運命の対決
爆音と重い地響きが響き渡る暗い洞窟内に、音の発生源ではなくて少し離れた場所でこそこそと動く影があった。
「もう少し離れたほうがいいかもしれませんね」
「じゃの。それにしてもお互いに手を抜かないとは……」
「ワタシ……見てられません」
今現在、ソラとファラの二人に挟まれているレムは未だに戦闘の渦中に飛び込もうとしたいた。二人をとても大切に思っている彼女なので、喧嘩を止めたいという一心である。
「あれはマスターの決断です。ゆっくりと見届けてあげましょう」
「ならゆうは……なんであるとに剣を向けたんですか!?」
「おぬしが憤ったって仕方がないじゃろう。ちゃんと理由を話すから落ち着くのじゃ」
岩陰に隠れていたレムは立ち上がって、再び戦闘の中へ飛び込もうとしたので二人は両肩を軽く掴んで抑える。そのようすにもレムは納得がいかなかったため、反論を言い放つ。
「さっきからなんで止めるんですか……? 理由を話すなら早く言ってください。ワタシが……二人をとめないと……!」
「何度も言いますが、少し落ち着いてください。貴方があたふたする必要はありませんし、いざというときに貴方を頼りにする場面があるのです」
「ワタシ……を?」
「うぬ。詳しく説明をするからもう少しここから離れるとするぞ。あやつらの戦闘域がこちらにも迫っているのじゃし」
気がつけば響く音も地面が揺れる大きさも増していた。戦闘している側からには全く意識をしていないのだが、観戦者からしたらだんだん近づいてきているような気がしていた。
「……わかりました」
「では動くとしようか――ん?」
「こつこつ……? 足音でしょうか」
金属音や爆音が響き渡る洞窟中であるのに、それを感じさせないほど鮮明に聞こえる足音。そしてその足音はどんどん大きくなっていき、足音の主が見えるようになった途端足音は止まる。
「何者じゃ」
「この気配。嫌な予感がします」
黒いフードローブを着ていて、顔は見えないものの、その者から発せられる覇気は間違いなく手練の気配であり、三人は臨戦態勢をとる。そのようすが面白かったのか黒いフードはクスクスと方を揺らしながら笑い声を上げる。
「戦闘の匂いを嗅ぎつけてきたのですが、まさか貴方達であったとは……」
「我らを知っているのかどうだかは知らぬが、あちらは戦闘が起こっておる。近づかない方が無難であろう」
「誰……なんですか?!」
「まぁ、声を聞いて分からないのも当然だよね。でも、これを見たら少しは見当がつくんじゃないかな?」
そういって男は右隣に魔法陣を展開させると、ゆっくりと呟いた。それもまた三人を驚かせることになる。
「さぁ、出ておいで。ピスケス!」
「なっ?!」
「ピスケスということは……貴方はっ?!」
「どういうこと……ですか?」
魔法陣から間欠泉のように吹き出る水を見て、レムは不安と疑問が混ざった表情を浮かべ、聖霊二人は焦燥感を感じさせる表示を浮かべている。
そして何者かの影が水流と同時に上がっていくのを見てファラがゆっくりと口を開く。
「あの魔法陣。主殿と全く同じ模様なのが分かるかの?」
「えっと……ここからじゃよくわかんないです。でも陣の模様が同じってことなら、ゆうと同じ魔法を使うってこと……ですよね?」
「ぴんぽんです。ただ、あのようすだと水流はあがってるものの、あの人自身の属性魔法ではないようですね」
「と、なると……あの人は召喚士なんですか……?!」
レムが驚きの表情を浮かべつつ二人に対して質問した途端に、影は舞い上がる水流から身をくねらせながら飛び出して、ビタン! と瑞々しい音を立てて着地する。
うっすらと影が光る石に照らされて姿が見えていくと、水から出てきたとは思えないほど全く濡れていない事、そして長くて艶々した水色の髪が目に入ってきた。
「やはり、こやつか。魚座よ」
「聖霊ピスケス。水中では、聖霊一の素早さを誇るのが彼です」
