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七罪の召喚士  作者: 空想人間
第九章 裏の世界と表の世界
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183話 スライムと聖霊と

夕を置いてアルト達を探す聖霊達は、上にある階層をひたすら走り、更に上層を目指していた。


 事前に内部を調査した彼女らといえど、完全にこの場所を把握しているわけではない。

 しかし、ある助っ人の力により目的地までの方角程度なら知ることが可能になっていた。


「くっ、この大事な時に気配探知も、おまけにユウの観察眼サーチアイすら使えぬとはのッ!!」

「ぐっ……! なにをやりがっ――!?」

「邪魔ですッ!」

(ふぉほ! 更に上でござります!)


 悔しさを顕にしつつもファラは、想具である二丁拳銃を握りしめて大きく跳躍し、前に走っていたソラを追い抜いて目の前に立ち塞がった冒険者達に向かって乾いた発砲音を響かせる。


 薬莢のような筒状の物体が廊下に落ちて軽い金属音が発生し、それは二バウンド目で冒険者の悲鳴と共に消失する。


 彼女が着地と同時に背後を振り向けば、その視線の先にもまた数十人程度の冒険者たちが迫ってきており、彼女は狙いを定めると、嵐のような勢いで両手に持った二丁拳銃を乱射する。


「くっ、多い!!」

「前は任せておいてください――!」


 ソラはスライム状態になったプニプニを背中に吸着させつつも走り続け、彼女もまた奥から現れる冒険者達を両手に持つ想具の乱射により、沈めていく。


 前後を切り替えつつ目的地に向かうようすは、まさに阿吽の呼吸であった。


 幾らか射撃して相手の足が鈍ったところを見計らい、再びファラは先行するソラに追いつき、焦燥を感じさせる口調で彼女の背中に吸着するスライムに話かける。


「プニプニ!まだアルト達への場所は確認出来ないかの!?」

「位置が分かれば外に出て建物を垂直に走り、ちゃちゃっと向かうことが出来るのですが、まだ不可能ですか?」

(申し訳ございませぬ。いまだに詳しい位置は不可能にござります。もう少し近づかなければ――)


 現在プニプニの色は青く、身体は波打つように動いている。


 この世界においてスライムとは、生物とは似て異なる魔法生物という分類である。

 通常の生物との違いは、身体が無機物で作られていたり、霊体であったりと存在が魔力によって構築されているものである。


 また、スライムという魔物は他の魔物に比べて非常に弱いため、天敵が多く狙われやすい。

 なので、敵をいち早く感知して逃げ延び、生きるために、ほんの微細な魔力でも身体の細胞で感じることが可能になっていた。


 人間でも、聖霊ですら感じられない程小さな魔力が発せられているのは、この建物の上階である。

 しかし、プニプニの能力は逃げ延びるための能力であるため、遠くの場所の正確な位置は把握できないのもまた事実であった。


「ファラ! 前からも後からも魔法が来ます!」

「ええいまたか! おちおち移動もできぬな!!」


 背後から高速で迫ってくるのは炎で作られた弓矢のような魔法。

 この魔法は曲がり角をいくら曲がっても追尾してくることから、彼女達にロックオンされていることが分かっていた。


 彼女達が使用出来る魔法は、磁力魔法と、その応用である電撃のみ。

 先を急いでいるこの状況で、攻撃を防ぐには、電撃を放ち炎の矢と衝突させることであるが、それは非常に集中力を要する。


 待ち伏せされているからか、同じような魔法が前からも後からも迫って来ている事もありここで足を止めると、追撃として彼女達の足を引き止めるような拘束魔法が放たれることもある。

 なので、ここで止まることは目的地までの距離が遠ざかることを意味していた。


「ええい強行突破じゃ!!」

「がってんです! しっかり捕まっててください!」

「ふぉぉっ!?」


 聖霊たちは姿勢を低くすると同時に磁力魔法を使用すると、二人の身体はほんのわずかに浮き、その直後には術者の身体を千切るような勢いで加速が始まる。


 片方が廊下に磁力の 離れ合う力 を与えて空中に浮遊し、もう片方も同じく磁力の離れ合う力を身体に付与したため、リニアモーターカーのような加速である。


 進行方向のベクトルは調整しているとはいえ、惑星へと引き寄せられる隕石のような速度の中では全く操作が効いていなかった。

目の前から迫る炎の矢を瞬く間にくぐり抜けた後、加速があまりにも過度であったため、ある問題が引き起こる。


「ぐぉぉっ!?」

「ファ……ラッ!だめです中断で――!?」

「無理なのじゃぁぁぁ!! スピードがなかなか下がらんんんッ!!」

(お二方!もう先がないのですぞ!?)


