《ヘブンズゲート科 個別症例記録》
◆【あいか個人観察メモ】
観察対象:高坂 隆(23)
※正式カルテには絶対に載せません。
※あいかの個人的な備忘録です。
▼1)基本情報
氏名: 高坂 隆
年齢: 23歳
所属: 陸上自衛隊・相馬原駐屯地(空港封鎖支援班)
担当ナース: 五鈴あいか
身体特性: 第二波反応の典型的な増幅個体
▼2)初診および主要所見(32話準拠)
■計測値
平時計測:7cm
負荷時最大:20cm
周径:唯先輩の手首と同等
→ 循環負荷が最も大きい症例群
■反応特性
持続時間が長い
減衰が遅い(波形の戻りが粘る)
痛みや熱感の訴えなし(本人は快調と認識)
■日内変動
明確な日内変動あり
負荷依存で振れ幅が大きいのが最大の特徴
(佐久間の“揃いすぎ”とは逆ベクトル)
あいか所感:
「循環側の負荷が強く出るタイプ。軽症の括りにしては、波形が全然軽症じゃない。」
▼3)回復・体力特性(演習パートより)
異常な短時間回復。疲労蓄積がほぼゼロ。
休んだ瞬間に呼吸が整うほど立ち上がりが早い。
活動後の倦怠感が出ない。むしろ“軽くなる”。
睡眠時間が短くてもパフォーマンスが落ちない。
あいかの記録:
「……第二波って、本当に生理学の教科書を書き換えに来てますよね。」
▼4)処置時の反応(医療用語のみ)
誘発潜時は標準より短い
呼吸同調が非常に良く、誘導がしやすい
循環負荷の上昇が急で、モニターの立ち上がりが鋭い
“太さ由来の血流ピーク”が他症例より危険域に近い
あいかの所感:
「正直、長さより太さのほうが問題。心拍と血流の上がり方が鋭すぎる。」
▼5)心理・コミュニケーション傾向
礼儀正しい
冗談のセンスが妙にストレート
あいか本人の胸についてさらっと聞いてくる度胸あり(※32話準拠)
好意か尊敬か、線は曖昧だが“担当者として信頼している”のは確実
あいかの本音:
「聞かれたから答えただけです。Gですって。
……いや、言いましたけど、後悔はしてます。
聞かれたら普通に答えちゃうんですよね……私。」
(唯先輩が後でからかってきそう)
▼6)総合所見(あいかの医学メモ)
「佐久間さんとは違う“第二波の典型”。
佐久間さんが“揃いすぎる異常”なら、
高坂さんは“負荷の跳ね方が大きすぎる異常”。
循環負荷で一度間違えると危険なので、
フェーズ判断を丁寧に行う必要がある。
体力面では誰よりも回復が早く、
“軍務向きの第二波”と言ってよい。」
▼7)あいか個人メモ(感情面・下世話ぎりぎりver.)
「……手首並み、か。
唯先輩の手首と同じ太さの“循環負荷”。
数字だけ見れば、注意が必要な症例。
でも――心のどこかで別のことを考えてしまった。
この太さで、負荷が戻らないまま3回の排液処置にも耐える体力。
23歳で、第二波の回復特性まで加わって……
“ああ、これは、持つよね”と、医療的には理解できる。
理解できるけど。
……なんで私、そこで頬が熱くなるの?
最近、高坂さんが胸元を見てくる時の“あの顔”が
妙にかわいく見えてきた。
正面から目が合うと、視線が一瞬泳いで、
でも結局また谷間を見る。
完全にバレてるのに、本人気づいてないのか誤魔化してるのか……
どっちにしてもずるい。
それで困るのが――
『彼、きっと…すごいよね』
って、私の心がちょっと揺れる瞬間があるってこと。
もちろん私は、絶対に“線”は越えない。
越えないけど……
“もし彼と向き合ったらどうなるんだろう”って、
ふと想像してしまうくらいには。
……第二波のせい?
いや、違う。
私自身が気をつけないといけないところ。
でも……谷間を見ながら照れて笑う顔、
本当にかわいいんだよね。……誰にも言えないけど。」