「ふっ、双子座よ。どうやらまた見ないうちに麗しくなったようだな……それとまた、かわいいお嬢ちゃんもいるようで」
長い髪をふぁさっと後ろに流しながらキザな笑顔を浮かべる男性は、女性にも引けを取らないほどの肌の艶やかさに、透明感のある肌色をしていた。ただ、特徴的なのは背中に魚のような背びれがあり、耳の部分はエラのような形であった。
二人の反応は、褒める言葉を貰っても決して揺るぐことはなく、じっと召喚士と召喚された聖霊を睨みつけていた。対してレムはかなり怯えた表情を浮かべている。しばしの無言の空間が続いた後、ファラが口火を切る。
「なにをしにここまで来たのじゃ。召喚士よ」
「さっきも言っただろう? ボクはただ、戦いの匂いを嗅ぎつけただけ。あわよくば戦えればって思ってたけどね」
「それと、僕の真名解放も終えていてね。フフフ、君達と同じ土俵に立っているよ」
何処か性格が似たような二人は薔薇色の雰囲気を感じさせるほど仲が良さそうであった。だが今の状況では油断はできない。なぜなら相手は聖霊であるからだ。
聖霊と聖霊が向かい合えば、即ち戦闘の開始を意味する。だが、この魚座の聖霊からには戦闘意欲というものが感じられず、ただこちらを見ているためにソラとファラはどうしたらいいのか迷っていた。
「そ、れ、で、お主達は何がしたいんじゃ?」
「ただぼーっと立っているだけなら早々に立ち去って欲しいのですが」
「んー、本当は君達の主人とお手合わせ願いたかったんだけどね。どうやらお取り込み中のようだ」
「フフ、我が主は本当に戦闘が大好きなんですよ」
怪しく笑う聖霊に寒気を覚えるのはレムだけではなく、同じ聖霊という区分にある二人も同じく覚えた。どうやらこの聖霊もレオのように高い戦闘力があるようだ。
「うーん、乱入してみるのも楽しそうかな?」
「主、それでは二人の間を分かつことになりますよ。せっかくの想いと想いがぶつかり合う機会なのです。僕達が邪魔するのはちょっと邪険では?」
「それもそうだね」
「おい、聞いておるのか?」
「スルーですか? 我らとしては今すぐ消えて欲しいのですが」
「ふー、冷たいねぇ」
(想いと想いがぶつかり合う機会……? この聖霊さんはゆうたちについて知っているんでしょうか……?)
なぜ見たこともあったこともない聖霊とその召喚士が、二人の関係性について知っているのか気になるレムであったが、その考えは魔法によって打ち消される。
一拍を置いて襲いかかってきたのは、岩で出来ているであろう蛇の形をした物だ。それが二体同時にその外見のとおり、蛇のように襲いかかってくる。
「っ! やはりきおったか!」
「聖霊とはどうせ潰し合うんだし、今潰しちゃっても構わないよな?」
「召喚士であるうえに土属性を使うとは……っ!」
「二つ同時……!」
地を這い、高速で襲いかかる蛇は一本は聖霊の二人、もう一本はレムに向けて追尾して襲いかかってきた。三人は集まっていてはいけないと瞬時に判断し、聖霊二人は左、レムは右へと離れていく。
砂埃と盛大な破壊の音が遠くから発せられる音と重ねて響き渡る。三人とも無事ではあるが、レムとは離れてしまった。
「さぁ、双子座! ボクにその力を見せてくれよ!!」
「我らの得意分野だソラよ!」
「ええ。逆に利用してやりましょう ファラ!」
白と黒が混ざった髪色の男は土属性魔法を使ってレムと聖霊二人のあいだに天井まで届くであろう大きな壁を作り、完全に遮断する。その最中レムは声をかけたが、轟音に阻まれソラとファラには届かなかった。
「ふー、全く我が主は。戦闘ごとになるといつも一人でいってしまうな」
「ソラさん! ファラさん! 今助けに行きます……!」
レムは夕に言われていたとおり戦闘準備はバッチリであったので、魔力を篭手に流して武器として起動していく。それと同時に獣化も使用し、九つの尻尾が生き生きと動き始める。