 磁力の離れ合う力を利用した加速は、一般人が使おうものなら直ぐに身体が壊れてしまうほどのGがかかる。

 そんな環境を作り出したのにも関わらず、急に方向転換を求めても、当然世界は答えてくれなかった。


「「うわぁぁぁぁっ!?」」


 勢いは全く衰えず、ガラスを突き破って建物の外、空中へと聖霊たちは放り出される。

 彼女らの眼下には人間達が相変わらずギルドへの不信の抗議活動を行っていたが、その景色が見えたのはほんの一瞬。


 轟音と共に、まるでスポーツカーがビルの上階から飛び出した光景を見ごく僅かであった。


「あはは。中では面白いことになってるね」

「お兄ちゃん。いく?」

「当然。でもまずはブルーノに話してこなきゃね。うちの姫様がそろそろ完全に復活だし」

「お姉ちゃん、早く元気になって欲しいなぁ」


 彼女達は二人同時にガラスを突き破ったその一瞬でギルド本部に対して引き寄せる磁力魔法に切り替えたが、効果が現れたのは数百メートルほど空中に放り出されてからだ。


「ぐうぼっ!? うぅ、今度は引き戻されるじゃ……」

「うっぷ。我らは磁力魔法の使い手なのに魔法に酔っていますよ……」


 ビタン!と見えない壁に押し付けられたような空中での不自然な停止が起こると、時を移さず後方へと引っ張られる聖霊たちは、まるでポルターガイストに遊ばれているような、おもちゃの状態になっていた。

 引き戻される際には自転車並の速度であったので力加減を間違えることはなかった。


(元の場所に戻るのではなく、数階上で窓を破り、侵入することにしましょう。しかし、外からだと本当に魔力が感じ取れませんな……)


 プニプニは内部では僅かにアルトたちの魔力を感じ取っていたが、外に出てしまうと、微塵も感じられないことに悔しさを滲ませる口調で話す。


 その指示通り電撃で窓ガラスを破壊し、やっとギルド本部に戻ってきたソラとファラは非常に疲れたような表情をしていた。


「はぁ、嘆いたって仕方ないのじゃ。しかしの、幾らか妙ではないかの?」

(妙、ですな?)

「ええ。我らへの対処を行おうとする人選の質の悪さです。ギルド本部にはあっと驚くほど強い者達が我らの討伐に駆り出されてもおかしくはありません」

「なのに、我らに追いつける者はおらん。魔法だってそうじゃな。我らが強すぎるってだけならいいのじゃが――如何せん弱すぎるのじゃ」

(と、なるとユウ様に戦力が注がれているということになるのですな……)


 聖霊たちもまた気配探知は使用出来ないため、主人の状態を確認することは出来ない。

 家族とも言える夕を助けに向かうことは可能だが、そうなると作戦が台無しになってしまう。


 聖霊たちはぐっと拳を握りしめ、再び上を向いた。


「行くのじゃ。さっさとこの状況を逆転するのじゃ!」

「プニプニ、さっさと仕事をしてください」

(ふぉほ! りょ、了解にござります! っと、どうやらもう侵入に気づかれてしまったようですな)


 プニプニが青い体表に赤い斑点を幾つも表示させる。それらは、こちらに向かって階段を駆け上がり、迫ってくる冒険者達であった。


(アルト様とレム様の気配は近くなっております! やはりこの付近に居られるかと!)

「さて、我らの本気をばっと見せる時ですね」

「こうなったら虱潰しにしてやるのじゃ! 一気に我らの得意分野――!」

(っ!? いけませぬ!)


 聖霊たちが両手に再び二丁拳銃を装備した瞬間、プニプニだけは嫌な気配を感じとり、彼はソラの背中に収まる程度の小さなスライム状態であったのだが、急に赤色に変化して聖霊たちを飲み込まんと巨大化し、一瞬で二人を包み込む。

 彼女らは突然のことで何がなんだか分かっていなかったためなされるかままである。


超炎波ヒートウェイブ


 そんな声が遠くの方から聞こえた途端、周りは一瞬にして赤黒く染まり、彼女達がいる空間はまるで火山の火口の中のような猛烈な灼熱に包まれる。


 電球として飾られていたシャンデリアは融解して落下し、高級感のある赤色の敷物は一瞬にして焼き爛れる。


 防壁のために強化されたギルド本部のガラスですら熔けていてしまったため、聖霊たちはプニプニに守られていなかったら、ということを想像して、額に汗を浮かべる。


 しばらくたって魔法が解けたのか、空間が元の色を取り戻す。

 ホテルのエントランスのような広い場所であったのだが、内装はすべて焼けてしまっていたり、融解してしまっていたりと見るも悲惨な状態になっている。


(ふぉほ……ご無事ですかな?)

