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七罪の召喚士  作者: 空想人間
第十章 バケーション
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第209話 休暇一日目 召喚士として

 土下座をしながらも、恐らく本当の涙を浮かべるソラとファラを見て、だんだん罪悪感が湧いてくる。

 俺はそんな悪代官じゃないと声を大にしていいたい。


「と、とりあえず魔法はしないって誓うから顔を上げてくれないか?」

「「……」」


 制服についてしまった砂埃を払いつつそう言うと、彼女らは顔を上げて立ち上がり、目尻に涙を浮かべているのにこちらを信用出来ないと言いたげな表情を作る。なぜここまで信じられていないのであろうか。浮気した夫の気分である。


「――我らとも、じゃ」

「今すぐ、ぱっぱと、精霊同化と唱えてください。全てを捧げる準備は出来ています」

「お前らさ、精霊同化について勘違いしてないか?」


 彼女たちは冗談で済ませる気は無いらしく、まだこの話を続けるようすである。


 彼女たちの動揺ぶりから察するに、まさかウン百年も生きていたのに、この経験が無いのだろうか?

 もしした事があるとするならば、同化するのもあまり良いものでないと分かっているはずなのだが……シャナクの感想を聞いていないもので、辛いか楽かの確実性はない。


「た……多分、勘違いしてないのじゃ」

「わ、我らは、たっぷり経験豊富ですから」

「おいお前らなんで目を逸らした」


 分かりやすくしてくれているのか、はたまた動揺してこの反応をうっかり見せているのかは分からないが、どうにも彼女たちの経験がないという線が強く浮かび上がってきた。


 今更気がついたが、俺はいま人助けの真っ只中であった。こちらが行かなくてもハイスペックなメアリーが何とかしてくれるだろうという安心感もあるっていえばあるのだが。


「まぁ、後でな。いまは迷子を探しに行かなければ――って、その事はそっちも分かってるよな?」

「分かってる、分かっておるが、我らは本気じゃ。だからこうやって恥ずかしさを忍んで顕現しておるのじゃ」

「野外でも、屋内でも、ピンクい建物でもバッチコイです。ええ」

「ソラの発言がだいぶ過激なんだけど」


 ファラはいいとして、ソラは確実に勘違いしている。彼女たちは聖霊であるので意思疎通が出来るはずなのに、何故今に限ってそれが出来ないのだろうか――


「「……」」

「ん、どした?」


 なにか慌てた発言が飛んでくるかと思えば、聖霊たちは互いに顔を見合わせて……こちらを向く。

 まるでマグマが上がっているようすを現すメーターのように、顔の下の方から頭のてっぺんに向かって徐々に真っ赤にさせていきながら。


「ゆ、ユウ。改めて聞くが……の、あの……」

「そ、その記憶に、間違いはゼロなんですね?」

「その記憶――って、ああ。お前らにも伝わったか。意思疎通ってその事について深く考えないと伝わらないシステムなんだろうか……」


 どうやら少ししかその出来事について思い出していないうえ、途中で思考放棄していたためか、シャナクとの経験が彼女たちに伝わらなかったらしい。

 俺の元の世界の記憶でも掘り起こせるのだから、最初から勝手に見ればいいの思うのだが……今やっとその事を行ったらしい。


 いまや彼女たちの顔は破裂してしまいそうなほど真っ赤に染まっており、吹き出る汗も良く見える。ようやく自分たちの勘違いに気がついたように思えた。


「あのな。俺の記憶なんてお前らからしたら余裕で覗けるだろ?」

(ほぉほ! 某が説明致します!)