「妖体術――っ?!」
「やあ。お嬢さん」
篭手に魔力を込めて武芸を発動しようとしたが、目の前の壁に大きな水溜まりが出現し、その中からひょっこりと上半身を出す魚座の聖霊。レムは驚いたため武芸は不発に終わり、ぽすんと男の人の手で拳は受け止められる。
壁から上半身だけ出現し、なおかつ獣化を使用しているため、ただの正拳突きでも威力は十二分にある。しかしこの聖霊は片手で受け止めたため、レムにとっては何がなんだかよく分からない。
「落ち着きなさい、お嬢さん」
「っ?!」
もう片方の手から莫大な魔力の反応。本能的に動いたレムは掴まれている手を思いっきり蹴り飛ばし、放たれる魔法をよけるためゴロゴロと地面を転がり、回避に移った。
「いたっ」
そんな呟きとともに放たれるのは、凄まじいスピードで飛んでいく何か。その何かはよく見えなかったが、その飛んでいった物質は壁を通過していく。通過ということは、壁に風穴が空いたということだ。それがいくつも繰り返され、25m程先まで続いた。
「……あぶないですよ」
「ふーん、お嬢さんいい反応してるね」
ニコッと笑顔を浮かべる聖霊は相変わらず壁から上半身を出したままであり、なんともシュールな光景になっていた。
「ゆう、あると、いまからいくから」
レムの視界は彼でいっぱいではなく、もっと遠くの光景が映っていた。
~~~~~~
「らぁぁぁっ!!」
「どんな反射神経してんだよっ!」
金属音が連続的に響く空間では、悪態を吐きながらなんとか攻撃を与えようとすればしている俺と、凄まじい反応速度で攻撃を流すアルトがいる。この空間では彼女の魔法により重力が少し多くかかっているため、色々重く感じる。
こちらの装備は刀が三本であるのに対して、彼女は一本で俺の攻撃の全てを流している。もしかすると、接近戦の方がやはり得意であるのかもしれない。
近づく際に、設置型魔法がいくつかあったが、観察眼により踏まなくて済んだのはよかったが、近づいて、接近戦を挑んだとしてもの反応速度だ。また、離れようとすれば――
「《暗突》!」
「くそっ……見えにくいんだよっ」
俺の体を貫こうと突きがとんでくる。死角を狙って刃をつきたてるこの武芸は、ただでさえ暗い空間であるのに、闇魔法を付与してさらに刃を見えにくい状態に変えるため、危険この上ない。
何とか空中に浮く刀を使って攻撃をを逸らすが、それだけで終わる彼女ではなく、
「はぁっ!」
武芸を発動した後に、破壊力のある蹴りが飛んでくるため、一瞬たりとも気が抜けない。繰り返しこのような流れのため、刀を長時間浮かせ続けていることになる。魔力消費も馬鹿にならない。
「これで、どうだっ!」
空中で踊る刀をさらに追加。射出地点は彼女の真後ろ。蹴りの隙がおおきいとは思えないが、追加するにはちょうど良い機会だ。
「へぇ、まだ出来るんだ《アルモニオーソ》!」
その瞬間ふっと身体が軽くなり、アルトがかけていた魔法が解ける。しかし、不利な状況へ移り変わる。
なぜなら先程までは重い空間であったため、重い分だけ多めに磁力魔法をかけていたのだ。だがもし、そこで通常の空間へと戻ったなら多めの魔力は余分な魔力になる。浮かせていたバランスが崩れるために、
「あっ」
素っ頓狂な声とともに、天井へ上昇していく刀達。今の空中に展開する装備は無効化された同様である。
「《ビス》」
その攻撃は、凄まじく速かったため斬撃が二つに見える程である。回避は確実に不可能なので手に持っていた刀を横にして受け止める。突然重力がガラリと変わったため、状況についていけない。
「つぁ……っ?!」
「《テル》!」
斬撃はある程度受け止めて流したものの、流せなか分のツケは左足、右足にそれぞれに与えられる。
痛みに呻く時間を許すこともなく、次は同じスピードで三つの刃が腕と首を襲う気がした。狙っているのは直感で分かったため、魔法纏の土属性を体全体に纏う。