「ぷ、プニプニ? お主は無事なのかの?」

(ええ。某が火属性に変化しなかったやられておりましたな)

「ふぅ、非常に助かりました――が、どうやらあの人間がやったようですね」


 プニプニも溶けるように縮こまっていくと再び元の大きさに戻り、次はシャボン液のような七色が混ざった色を浮かべる。


 ソラとファラはこちらに接近する人影を確認し、想具を構える。

 その表情には一切ふざけた感情は存在しておらず、ここで逃げれば次こそやられてしまう ということを理解した切羽詰った心境を感じられた。


 コツンコツンと沢山の足音を響かせて、焼けたエントランスの向こうから歩いてくる人間は数十人。


「ふーん。こんな女二人、魔物一匹に追いつけないなんて、お前ら仕事する気あるのかよ」

「も、申し訳ございません! グラン様ッ!!」

「もうさっさとあいつらを殺してあたし達のランクを上げてもらいましょう」

「やっと俺達も晴れて一つ星(シングルスター)か」


 数十人を率いて目の前に現れたのは、共に赤髪の男女。しかし、その二人には普通の人間では通常持ちえない特徴があった。


 男性は両足が特殊な変化を遂げており、まるでバッタのような形状になっている。

 その異様な脚部は魔物のような怪しい雰囲気を放っているものの、上半身はれっきとした人間であり、まるでケンタウロスのような外見であった。


一方で女性は片腕が赤い鱗に覆われており、手の先は鋭い爪が見える。片腕だけ竜人の特徴を持っていたが、彼女もまたその他の部分では人間の身体のままである。


 そのいかにも怪しい人間達を前に、聖霊達は息を呑む。


「驚いてるみたいだな」

「仕方ないわ。あたし達は暗殺専門だし」

「こんな外見だしな」

「こんな外見だからこそ、よ」

「な、何なのじゃそれは」


 ファラはあまり大きな声を出せなかったが、外見の異様さに圧倒され、ソラもプニプニも発言ができない。

 彼等の体の一部分が醜いことになっているが、実際なんの問題もなく生きている。しかも、その目は目的を達成すべく、餌に狙いをつけたような肉食獣を思わせる目をしていた。


「お前らは知らねぇだろうな。このギルド本部がどんな研究をしてるのか」

「まぁこんな研究だけどね。そのおかげであたしSSまでこぎ着けたこともあるけど」

「研究、ですか?」

「おっと、話が過ぎたな。死ぬお前らには関係ないのになッ!!」


 一足飛び。それがただの冒険者なら三十メートル以上離れたの距離を詰められる筈がない。


 だが、この男はそれを楽々と超えて、なんの予備動作もなく、ソラへと飛び蹴りを打ち込んできた。

 人間の限界を悠々と超えた一撃に反応できなかった彼女は、気がいた時には吹っ背後へと勢いよく飛ばさせられて、壁に強く打ち付けられていた。


「かはっ……!?」

「ソラッ!?」

「貴女もあいてしてあげるから、ね?」

「プニィッ!」


 プニプニの警告も虚しく、荒ぶる竜の拳がファラへと炎を纏わせつつ突き刺さる。

 轟音を轟かせながら同じくソラの飛ばされた方向へと華奢な体は軽々と吹き飛ばさせられる。


「あーあ。こんなもんかしら?」

「さて、次はこのスライムか」

「! プ二二ィッ……」

「あーらら。怒っているわよ?」


 プニプニは精一杯威嚇するが、外見がスライムなので、効果はやはり見られない。


 彼も感情はあるため、いとも簡単に飛ばされてしまった二人を見てかなりの恐怖を覚えたが、それでもなお彼は威嚇を止めない。


(ユウ殿はこれよりもっと化物を相手にしている。某が、守り通さねば!!)


