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魔法使いは自衛隊で無双したい  作者: 賽の目四郎


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41◇魔の森威力検証

41◇魔の森威力検証

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俺を含めて6人の手持ち魔道銃の訓練が実用レベルに達した。

射場で20m先の的の中央付近にだいたい当たる。

俺は父親に言い、魔の森116番ゲートに魔道銃での魔獣への威力検証をしたいと言う。

マーク、ハンス、スティーブ、デビット、ルーク、俺の6人だ。


「本当に大丈夫か?上位魔獣は116番付近には出ていない様だが、もし遭遇したらどうするのだ?」


「念のため、魔長銃に加えて魔強銃も一丁持っていくことにしました。

重量があるので、担当は魔道銃を持たない様にします。それで今回は魔道銃5丁でやろうと思います。」


「まぁそれなら実績があるから威力不足は無いな。だがくれぐれも油断はするなよ。」


「はい、魔法組3人の魔力探知範囲は広大です。私もある程度使えるので、いきなり上位魔獣に出くわすことはまず無いかと。」


「うむ。気をつけて行くのだぞ。」


父親はそう言って頭を撫でてきた。


―――――――――――――――――――――――――――――


次の日、俺たち6人は馬車と馬に分乗して魔の森116番に出発した。

馬車には手持ち魔道銃を6丁、89式を2丁、バレットM95を2丁と各種弾薬を積んである。

魔道銃用のプロテクタも積んであるが、かなり嵩張っているな。

試作の為立体構造にしたのが原因で重ねて収納出来ないが、量産品では一部折りたためる様にして重ねられる様にするつもりだ。

9mm拳銃は各人ホルスターに入れて携えている。

マークもあれから魔法組3人と共に9mm拳銃の訓練をした。


当日の夕方魔の森116番に着き、管理棟に一泊して翌朝早くに出発する。

全員魔道銃用の革製プロテクタを着る。

かなり厚めなので魔獣相手の防護にもなって丁度良い。

そこそこ重量はあるが、金属鎧に比べたらだいぶ軽い。

防護メガネと革手袋もする。

耳栓は革鎧のヘルメットの内側にパッド状に貼り付けてあり、普段はヘルメットごと背中に垂らしてある。

胸のハンドルを引けば一気にヘルメットと耳覆いが装着出来る様に工夫してあった。


魔の森に持って入るのは手持ち魔道銃5丁、89式1丁、バレットM95を1丁だ。

さすがにそれ以上は重量がありすぎて徒歩では厳しい。

弾薬もあるしな。


ガタイの大きいマークがバレットM95を運び、上位魔獣に出くわした時は俺以外では一番使い慣れていて命中率も高いハンスが撃つ。

重いバレットM95を持ち続けるといざというとき腕が笑って狙いが付けられないからな。


89式は手持ち魔道銃と共に他の4人が代わる代わる持つ。

俺は手持ち魔道銃だけを持つ。

さすがに12歳の体力ではそれが限界だ。


いざという時は俺がその89式でハンスのバレットM95を援護する。

他の護衛は9mm拳銃と剣で牽制してもらう。

さすがに上位魔獣に手持ち魔道銃では力不足だ。

装填に時間もかかるし射程距離も短いしな。


1時間ほど定期巡回ルートを歩くとレッサーベアーが100m程度先に居るのが探知出来た。

手持ち魔道銃5丁は全て装填して安全装置を掛けてある。

撃つ順番は以下の様に決めてある。

まずスティーブとデビッドが同時に撃つ。

次にハンスとルークが同時に撃つ。

最後にマークが撃つ。

それと同時に俺がパワーアシストをかけて89式を構えておき、撃ち漏らした場合のみ撃つ。

30mくらいで撃てと言ってあるので半分くらいは撃ち漏らすだろう。

その為の3段構えだ。

実際もこれくらいの部隊構成になるだろうしな。


「あの木の向こうにレッサーベアーが居ます。あと5秒くらいで見えるかと。」


「よし、ファースト、射撃用意、見えた!撃て!」


俺の号令と共にスティーブとデビッドが発射した。

頭と肩に当たった様だが、少し暴れた後に大人しくなった。

それでもダメージは少なそうで、再びこちらに近づいて来た。


「セカンド、撃て!」


ハンスとルークが同時に撃つ。

今度は右目と喉に当たった。

さすがに倒れた。

そのまま暫く待つ。

3秒くらいで再び起き上がり、唸り声を上げてこちらに向かって来る。

向こうもこちらを視認している。

発射音もしてるしな。


「サード、撃て!」


マークが撃ち、ウィンドエバキュレーターが無いのでかなりの音が響く。

接近していたこともあり、マークの弾は開いた口に入り、その奥の脊髄を破壊した。

レッサーベアーはその場で崩れ落ち、そのまま暫く痙攣していたがすぐに動かなくなった。

さすがはマークだ。

撃った時はもう10mくらいまで接近されていたが隊長としての経験か、焦らず正確に狙って当てた。

俺も89式で頭を狙っていたが、トリガーを引く寸前でマークが発砲したので一瞬躊躇し、結局トリガーは引かなかった。

ただ、ここまで接近されたら躊躇は命取りだと思う。

次からは迷わず撃とう。


「やったね、マーク!」


「はい、ちょっと焦りましたがマーティン様もおられるので落ち着いて狙えました。」


俺は他の4人もねぎらい、手持ち魔道銃で十分魔獣を刈れることの確認が出来たことを喜んだ。

そのまま魔の森の定期巡回ルートを進み、グレイウルフ3頭、レッサーベアー2頭を魔道銃だけで仕留めた。

だんだん撃ち慣れて来た様で、ハンスとマークはそれぞれグレイウルフを一発で仕留めていたな。

ただ、命中率を高めて有効射程をもっと伸ばさないと対人戦闘ではちょっと厳しい。

この世界にも弓矢はあり、100mは平気で飛ぶのでそれ以上の距離から狙いたい。

ただ、弓矢は距離は飛んでも当てるのは至難の業なので、そこは銃器である手持ち魔道銃の方が訓練の敷居は低い。

また、100mも飛んだ矢は木の盾で簡単に防げる。

それも含めて、同じ訓練量なら100mの距離ならよほど数の差が大きくない限り打ち勝てるだろう。

うん次は椎の実弾とライフリングだな。


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