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第1章 (7)
『うがぁああああああ!!!』
「げほっ…げほっ…」
ピエロは断末魔の叫びをあげた。
ピエロの切られた左腕は、群青の炎に包まれ、火の粉になって消えた。
「コレは私の所有物だ」
ピエロの叫び声の中に割って入ってきた声。
ソレは、先ほど樹が聞いた声――――――――
「あ…」
「他の奴が手を出してよい代物ではない」
そこには樹の隣の席の女子生徒が立っていた。
右手に血のついた細剣を握りしめ、今にも吸い込まれそうだったあの黒い瞳は、
今は紅色だった。
『うがぁああああああ!!!』
「げほっ…げほっ…」
ピエロは断末魔の叫びをあげた。
ピエロの切られた左腕は、群青の炎に包まれ、火の粉になって消えた。
「コレは私の所有物だ」
ピエロの叫び声の中に割って入ってきた声。
ソレは、先ほど樹が聞いた声――――――――
「あ…」
「他の奴が手を出してよい代物ではない」
そこには樹の隣の席の女子生徒が立っていた。
右手に血のついた細剣を握りしめ、今にも吸い込まれそうだったあの黒い瞳は、
今は紅色だった。
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