「あ? なんだこのスライム生意気だな?」

「さっさと燃やしてしまいましょう」

「プニプニ!二プー!」

「うざいッ!!」

「プギャ!?」

「うわ、くっついちまったよ」


 相手は魔法生物でも攻撃の通るスキルを所持しているため、スライムでも打撃攻撃は通ってしまう。


 男性のソラをいとも簡単に吹き飛ばした強烈な蹴りがプニプニにも突き刺さり、彼の体には大きなバッタの足によるヤクザキックがが突き刺さる。


 グランと呼ばれた男性は乱雑に、まるで靴を脱ぐかのように足を振ると、ぼとりぼとりとスライム片が剥がれ落ちる。


「あーあ。これで終わりかつまんねーな」

「こんなもんだわ。ギルドに入っていないのにも関わらずここまで騒ぎにしたのだもの。褒めてやるべきだわ」


 嘲笑う声、背後にいた冒険者達の沢山の笑い声がエントランスに響き渡るが、その声によりばらけたスライム片がぴくりと蠢きだす。

 そして遠くからはパラパラと、壁が崩れる音が二箇所から聞こえ始めた。


「――あ? なんだこれ」


 バッタ脚部の男性の視線の先には、スライム片は一箇所に集まり、それらは人の形を作り始めてどんどん、どんどん大きくなっていく。

 そしてスライム片が色付き、見えてくるのは、横たわった半裸白髪のおっさんであった。上半身の筋肉はバランスよくついている。


「ふぉほ、少々魔力を頂きましたが――不味いの一言ですな」

「こいつ――!?」

「おっと、某の分身が足元にあるので、お踏みにならない様ご注意くださいな。それを踏んでしまうと――」

「あたしがこのジジイを仕留めるわ!!」

「それ以上口を開くな、ジジイが!!」


 横たわり、うつ伏せのまま白髪の老人が語っているのにも関わらず、女性と男性は処分を急いだため、二人は怒りのまま足を踏み出して、ブニュリと水気のある音を響かせながらスライム片を踏んでしまう。

 このようすを確認した執事状態のプニプニはうつ伏せのまま大きくため息を吐いた。


「ふぉーほ。年寄りの言うことはちゃんと聞くべきですのになぁ……某はもう知りませぬぞ」

「この野郎――!!」

「「電磁撃マグネティックボルト!!」」

「っ! 避けるよ!!」


 男性が未だにうつ伏せで顔を見せないプニプニの頭を踏み潰そうとした途端、完全に一撃で仕留めたと思っていた聖霊達から電撃が飛来してくる。

 男性は高速で飛来する電撃に驚き攻撃を中断。女性は素早く反応し、バックステップで回避しようとしたが――


「「はあ!?」」


 元々、彼等の足元には粘着質のプニプニの分身があった。それを踏んでしまったため、分身は蝿取り餅のような役割を果たしてそれを封じる。


 三メートルほど伸びたプニプニの分身はちぎれることもなく餅のように伸びて引き止め、バックステップの勢いを完全に殺す。

 勢いが無くなれば、落下のみである。


 分身に足を取られて、彼等は引き付けられるように床と熱いキスをさせられる。

 それはそれは激しいもので、鼻っ柱が折れてしまうような勢いであった。


「ふぉほ!床とプレイとはなんとも新しい!」


 そんな剽軽な声が響くと同時に、多量の魔力が込められた雷撃がプニプニの目の前で落とされる。


「「ぎやぁぁぁぁッ!」」


 雷音と悲鳴が混ざった轟く音は腹の奥深くまで響き渡り、トリモチに捕まった二人が雷に打たれる光景はどこか滑稽であった。


「ふぅぅ、我らを突き飛ばすとは。覚悟はいいかのぉ?」

「もうおこですよ。さぁ。トリモチ地獄はこれからです……!」

「ぼっこついでにアルトの場所を教えてもらうとするかのぉ?」

「いいですね。我々は非常にプンプンなのでので、ふるぼっこですよ」


 利き腕をぐるんぐるんと回しながら吹き飛ばされたソラとファラが額に青筋を浮かべて元気よく出てくる。

 そこまで大きなダメージは負っていないことが魔物の体をした二人に嫌でも伝わった。


「この――なめてんじゃねぇぞ!! かかれ野郎ども!!」

「「うおぉおぉおぉぉ!!」」


 電撃は確かにダメージにはなったが、痛激にはならなかったらしく、男女二人はすぐに立ち上がり、今度こそバックステップで陣地へと戻る。


 しかし、この戦場の流れを掴んでいるのは聖霊たちであった。

 既にプニプニは自らの分身をそこかしこに配置しており、何も考えず突撃した冒険者達はトリモチに捉えられて電撃の格好の的となっていた。


「ふぉっほほ!! 最弱の魔物のお通りですぞ!! 退きませぬと電撃が来ますぞ!!」

「敵だったら相当腹立つなこやつ……」

「ええ。味方でもぶん殴りたいですね。まぁ、その前にあっちをとっちめてやりましょう」

「そうじゃな。聖霊である我らに手を出したのじゃ。覚悟は出来ておろう?」


 聖霊である二人とスライムはニヤリと口元を歪める。

 三人しかいない相手、しかも真面目に戦えば勝てると考えていた相手に、酷く貶された冒険者達は怒りを抑えきれず、発狂するものもいた。


「たかがスライムが調子に乗ってんじゃねぇぞッ!」

「雑魚はザコなりに大人しく討伐されなさいッ!!」


 その二人の掛け声とともに、冒険者達は地面に設置されたスライムをぴょんぴょんと避けながら必死で向かってくる。たまに踏みつけてバランスを崩す者もいた。

 なんとも気の抜けた戦闘の開始であった。


あらすじを変えました。


ご高覧感謝です♪

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