 そうして体の中から聞こえてきたのは老年の渋い声。どこか明るいイントネーションなのは似合わないが、この声は俺の第二の召喚対象サーヴァントとなってくれたスライムだ。


「出ていいぞ」

「お言葉に甘えて――お久しぶりでございます!」

「ああ。プニプニも無事――じゃ、なかったが、怪我の具合は良いならよかった。スライムの面影は全く感じられないけど」

「ふぉほ! ユウ様に全力でご奉仕すると誓った故! では説明を――」

「「わぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁッ!!」」


 目の前で砂で汚れた魔法学園の制服を纏っていた聖霊二人は、叫び声を上げると同時に、俺が今から向かおうとしていた森の方へと激しい砂埃を巻き上げて走って行った。

 恥ずかしさが爆発したと考えていいだろう。俺も俺だが、彼女たちも異性経験が無いのではないかと薄々考えてしまう。


「追わなくてよろしいのですか?」

「あっちが目的地だからな」

「ふぉほ、それはそれは」


 背は高く、タキシードを着こなした白髪の老紳士はふぉほほ、と控えめな笑い声をあげて、聖霊たちが消えて行った森へと向けて歩き出す。なんだかんだで、彼が内容を全て把握しており、一番大人であるのかもしれない。


 比較的早めのペースで歩き続けながら、聖霊たちについて聞き出す。聖霊たちとの会話でそこそこ時間を使ってしまったのだから、既にギルドマスターが迷子を救出していてもおかしくはない頃だ。

 しかし、気配探知ではメアリーの気配ですら探知できない。くの一の格好のとおり、気配遮断を使用しているのだろうか。


「んで、なんでソラとファラはあんなことになってたんだ?」

「男性経験がないからですな。それと大きな勘違いに原因があるように思えます」

「オブラートに包む気もないな。俺もだいたい分かってたけど」

「某はスライム故、精霊同化はできませぬが、ユウ様の体の中に入り込むことは出来ますぞ」

「竜人の里の話か。軟体って便利だな」


 腹部を貫かれても多量出血で死ななかったのは、彼が俺の体にいたためである。なぜ異世界ってこんなにも危険なことが多いのだろう。女神に改造される前であったならもう何十回死んでることか。


「ちなみに、今の今までソラ様とファラ様が気が付かなかった理由。それはユウ様の記憶のプライベートな部分まで覗かなかったからですな」

「俺のプライベートな部分? そんなのもあるのか。名前からしてあんまり見られたくはないな」

「ふぉほ。我々が主から読み取れる記憶というものは、ボックス分けされており、食事内容からトイレの記憶などがプライベート部分とされております」


 どうやら全てにおいて記憶は共有させられるわけではないらしく、共有する記憶は選択可能であるらしい。

 彼女たちなりに気を使った結果、プライベートな部分にしまわれた精霊同化の記憶は見なかったのか。


 見る気になれば何でも俺のことを知ることが出来るソラとファラに、若干の恐ろしさを覚えた。弱点を握られそうである。


「それに、トイレまでか。そりゃ女の子はもちろん男だって見たくはないわな。――で、精霊同化はプライベート部分にしまわれてたから、あいつらは勝手に勘違いしたと」

「左様でございます。まぁソラ様もファラ様も女子であるが故か、契約当初は少し覗いたと告白してましたな。ふぉほほ」

「あいつら絶対見て後悔しただけだろ……」


 なんだかこちらまで恥ずかしくなってきた。

 色々隠してることがバレてしまったのかなど、嫌な想像が頭の中を駆け巡ってるうちに、気がつけば森の入口は既に目の前であった。

 

「ご安心くださいませ。ユウ様がどんなことをしていても、我らは我らはですぞ」

「なんでそんな俺が悪いことをやってるような言い方なんだ……? まぁ、それも置いといて」


 目の前には俺の何十倍ともいえるほど背の高い木々が生い茂っており、夜ということもあってか、光ですら通さないような濃い暗闇が森を包んでいた。お化けの出る雰囲気は完成されており、肝試しにはピッタリであろう。


