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✛Rouge Clown✛  作者: 氷室タキ
第一章 覚醒のカウントダウン
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第1章 (2)

樹の友達が出てきました。

余談ですが、五十嵐いがらしって名前かっこよくないですか(笑)

聖南せいなん高校に行くためには商店街を通り、そこを抜けると約100メートルくらいの桜並木を通らなければならない。

今の季節、桜が満開でまさに「入学式」と感じさせる。


辺りを見れば樹と同じ紺色のブレザーを着た生徒が歩いている。

聖南高校は学年によって色が決まっており、樹たち一年生は青色である。

だから男子はネクタイ、女子はネクタイとスカートが青色のチェック柄である。制服を見れば、その人がどの学年か分かるのである。


「おーい、樹ー!」


桜並木の道も終盤に差し掛かったところ、樹を呼ぶ声が後方からした。

振り向けば自転車に乗る男子生徒――――――五十嵐いがらし 冬馬とうまが樹に手を振っている。


「冬馬!」


冬馬はブレーキをかけ、樹の歩く速度に合わせゆっくり自転車をこいだ。


樹と冬馬は中学校時代からの親友で、中学を卒業してからも結構会っていた。

だから特に懐かしいという感じは覚えなかった。

冬馬は長身で細身であり、男子女子ともに人気があった。(特に女子の)

しかし、彼に一つ欠点をあげるとするならば…


「なぁなぁ、いるかなー!超絶・美人!!」

「さーねー」


冬馬は女の子には目がない。

樹は適当に返事を返し、歩き続ける。


校門を抜け、玄関に貼ってあるクラス表を見る。

樹と冬馬のクラスは1年4組で同じクラスだった。


「同じクラスなんて、俺たちの縁も深いね~」

「はぁ、1年間冬馬と同じクラスなんて終わったなー」

「おい、それどーいう意味!?」


他愛もない話をしながら、4組の教室に入った。

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