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ミコの影帽子 夢心背話(ゆめうらせばなし)  作者: 心環一乃(ここのわ むの)
第19話 さいごのとき
154/167

第19話_はじまり

ミコちゃんシリーズ19話です。

この19話をもってミコちゃんは俗世からも物語からも退場します。

その最期を見届ける、”託せる人”ことヒカリちゃん。

ふたりが織り成すミコちゃんの人生最期の時間を御覧ください。

みなさまの心に、どれかなにか響きますように。

 はじまり

 

 その惑星には、神様がいた。

 

 神様は人間に問題を与えた。


「私達の大切なものを盗めたら、新たな神様にしてあげましょう」と。

 

 人として知らぬ者のいないその問題に、多くの人間が挑んでいった。

 

 だが、今まで誰一人、神様の場所に辿り着くことすらできなかった。

 

 やがて人々が諦め、問題を知っていても無視するようになった時代。

 

 一人の女の子が問題を解いてしまった。

 

 しかも、神が一人死んでしまった。

 

 人々も、神様も揺れた。割れた。驚いた。

 

 なぜか――その女の子が事実を一切明かさずに姿をくらませたから。

 

 追い求める者もいた。しかし全て儚く水の泡と消える。

 

 女の子が人に、世に、愛想を尽かしさよならしたから。

 

 これは、知った答えを見つけてみせた、女の子の物語。

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