「もうそんな時期でもないが、あいつらは――」

「ふぉ? ソラ様とファラ様か何かと対峙しているようでありますな」

「だな。ここに来て俺もやっと感じ取れたが、プニプニも分かってるか」


 聖霊たちから感じ取れる気配がガラリと変わり、態度はまさに臨戦態勢。ただ、その向かい合っている相手もこれまた人間だ。彼女たちからは先ほどの慌てたような雰囲気は感じ取れないが、もしかして依頼の対象は幻獣に変化しかけている人間だったのだろうか。ギルド本部の戦いの時に対面したソフィのような状態であったとすると、討伐するのにも精神をなかなか削られそうなのだが。


「いや、もしかして――村の門番さんが探してた迷子の二人って線もあるな」

「ふぉほ。向かいましょう。足元にお気をつけを、某はスライムに戻りますが故」

「女神サマから貰った夜目があるから大丈夫だ」


 プニプニが溶けてスライムになっていくのを横目に、ソラとファラが対面している場所へと急ぐ。俺は軽く走っていたこともあり、ウミウシのように移動していた彼は、タイミングとスピードを図って俺の背中に飛びかかり、張り付いた。どうやら自分では移動せず、運んでもらいたいようだ。別に構わないけど。


 道なき道を小走りで走り、時には木を伝って目的地まで移動していると、ふあることに気がつく。


「なんか、ゴリラみたいな足跡があるな。木もへし折られてるし……」


 地面の土が動物の足跡のように部分的に陥没していたり、木々が乱暴にへし折られて道を塞いでいる所が多々見られた。これが、依頼の魔物の破壊の跡なのだろうか。どうにも討伐対象は幻獣というより猛獣という印象を受ける。


「しかしまぁ、この世界じゃ、魔法使えば木なんて簡単に折れるんだよな……」


 足跡はさておき、樹木の破壊はこの世界の人間だって可能であるのだ。そう結論づけるのも良くない。


 月の光を頼りにしばらく走っていると、奥の方でぼんやりと浮かび上がっている光の球を見ることが出来た。

 気配探知ではソラとファラもすぐ近くに感じられるし、聖属性魔法を光代わりとしている使用者が彼女らの対面相手だろう。


「さて、誰が出てくるやら」


 気配遮断を使い、足音も消して物陰にかくれながらゆっくりと近づく。足音は消せるとはいえ、葉っぱなど草を掠める音は消せないのだ。大事に、そして慎重に行きたい。


「――さぁ、――だね」

「――じゃッ!!」


 聞こえてくる声だけだが、何やら剣呑な雰囲気になっている。いまにでも彼女たちは飛びかかりそうな勢いだ。対して相手は至って冷静で、真逆の精神状態であることが予想できる。


「さて、ここまでくれ、ば――」

「ねぇもう一回言うよー?、どうして塔で引きこもってるキミたちがみーと同類だっていうのー?」

「真似てなどおわらんわ。ただ、主と揃った格好をしたいだけじゃ」

「ははっ、遂に主を妄想で作ったんだねー! そりゃすごいやー! ……学園の服を真似てみーたちから逃げようって思ってるらしいけど、無理無理。その汚れ具合でわかるよ? みーたちから逃げようとしたのはさ!」

双子座ジェミニさんよ、お前らの住処だった塔が破壊されたってのは聞いた。主人を探してるらしいが、生憎オレはこのとおり契約済みの召喚士サマナーだ。悪いが、始まる前にここで消えてもらう」

「だから、我らも貴方方とはすぱっとゴメンですね。ここで我々が出会ったのは単なる偶然。それも分かりませんか?」

「ははっ、二人でも弱っちい双子座ジェミニも随分大きく出るようになったねー。朝のみーだったら怖がったかもしれないけど……いまは夜。残念、だったねぇぇ!!」


 深い笑みを浮かべてぼさぼさピンク髪の女の子は隣にあった大木を片手で触れる。すると驚くことに、大地を揺らしながらゆっくりと巨木を引き抜き上げたのだ。サイコキネシス系の魔法なのか、凄まじいまでの魔力で豪風轟音と共に暗い森を薄い桃色に染め上げる。


