第7話 「ロビーの光と、同僚達の決意─④」
【E.O.S.対策国際医療協議会より通達】
平素より、当協議会発信資料をご閲覧いただき、誠に感謝申し上げます。
先日、長らく動向の停滞が続いておりました**読者登録(通称:ブックマーク)**に、新たなご協力者が確認されました。
当協議会一同、これを重大な励みとして受領いたしました。
継続読者各位より寄せられる反応は、今後の治療研究方針および物語展開(※俗称:更新)の判断に大きく影響する重要指標であります。
つきましては、現在 「静観中の閲覧者」 の皆様におかれましても、
もし本計画が「継続観察に値する」とご判断いただける場合、
ブックマークによる意思表示は、政策決定の迅速化に寄与するものと考えます。
なお、強制力は一切持ちません。
あくまで任意の協力によるものです。
ですが――任意とはいえ、我々はその温かい一票が、
現場を支える確かな力となることを知っております。
今後とも、E.O.S.計画への理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
E.O.S.対策国際医療協議会
広報局
なろう。戦略対策室
有喜が目を覚ましたのは、処置後の小さな仮眠ベッドの上だった。
白いカーテン越しの光がやわらかく、緊急処置の張り詰めた空気はもうない。
……のに。
ベッドの周りには、あいか・お美々・久保田・戸田・三輪が なぜか揃って寄り囲んでいた。
「……お、おはよう……」
有喜が上体を起こそうとすると、三輪が素早く支える。
「次長、急に起きると血圧変動します! はい、ゆっくり〜」
「そ、そこまでしなくても……」
あいかが腕を組んで笑った。
「次長、あれだけ数値を跳ね上げて、ガチガチに膨張させた人が、
どうして今だけ控えめなんですか〜?」
「いやそれは……職員として……恥ずかしいと言うか……」
久保田がニヤッとしながらカルテに書き込みつつ言う。
「次長、うちの病院では“処置後羞恥反応”は正常範囲ですよ。
膨張度が急に下がると副交感神経が優位になって“賢者”が出やすいんです」
「そ、そんな医学的解説いらないから……!」
戸田がタオルを持って近づく。
「次長、汗も出てますし、シャワー行きましょうか? 転倒リスクありますから、
私たちが“お手伝い”しますからね♪」
「お手伝いって……いやいやいや! 自分で入れるから……!」
お美々が笑いながら肩をすくめる。
「じゃあ、着替えはどうします? 腕上げないほうがいいですよ?裂けますから。
ほら、患者衣、私たちが着せますね♪」
「待って、せめて自分で……!」
あいかがすっと前に出て、穏やかだが逃げ場のない声で言った。
「次長、私たちはあなたを助けた“担当チーム”ですよ?
遠慮なんてされたほうが……逆に心外なんですけど?」
「う……」
お美々が口元に手を当てて笑う。
「それに次長、照れると心拍上がるんですよ?
はい、深呼吸〜。そう、かわいい患者さんですよ〜」
「かわ……ッ!? お、美々くん……!」
そこへ久保田が真顔で追撃。
「次長、ナースのうんちくですけど……
“医療現場では患者の羞恥を笑わない”って原則あるんですが、
仲間相手だと逆に“からかって安心させる”って文化もあるんですよ?」
「そんな文化いらない……!」
しかし誰も引かない。
三輪:「次長、排液は今日から毎日チェックしますよ。
“日課”なので覚悟してくださいね」
戸田:「安全のためにベッド周辺の見回りもしますから、逃げないでくださいね〜?」
お美々:「次長♪ 今日の張りはとっても良い角度でしたよ〜、また見せてくださいね〜?」
「あの……君たち……???」
あいかが仕上げとばかりに、ベッドの足元に片膝をつき有喜を見上げた。
「次長。
あなたは……私たちが守った命です。
だから少しくらい、私たちに甘えてくださいよ。」
その声音だけは、処置中と同じ“本気の医療者”だった。
有喜は観念してシーツを握り、かすかに笑った。
「……恥ずかしいけど……頼むよ。
ほんの少しだけ……甘える。」
ナースたちの笑い声が、処置室とは違う穏やかな空気を満たした。
【おまけ】 ~ヌキ抜きナース5人の有喜劇場~
「いや……その……み、みんなの前で、こんなに……
ほ、本当に任せていいのか……?」
──すかさずナース陣が包囲する。
あいか:「次長〜? いま遠慮したら余計危険ですよ〜。ほら、出しちゃいましょう♪」
お美々:「その控えめな感じ……逆に心拍上がりますからね〜?」
久保田:「次長、恥ずかしがる時間で膨張度上がりますよ、ほらほら〜」
戸田:「うちの彼より……素敵ですよ、次長。(真顔)」
三輪:「次長、その角度!!……はい“解放反応”入りました〜♪」
「こ、こ……こうかい!?
こ、こうやって……力を抜けば……いいのか……?」
あいか:「そうそう、上手ですよ〜次長♪ そのまま〜」
お美々:「はい、今日も“いい角度”入ってます!」
戸田:「わぁ、いい膨張ぉ〜。ヤりやすい〜」
久保田:「はい次長〜、その脱力維持でお願いしまーす」
三輪:「ちょろい患者さんだなぁ、ほんと」
「ど、どうだっ……!
お、俺……続けてもう1回……だ、だそうか!?(なぜか得意げ)」
あいか:「次長、なぜ急に強気……?」
お美々:「でも角度いいから許します♪」
久保田:「調子乗った膨張してますね〜次長〜」
戸田:「いや〜……この人、扱いやすいわ〜」
三輪:「はいはい、元気なのは結構です〜。でも回数守りましょうね〜次長♪」
(ナースたちの心の声)
――“アホだ、この次長……良かった元気で(医療的意味で)”
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※このやり取りは、医療チームが患者の緊張を和らげるためのコミカル演出であり、
性的意図・性的サービス描写は一切含まれていません。
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