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27◇武装強兵

27◇武装強兵

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俺は武装強兵計画を練り始めた。

まずバレットM95の召喚だ。

今の俺の魔力量は1640。

バレット1丁の召喚魔力は1500。

これをとりあえずあと3回繰り替えす。

俺のを入れて合計4丁のバレットM95があれば何とかなるだろ。

これに3日間。


12.7x99mmNATO実包20発:魔力340 ×2

M95用スペア5連マガジン:魔力60 ×4

Mark4 6-24x52照準補助具:魔力600

の合計1520。

これを3日間で召喚する。


これで合計で6日で揃うな。

うん、先にガーソンに3丁分のサプレッサーを作ってもらおう。

領都中の鍛冶屋を総動員して最終仕上げだけガーソンにやって貰えば何とかなるかな。

一回作っているから寸法図面と簡易治具はあるそうで、同じ物ならバレルの現物が無くとも作れるらしい。

護衛詰所のガンロッカーは話だけでまだ作ってないので、とりあえず俺の自室のガンロッカーに全部突っ込んでおく。


バレットM95射撃要員は魔法組の3人をとりあえず鍛える。

もう9mm拳銃で火薬銃の扱い方はだいぶ慣れているし、ウィンドエバキュレーターの発動も非常に速くなっている。

狙い方もスコープがあるからアイアンサイトよりは楽だろうし。

まぁ距離が全く違うのでその点は苦労するかもしれんが。

装備が揃い次第、彼らに河原で集中的に訓練して貰う。

100発も撃てばある程度当たる様になるかな。

すると実包も訓練用にあと300発召喚せねば。

12.7x99mmNATO実包20発:魔力340 ×15=5100 、 5100÷1500≒4日だな。

うーん厳しい。

しかしやらんと死者が大勢出るし。

俺は想定した内容を紙に書き、父親の部屋に持って行った。


―――――――――――――――――――――――――――――


「父上、昨日の上位魔獣対策ですが、私なりに試算してみました。確認していただけますでしょうか。」


俺はバレットM95特選隊の構想を書いた紙を渡す。

複数の箇所で同時多発した場合の対策を考慮し、俺を含めて4人の射手を用意する。

サプレッサー3本を早急に発注する必要がある。


「うむ、分かった。この内容で良い。早速始めてくれ。」


俺は父親にサプレッサーの発注の意思を書いて貰い、それを持ってマークと共にガーソンの工房を訪れた。


「おやっさん居るかな。」


「おう、待ってたぞ。」


ガーソンはそう言うと、カウンターの横の応接セットに案内した。


「先日の「消音器」は十分に働いてくれたよ。補強してくれたおかげで、変形や亀裂もなく使えてる。今回来たのは追加発注なんだ。全く同じ仕様であと3本作って欲しい。こちらの部材は4日後に届けるんで、全体の日数は10日くらいで出来ないかな。」