「あははっ!! ウィンが居ればみーは負けないッ!! 負けるはずがないよねぇっー!」

「ソラよ。まだ想具は解放しない方が良いと思うのじゃ。あやつは我らの主殿を妄想だと考えておる」

「ええ、ファラ。ちょうど良くマスターもいる事ですし、ひゅーんと逃げたということに しておきましょうか」

「そろそろ力だめししたい気分もあるのじゃがな。後に戦うことを考えるとそれが良い」


 小さな話声が聞こえたのは俺と彼女らが契約していたためか、聖霊たちは隠れている俺の方を振り向くと同時に笑顔を浮かべ、光の粒子となって消えた。

 その瞬間に巨人の棍棒を彷彿とさせる樹木が、もともとソラとファラがいた場所へと猛襲し、盛大な破壊音が響き、空まで届くような大量の土を一気に巻き上げる。


 その余波もあってか、思わぬ揺れにバランスを崩し、踏んでしまった小枝からはパキリ!と音が鳴ってしまう。

 これって隠れてるのがバレる時の王道ルートまっしぐら――


「――っ!?」

「気づかれて……ないんかーい」


 思わず突っ込んでしまったが、ウィンと呼ばれたくせっ毛ブラウン髪をした男は俺の隠れている場所ではなく、真逆の森の奥へと目を向けている。

 しかし彼が間違っているわけではなく、目を向ける方向から大木の振り下ろしによって引き起こされた衝撃波ではない振動が、足元を伝って感じられた。


「っと、やっと会えたか」


 ここで、高速で接近する気配の反応は捉えられた。どうやら隠れていたらしく、気配探知では感知できなかったようだ。こちらに向かってきているのは、恐らくメアリーが俺に依頼した魔物だろう。


「よっと――ぉ!?」

「ッぅ!?」


 今からこちらに迫り来る魔物を倒すということで、茂みから飛び出し、ぼさぼさのピンク髪の女子の隣に着地したのだが――こちらに気がついた瞬間に殴りかかってきた。俺の顔なんて軽く潰せそうなほど恐ろしい力が込められたものであったため、ぶォンという重々しい音が目の前で通り抜ける。


「あぶねぇよ……殺す気か!」

「避けられた――ッ!!」

「なっ……待ってくれソーミャ!!」


 という声が聞こえたが、ソーミャと呼ばれたピンク髪の女の子は俺の顔面、そして体を蜂の巣にしようと、拳の速度は霞むほどに素早く、狙った場所へと的確に拳打を撃ち抜いて行く。

 対して俺は後ろへと下がって距離を取りながら払えるものは払い、無理だと思ったら回避する。

 アルトとの戦闘を思い出すほどに、殺す気たっぷりな連続攻撃である。


「こ、のっ! なんで、あたらなっ!」

「危ないからもう辞めにしような。な?」

「ソーミャ! 待て! 待つんだっ!」

「はぁっ!」


 最後の一撃とばかりに顔面への回し蹴りを狙ってきたので、両手で受け止めて足をしっかり掴む。160キロのボールをミットで受けたような音が森の中で木霊し、その一瞬だけ時間が止まったように思えた。

 