「手加減ぐらいしろよっ……!」
纏った瞬間に ガンガンガン!!と重々しい音が木霊したのだが、完全には防げなかった。少しだけ魔法纏を貫いて刃が体に入り込み、鋭い痛みがあちらこちらから感じられる。
「《クォーター》ぁっ!」
「まだあるのかよっ……」
土属性の魔法纏は破られてしまったので改めて発動してもいいが先程も抑えきれなかった。このため先程以上の威力がでていたならば切り伏せられてしまうかもしれない。
だがここで、こちらにはある一つのアイディアが浮かんだ。先程は頭が追いつかなくてうまくいかなかったものの、いまなら発動できるかもしれない。
発動した魔法は、磁力魔法。
「戻ってきなっ!」
「!!」
俺の声と同時に天井にあった刀と、魔法陣から直接引っ張り出した刀が大量に降り注ぐ。指定はごく単純で、ただ単にアルトが踏み込もうとしている地面に向けて磁力を最強の強さで発生させただけである。
引力は最強にしてあるので、移動するスピードも通常と比べ物にならないくらい速い。操作は今現在不能であるため、単純な指定しかできないのが難点だ。
アルトが切りつけるのが速いか、それとも俺が剣の雨を降らせるのが速いか。これはかなり危険な賭けになってしまったが、彼女が瞬時に判断したのは
後者だ。
「つぅぅ……!!」
彼女の判断は正しく、全力でバックステップをする。しかし、武芸の発動中に行動をキャンセルしたため、わずかな隙ができる。この予想外の隙により彼女は少しだけ刃を身に受け、呻き声をあげた。
「はぁ……はぁ……くそ、やっぱラスボスだなお前は……」
「はぁ……ユウもいいかげん……倒れなよ……!」
お互いに息は荒く、血が出ている。しかしどちらかというとこちらが不利である。なぜなら、回避に最も重要な足を切りつけられてしまったためだ。もちろんどこの体の部分でも無理に敏捷な動きをすれば痛みは増すし、血は多めに出る。足を奪うことにより有利な状況を作り出すという、戦闘経験の豊富さが彼女に有利な状況を作り出したのだ。
「面白い魔法は、もう終わりかな? まぁまぁ面白かったよ?」
「はぁ……相変わらず余裕だなお前は。残念ながら手品師じゃないものでな。それにそっちだって魔力は少なくなってるはずだがな?」
彼女から感じる魔力は少なくなってきている。それに彼女の魔法は魔王であっても魔力切れを起こすほどの消費魔力が多い。そろそろ切れてきても良い頃だ。
「なんかユウに知られてるの嫌だな」
「……何だそれ。結局少なくなってるって事だろ? まぁ、こっちは魔力回復できるし、魔力量ではこちらが有利。そちら魔力切れを待てばこっちの勝ちだ。脚をやったとはいえ、一応動ける。そっちが有利だと思わないことだな」
「へぇ、あんまり動けないなら……大きい魔法で沈めちゃえば良いんだよね?」
これは上手くいったのだろうか? 俺の挑発は再び強大な技を使わせ、それを何とかして回避し、その隙につけ込む、というものであったが、もう一度彼女を観察眼でみれば彼女の魔力は最低でも1000はある。敵対してしまうと詳しくは見れないのは不思議だが、魔力が1000もあれば隕石を落とすことだって可能だ。小規模な星屑堕とし だって二属性合わせて消費魔力400で可能なのだ。二発分はある。彼女の魔法に関するの知識があればもっと凄まじい魔法が可能であるかもしれない。なので
「だがそんなことしたら、また俺が回避してお前を仕留めるぞ?」
「ふふふ、誤魔化したねユウ。君の誤魔化す顔初めて見たよ。そんな表情なんだね……」
「……どういう事だ?」
「メテオの消費魔力は400。これで分かったかな?」
「はぁ、いつの間にそんな魔法を使ってたんだよ」
「そっちだって僕のこと見てたでしょ? 似たり寄ったりだよ」
観察眼を使っていたこともバレているようである。考えが読まれるとなると……結構不味いか?