俺は父親の書いた発注の意思の紙を見せて問う。


「うーん、弟子を集めてやってみましょう。領主様の意向ですので最優先でやらせて貰います。」


ガーソンは少し渋い顔をしながらも承諾した。


―――――――――――――――――――――――――――――


それからの俺は魔力枯渇との戦いであった。

6日間で3セット分を揃える。

4日間で訓練用各100発を出す。

合計10日なのでガーソンの作業日程と合うな。

実際には最初の3日で出したバレットM95のバレル部分だけ途中で渡すが。


ハンスに魔力回復に効果がある薬草ブレンドを貰い、何とか10日で完了させた。

ガーソンもちょっと遅れて12日目には完了してくれた。

これで撃てるな。


揃った次の日、朝食後すぐにマークと魔法組3人と俺とで河原の射場に行く。

的を4個に増やし、その分後ろの小山ブロックも増設した。


一応距離20mで3丁とも試射してみる。

どれも追加したサプレッサーは変形も割れもせず、きちんと撃てている。


馬車に積み込んで全員で下がる途中、俺は100m付近で止めて双眼鏡を出して距離を測る。

双眼鏡のスケールが、4個並んだ的の両端の間隔の3mと100mの距離が対比するまで下がる。

そこに石を積んで100m地点の目印とした。


その後更に100m移動し、的から200mの発射地点にテーブルを4個並べる。

それぞれにバレットM95一式を置き、サイトインを開始した。

最初にやったのと同じ様にバレルを分離してボアサイトでスコープをおおまかに合わせ、レシーバーと組んで試射をする。

だいたい各10発くらいで合わせられた。


「まず、この魔強銃の取り扱いの説明をするよ。まず見ていて。」


最初にセーフティがSの位置になっていることを確認する。

次にマガジンを取り外し、12.7mm弾を5発詰める。

ボルトを引き、マガジンを装着する。

ボルトを押して下げ、スコープを覗く。

ウィンドエバキュレーターを発動する。

スコープの十字線の中央を的の中央に合わせ、セーフティをFに回し、トリガーを引く。

銃口に閃光が出てそれほど大きくない爆音がし、反動で銃が下がる。

スコープのズームダイヤルを回し、大きく見える様に調整して的のどこに当たったかを確認する。

確認し終わったら、一番小さく見える位置に戻す。


「これが一連の動きだよ。これを繰り返して目標を撃っていく。」


俺は魔法組一人一人に付きっきりで手取り足取り教える。

狙いが小山から外れると6km以上飛ぶしな。

スティーブ、デビッド、ルークの順に教え、安全教育も徹底的にする。

3人とも30発を撃つ頃には的の中央50cmくらいに集弾する様になって来た。

その時点で穴だらけになった的を交換し、膝射と立射を教えていく。

現場では常にテーブルや支えになる立ち木がある訳ではないしな。

咄嗟の時に有効に構えられないと被害が大きくなる。


「次はテーブル無しで座って撃つよ。まずは見ていて。」


俺はしゃがんで左足を前に出し、左肘をその上に乗せる。

右足は正座の様に曲げて少し右に開く。

そのまま銃を構え、5秒間安定させる。

弾を抜いてあるバレットM95のトリガーを引いて空撃ちする。

空撃ちした瞬間のスコープのブレをなるべく抑える様に集中する。

これを3人に繰り返させた。

俺も一緒にする。


10回やっては小休憩し、それを更に10回繰り返す。

3人ともスコープのブレはかなり収まったと言うので実射に移る。


まず俺が膝射で10発撃ってみる。

だいたい的の中央50cmくらいの範囲に当たるな。

次に魔法組に一人づつ10発撃たせてみる。

スティーブはまぁまぁ的の中に当たる。

デビッドは半分くらいは的から外す。

ルークは的に3発くらい当たっていた。

これなら的の後ろの小山を外すこともあるまい。

そのまま30発撃つ様に指示し、俺も20発ほど練習する。

撃ち終わる頃には3人ともだいたい的の中心付近に当たる様になっていた。


次は立射だ。

これは緊急時の射撃なので的までの距離を100mまで詰める。

3人と俺はバレットM95を抱えたまま100m前進する。

マークも馬車の馬を牽いて後に付いてくる。

目印に置いていた石積みの位置で弾を抜いたバレットM95を構える。


まず俺が見本を見せる。

銃を自然に構えそのまま右足を少し後ろに回して体が的に対して斜めになる様にする。

上体を的に対して反らし、左肘が体の左側面に沿う様にする。

腰を少し前に突き出し、銃を左右に振って体が自然に安定する箇所を探す。

その時、左手は銃から離れるので銃床下の2脚のどちらか一方を掴んで安定させる。

右腕は脇を少し空け、銃床をしっかり当ててホールドする。

スコープを覗いて的が安定したらトリガーを引いて空撃ちする。

これを膝射と同じ様に繰り返させた。


空撃ち練習が終わったので、まず俺が実射してみる。

10発撃って8発は的に当たった。

距離が半分とは言え、立射は厳しいな。

やはり緊急用だ。


3人にも撃たせ、30発を撃つ頃にはだいたい的に当たる様にはなった。

これでとりあえず3人とも撃てる様にはなった。

実際の魔獣は動くし保護色で見辛いし山の斜面なら仰角もつくして、そう簡単には当たらないだろう。

それは今後の訓練の課題としてとりあえずは父親に報告しよう。


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