「流石に止めんのは手がいたい――って、あっ」


 彼女も学園の制服であり、スカートであるから、上段回し蹴りなんて足を高く振り上げるような真似をすれば、それは――


「……期待はずれだ。いや、期待なんかしてないけど」

「な、な、な……」


 戦闘に関してか、それともアンダーパンツに関してかは彼女の受け取り方次第だ。

 足を離し、貶むような溜息をつけば――


「ウォォォァォォァァッ!!」

「おお、ほんとにゴリラだな」


 後ろにはドラミングを行う、毛無しのゴリラがいた。ピンク色の外皮にはいくつも傷がついており、見ているだけで痛々しい。

 足跡や、破壊の痕跡はこの幻獣が行ったと見て間違いは無さそうだ。


「マシニカルからわざわざ遠い中来てくれたところ悪いが……120万Gの犠牲になってくれ」


 ゴリラは拳を振り上げたので臨戦態勢とみなし、俺も合わせて刀を魔方陣から取り出し、構える。


「暗閃」


 そう呟いて、拳の振り下ろし攻撃を回避し、すれ違いざまに全力で切り抜く。――が、あまりいい手応えでは無かったのでちらりと後ろを見やる。技名呟いとけば武芸が発動するのではないかと考えて、アルトの得意の武芸である暗閃を真似てみたのだが……


「ウぉ、ォォォッ!」

「駄目だなこれ。ただの切りつけでしかないみたいだな。武芸ってどうやって覚えてるんだっけか……」


 二メートルほどの巨大なゴリラだが、横一文字に大きな傷が見て取れる。しかし、手応えとしてはあまり良くなく、結果的には武芸は発動しておらず、ただカッコ良く技名を呟いた痛い人になってしまったようだ。血しぶきのような紫色の液体が少々気持ち悪いが、終わりにするとしよう。


「滅閃」


 そう呟き、完成系イメージしつつ切りつけると、刀身は灰色の光を纏い、手首にはこれまでに無い手応えが帰ってくる。

 短い経験から言わせてもらえば、決まった、という感覚である。


「ォ、ォォ……」

「ごめんな。お前は()だから罪悪感は微塵も感じないもんでな」


 倒れゆく皮なしのゴリラを見てそう呟く。敵は殺さなければ、こちらが殺されてしまうのだ。何度も何度も味わった苦しみが、それを証明している。


「あっと、ビー玉を投げつけないとな」


 ポケットから取り出した小指サイズの魔道具をゴリラに向けて投げつけると、幻獣の残骸はみるみるビー玉に吸い込まれていき……消えてしまった。武具の素材を回収しようとするのにも、幻獣自体が消えてしまったのだ。


「……素材になる部分、なかったな」

「ユウ ナミカゼ……お前……」

「最初からこれが目的だよ生徒会長さんよ」

「みーは、この人嫌い」


 射殺すような視線を受けて振り向き、驚愕の表情をつくっているのは、魔法学園の生徒会長ことウィンであった。

 そして、隣のぼさぼさピンク髪の女の子は生徒会の一員である。

 そう、俺はこいつらには何度かあったことがあるのだ。


「よくもまぁ殺しかけてくれたな」

「ナミカゼ……ここで会うとは凄まじく驚いたが、これだけは同じ召喚士サマナーとして聞かなくてはならない。突然で悪いが、答えてくれ」

「なにがだよ」

「お前は、聖霊に何を願う?」


 ウィンと話すことなんて竜人の里の件以来だが、俺よりも背が高いこともあり、両肩をがっしりと掴まれてしまった。

 そして俺を見つめる目もまた本物。


 期待と不安が混ざったような目で見つめられて、何だか複雑な気分になってくる。だから俺は、正直に心からこう答えた。


「何を願うかって? そんなチカラが聖霊にあるわけないだろ。あったら既に願ってるっての」

「……やはり、聖霊を信じていないか。見た目通りだな。お前は」

「は? なんの話を……ってかなんでお前らがここに――」

「お前にとっては空想だが、オレたちにとっては真実って場合もある。戯言と捉えてくれても構わないさ」


 そういって、ソーミャを呼び戻し、魔法学園の生徒会長は困った表情のまま転移石で消えていってしまう。

 一体何だったんだ……?


定期更新どころか、ハロウィンに間に合いませんでした…

今年はものすごく忙しいので、定期更新すら危ない状況です。ご了承ください


ご高覧感謝です♪

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