「そんな心配しなくても大丈夫だよ。悔しいけどユウの言う通り魔力も少ないし」
「なら、互いの安全のため、この辺で終わりにしないか?」
「ユウ、それどうせ僕が断ると思ってるでしょ? 僕としてもこんな楽しい戦闘終わらせたくない……ていうのが本心だけどさ。僕も魔力が無いからね。今回の攻めが最後にしてあげるよ」
「そりゃ有り難いな。俺の命の意味での最期でないことを心から期待させてもらおうか」
「僕はそれを狙ってるんだけどね」
「 はぁ、やめてくれよ? この命だって二回目なんだよ」
「なら、二回目は僕が奪ってあげるよ」
会話はそれで終わり、アルトは身体にあるすべてをの魔力を使う勢いで魔法を練り上げていく。魔力を高めているだけであるのにグラグラと地面が揺れていく。八岐大蛇の戦いで見せたあの魔法よりも明らかに規模が大きいことは確かである。
「やっぱり、闇属性の魔法纏を何かと合わせるしかなさそうだ。こちらも全てをぶつけろってことか」
最近になって知った事だが、闇属性と雷属性の魔法纏は体力をも消費していく。その分魔法の威力は桁違いだが、放った後に気絶ということもあり得るのだ。
だが、彼女が放とうとしているのはダンジョンを丸ごと消しされるようなほど莫大で、同じ空間にいて息をするのも苦しいぐらいに密度が高いものである。
「魔法纏、闇、雷」
恐らく最強最速であるモードに切り替える。体力の減りも通常の倍以上であるため、これで決めるしかない。決める技は、武芸の滅閃。相手が魔法で決めてこないことは、彼女が魔力を刀に込めているためだ。
「はぁぁぁぁぁ!!」
雷速で彼女に向かって走りながら刃に込めた魔力を限界以上に高めてく。赤熱していくのはこの刃に力を込めていく証拠とも言える。これで――決める!!
「ふふふ、ユウのばーか」
何故だか分からないがアルトの表情は久しぶりに見た笑顔であり、彼女行動は刀を上に向けて、魔力をひたすら放出するというものであった。
なにをしているのか分からなかったため、全力の一撃を叩き込もうとした途端。彼女の笑顔の理由が分かった。
「《完璧なる指揮者》!!」
彼女が言葉と魔法を放った瞬間、視界にあるのは地面に刺さっていた回収しなかった俺の刀がこちらを敵と認識し、刃を向けている場面。そして、崩れるはずのないダンジョンが崩落していき、その揺れでバランスが崩れてぐらつく景色。
「まじかよ」
トラックの景色と異世界のいろいろな出来事が頭をよぎる。ああ。これが走馬灯なのだろうか。
とても遅くなって申し訳ございません!
追記
上書きしてしまいすべて消えてしまいました…(泣
更新は明日までお待ちください……申し訳ございません