おまんらで言えば魔法使い(ウィザード)や剣士に類するモノだ。種別とすれば魔法戦に特化したエニグマ…もっと言うのであれば、詠唱破棄不可能な完全詠唱のみでしか魔法を発動できない」


「……先程ノ魔法ハ詠唱ヲシテイナカッタゾ?」


「もちろん、おまんのように詠唱を済ませておくことも出来る」


 薬指を立てる。


「四つ目、さっきの続きじゃな。完全詠唱のみではあるが、魔法の威力は五倍。<火炎球(ボグファ)>程度でもおまんらの仲間を一撃で焼き殺すことができるぞ」


「一ツ間違イガアル」


「…なんじゃ?」


「アンナ雑魚ハ仲間ジャナイ。タマタマ同ジ仕事ヲスル事ニナッタダケダ」


「ほう、そうか」


 興味なく相づちを打ってツダ・ウィンズは小指を立てる。


「五つ目。勝利条件はワシを倒すだけでなく、この階層から逃げ切ることでも勝利となる。階層の情報は開示しておる。出口は平地を抜けた先じゃ」


「ソレデ全テカ…?」


 持てる手の内を自ら吐露したツダ・ウィンズは思い出したのには不相応に、パンと。開いてあった右手を用いて拍手を一度と打つ。


「言い忘れておったわ。説明をし終えて合図の後の二十秒、聞き手の挑戦者には猶予が与えられる。その間、ワシは攻撃も移動も不可能――――さて、残りは十五秒ぞ」


 敵は怪物、詠唱も唱え済みの可能性あり。

 僅かな熟考の後、両名が踵を返したのは言うまでもない。

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